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幼馴染は二人とも愛が重いです!  作者: 河井こまち
一章 高校1年生一学期
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第十一話 お出かけ、それともデート? ③

下のフロアにやってきて、服屋とかいろいろなところを見たけどあまり何もすることがなくゲームセンターにやってきた。

ゲームセンターをひと通り見てみると雫が声をあげた。


「あっ、これ。ねえねえ奏汰君みてみて」

「うん?あっ、これは」


そこにあったのは可愛らしい小鳥のぬいぐるみ。

様々な種類の小鳥がいてとても愛らしい。


自己紹介でも言っていただろうか。

雫は無類の鳥好きで特にセキセイインコなどのインコが好きで家で飼っている。


UFOキャッチャーにあったのはそのインコであった。

しかも家で飼っているものと似たような色が。


「これ雫の家のぴーちゃんに似てるね。これが欲しいの?」

「うん。やっぱり奏汰君もそう思う?これすごくぴーちゃんに似てる。取りたいな〜」

「よし、やってみるか」

「えっ、良いの?」

「良いの。今日は誘ってもらったし。そのお礼も兼ねてやってみるよ」

「わ〜!ありがとう!」


そう言われて、絶対に取りたいと思いながら財布から100円を取り出して投入する。

とりあえず少し右で掴んで獲得口のある左に寄せようかな?

そう考えながらアームをあわせて降下ボタンを押す。

するとアームは2本の爪で体を掴み一番右の爪で支える。

そして持ち上がって、落ちるかなと思ったけど案外落ちなかった。

アームのパワーは強いようだ。

するとぬいぐるみは上手く獲得口方向に落ちてきて、ガードの上にあたりポトリと獲得口に落ちる。


「えっ?」

「えっ、と、取れた!取れた!奏汰君取れたよ。凄いよ奏汰君!」


なんと1回で取れてしまった。

今回は運も良かったようだ。


「良かった。取れたよ」

「本当に取れたよ。しかも1回で。本当に凄いよ奏汰君」

「そうかな?はいこれどうぞ」

「ありがとう!うん。やっぱりぴーちゃんに似ている」


雫は取れたぬいぐるみを見て喜んでいる。

ぬいぐるみを持っているだけで可愛いし、取れてよかったなと思った。


「奏汰君。どうもありがとう。大事にするね」

「どういたしまして」


本当に良かったな。


その後もゲームセンターをふらついて俺達は帰路についた。


「あ〜今日は楽しかった」

「うん。俺も楽しかったよ。今日は誘ってくれてありがとう」

「こちらこそ、付き合ってくれてありがとう。そしてこのぬいぐるみも。とっても気に入ったよ」

「そう?それは良かった」

「うん。またこうやって遊びたいね」

「うん。またよかったらどこか行こうか」


そうやって次の約束もする。

明日から通常授業だけど、またこうやって雫と遊びに行きたいな。


しばらくすると家についた。


「それじゃあ雫また明日」

「うん。また明日奏汰君。おやすみ」

「うん。おやすみ」


そう言って雫と別れる。

今日は楽しかったし、また明日からも頑張ろうと思った。

そう思いながら家に入った。


しかしこの生活も長続きはしない。

このことをこのときの俺も雫も思いはしなかった。

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