2.ゲームスタート
「おいおい、こんなのなんかのドッキリだろ?」
「そうに決まってんだろ!デスゲームなんて馬鹿げてる!先生達を探してくる!」
「で、でも!…テレビにいっぱい死体が映ってたじゃん!」
「あんなのCGか何かだろ?!そんな馬鹿げた話があるわけないだろ!」
教室にいる生徒達はデスゲームなのを信じる者や、信じない者で混乱していた。
すると突然、再びテレビがついた。
『本当はあまり干渉しないつもりだったのだが、あまりにも信じていない者が多いので、こうすることにした。』
そう言い、ピットが指を弾いたその瞬間、クラスメイトの一人の頭が弾けた。まるで膨らんだ風船に針を刺したときのように弾けた。
それを見た女子が悲鳴をあげた。
『安心したまえ、殺したのは村人だから人狼の人数が減ることはない。』
ピットはニヤリと笑った。
『これでわかっただろう?このゲームは本物のデスゲームなんだよ。それでも疑うのならば学校の敷地外に出てみればいいんじゃないかな?まぁ、そうなったときはゲームオーバーになるだけだがね。』
人の感情がわかるわけでわないのだが、おそらく生徒全員が怯えていたんだと思う。
なぜなら、誰も声を出さず、その場に崩れ落ちる人もいたからだ。
『わかってくれて嬉しいよ。これ以上参加者を減らしたくはないからね。それでは、頑張ってくれたまえ。』
そして、テレビが消えた。
それから何時間が経っただろう?昼飯も配られたが誰もそれを食べなかった。
生徒全員の気が滅入り、あわよくば夢ならばよかったのにと思い始めてきた時、テレビがついた。
『やぁ、生徒諸君。気分はどうだい?…よくは、なさそうだね。…まぁ、どちらにせよ投票は行うがな。それでは君達!楽しい投票の時間さ!』
いつのまにか生徒達の手にはタブレットが握られていた。
『そのタブレットに怪しいと思う奴の名前を書きたまえ、タイマーは五分さ、じっくり考えるんだな。』
さっきまで無言だった生徒達は、自分が死ぬかもしれないとわかった瞬間、慌て出し、話し始めた。
そして、五分はすぐに過ぎた。
このクラスで選択された者は、名前を覚えていない女子だった。
「嫌だぁあ!死にたくない!なんでお前たち私に票を入れたんだ!私は学級会長だぞ!いつもあんだけ頼りにしてきたくせにこんな時はすぐに切り捨てるのか!ふざけるなぁあ!」
『それでは、これより処刑を始める。離れた方が良いと思うぞ。』
ピットは指を弾いた。
先程までうるさかった学級会長は、今はすごく静かだ。
胸に風穴が開き、四肢は爆発したかのようにもげていた。
不思議と恐怖や悲しみとゆうような気持ちは湧いてこなかった。なんなら今は静かになってよかったとまで思ってしまっていた。




