表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/18

18.盗賊ポーカー

 ゲームが開始と同時にタイマーが動き出し、プレイヤーの目の前にカードが五枚現れた。

 慎太郎の手札は、スペードの2、ハートのA、ハートのJ、クローバーのJ、ダイヤのAだった。

「さぁ、ゲームを楽しんでくれたまえ。」

 ピットがそう言った瞬間、ピットの体はいきなり現れた煙にまとわれ、煙が消えた頃にはピットの姿はなかった。

 少しして、一人の男性が喋り出した。

「それじゃあ、自己紹介をしようか。僕の名前は天空寺(てんくうじ) 清隆(きよたか)だ。そして、僕の隣にいる女の子は、天空寺 (まい)だ。彼女は内気(シャイ)でね、あまり喋らないんだ。じゃあ次は、舞の隣の人、お願いね。」

 舞の隣は慎太郎だったので、慎太郎は自己紹介をし、その隣にいた葵、次に隣にいた信長へと進み、そして、最後の女性へと進んだ。

「私の名前はエリナ、私は誰も信用しない。あなたたちがどんな人で、どんなにすごい功績を残していたとしても、私はあなたたちを信じない。」

 慎太郎は、葵と信長に声を掛けて、三人でその場を離れた。

「どうしたんだ?小僧。突然外に出ろって。」

「ちょっと試したいことがあってな。」

「試したいことだと?」

「ああ、所有権を失ったカードは消えるのか、それともそのまま存在するのか。」

 慎太郎はそう言いながら、スペードの2を床に置いて、その場から後ろに二歩下がった。

 すると、慎太郎は新たに、スペードの3を手に入れた。

 だが、床に置いたカードはそのまま残っていた。

「残った…のか?」

「いや、時間経過で消える可能性がある、ちょっと待ってみよう。

 五分ほど経った頃、床に置いたカードは消えてしまった。

「だいたい五分程度で消えるのか、これは何かで使えるかもな。」

 慎太郎は手札を見て、二人に聞いた。

「そういえば、お前たち、手札はなんだったんだ?」

 最初に信長が答えた。

「スペードの9、ハートの3、クローバーの5、ダイヤの3、ダイヤの6だ。」

 そして、次に葵が答えた。

「私のは、スペードの5、スペードの6、ハートの7、クローバーの8、クローバーのKだよ。」

 そして最後に慎太郎が答えた。

 少し考えた後、慎太郎が言った。

「信長のスペードの9と、葵のクローバーのKを交換してくれ。そうすれば葵のカードがストレートになる。ストレートなら、おそらくだが、負けることはないだろう。このゲームで大切なのは最初のうちに点をとっておくことだろう。」

「だから一番点がとりにくそうな葵に、最初に点を取らせるわけか。いいだろう。葵、ほら、カードだ。」

「…うん、ありがとう。…はいこれ。」

 信長と葵は、カードの交換を行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ