16.train train9
十羽ほどの鳥が慎太郎たちに突っ込んでいった。
五右衛門は突っ込んでくる鳥たちの方を向いた。
「ここは俺に任せろ!」
五右衛門は突っ込んでくる鳥たちの羽根を能力によって切断した。
「任せたぞ!五右衛門!」
慎太郎たちは五右衛門を残し、先頭車両へと急いだ。
先頭車両一歩手前のところで、敵チームと思われる男性一人が現れた。
「先頭車両には行かせないよ?」
その男性の周りには鳥が集まっていた。
「僕の能力は僕の所有物、もしくは僕自身に攻撃してきた者にそのダメージをそのままそっくり返す能力。僕を殺すには最低でも一人は犠牲にしなければならない。…さぁ、どーするよ?」
すると、信長が慎太郎と葵の肩を掴んだ。
「お前たちが先頭車両に行け、先頭車両に行って、毒でも使って全滅させてこい。そしたら、あとはあいつを外に放り出すだけで勝てる。お前たちにかかっているぞ。」
そう言って、信長は慎太郎と葵を能力で小さくて、先頭車両に向けて投げた。
先頭車両についた二人は、元の大きさに戻ってしまった。
「なぁ、葵」
「なに?」
「僕が、奴らの気をできるだけ引いてみる。お前は、隙を見てあいつらに毒を打ち込め。最悪、自分が死んでも良いと思え。いいな。」
「…わかった。」
すると、敵チームの一人が、慎太郎に向かって銃を発砲した。
慎太郎はそれを避けることができず、左肩に銃弾が当たってしまった。
「…ってぇ」
慎太郎は武器を持っていなかったので、拳銃を持っている相手とは分が悪かった。
だが、なんとか、食らいつき、ついに、四人全員を倒すことができた。
慎太郎と葵が、信長がいる車両に戻ると、そこには信長と最後の敵チームのみが残っていた。
「おい!おっさん!他の奴らはどーしたんだ!」
「…!小僧!やっと終わったか、」
信長は、最後の敵チームを窓の外に放り投げた。
そして、その瞬間、アナウンスが流れた。
『ゲームセット!お疲れ様君達。勝利条件の一つである、敵チーム全員を列車から離れさせる。を達成したため、君達の勝利だ。生き残ったのは君達三人だけのようだね。お疲れ様。転送の準備をするからちょっと待っていてくれ。』
「おい、おっさん!生き残ったのがこの三人だけってどーゆーことなんだよ!」
「全員死んじまったってだけだ。俺たち以外な。…そうギャーギャー騒ぐな小僧。このゲームは人が死ぬことを前提で作られているんだろう?ならば、仕方のないことだ。」
「…やっぱりあんたのことは好きにはなれないよ。おっさん。」
三人は、次のゲーム会場えと転送された。




