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12.train train5

 これは、五右衛門達と別れた後すぐの三人の話である。

 次の号車には誰もいなかったので、そのままその次の号車に進んだ。

 だが、その号車にも誰もいなかったので、その次に進んだ。

 その次も、その次も、その次も、誰もいない号車が続いた。

「なぁ、葵。」

「…なに?」

「今俺たち、いくつ進んだんだ?」

「…わかんないけど、二十は進んでるはずだよ。」

「じゃあ、普通の列車って、何車両くらいあるんだ?」

「十四くらいじゃないかな。」

「これって、あり得るのか?」

「…まぁ、あり得はするんじゃない?あいつのゲームだし。」

 そこから、会話はなくなり、次の号車へ、次の号車へと、進んでいった。

 進んだ数が三十ほどになった頃、慎太郎が口を開いた。

「なぁ、この列車って、丸い線路をまわっているんじゃないか?」

「…うん、そうだね、ずっと同じ線路をずっとまわっているみたいだね。それがどうしたの?」

 慎太郎は窓の外に見えるあるものを指差しながら言った。

「あれって、線路じゃないか?」

 慎太郎が指を差した先には線路があった。

「もしこの列車が三十を越えるなら、外に列車が見えるんじゃないか?」

「たしかに、じゃあどうなってるの?」

「わからない。わからないが、ループしているんだと思う。」

 そう言いながら、慎太郎は、窓を破った。

「なにやってるの?」

「外に出たら、なにかわかるかもしれないだろ?」

 慎太郎が、窓の外に出た時、窓の外から、慎太郎が列車の中に入ってきた。

「これは、いったいどうゆう能力なんだ?」

 すると、窓から人が一人入ってきた。

 黒髪で長髪の女性だった。

「誰だ?あんた、なんで急に窓から入ってきたんだ?」

「私は、フレン、私の能力は、『私に惚れた人物からの攻撃を一切受けない。』あなた達は一生この場所から動けない。なぜなら、私に勝てないからね。」

「だが、あんたの能力じゃ、俺たちを殺すのも無理じゃないか?」

「いいのよ。私が頼まれたのは時間稼ぎだもの。あんたたち三人のね。」

「時間稼ぎ?あんたにできるのか?」

「できるわよ?もうそっちの方は私の能力にかかってるわよ。」

 慎太郎が信長の方を見ると、信長は少しも動けないでいた。

「おい、信長?なにやってんだ?お前。」

「う、動けん。全く動けん。」

 慎太郎は、信長を見て呆れていた。

「まぁ、いいか。こんな(アマ)一人程度、俺一人で十分だろう。」

 すると、突然、フレンが着ていた服を脱ぎ始めた。

「そう言っていられるのも今のうちよ。あなたもそこの男みたいにしてあげるからね。」

 慎太郎はそんなフレンに近づいた。

「…え?…な、なに?」

「あの、もういいか?」

 慎太郎は握り拳を作った。

「え?な、なんで私の能力にかからないの!?」

「あんたの能力って惚れたら、だろ?あんたみたいに急に服を脱ぎだすやろうに惚れるわけないだろ?」

 そう言い、慎太郎は作った握り拳でフレンを殴った。

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