第7話 日常
ぎ、ギリギリスマホの回収までに7話かけた……!第7話からは涼の視点になります!楽しんできてください!
……あれから1週間たったが普通の日常っていう感じだな、他の人にとっては。
「また、寝れなかったな。すずは、今どうしてるんだろう……」
あの後目が覚めると山の入り口に倒れてたみたいで偶然通りかかった人がそれぞれの親に連絡してくれたみたいで目が覚めたら自分のベッドだった。その後一応すずに関して調べてみたけど、ホントにいなかったことになってるみたいだ。すずのお姉さんのことを知ってる人どころか山のルールのことを覚えている人すらいなかった。由衣に自然な流れで1番仲のいい人は誰かを聞いたけど、すず以外の女子の名前が出てきてた。あいつの言ってた話は本当だったみたいだ。
「涼?それそろ学校行かないと遅れるわよ?」
そう考えていると母さんが声を掛けてきた。本当は学校なんて休んでなんとかすずを助け出す方法を探したいところだが……流石にこれ以上母さんに心配をさせたくないからな。行くとするか。
「分かった。行ってきます。」
「行ってらっしゃい!気をつけてね!何かあったらすぐ言うのよ。」
母さんに相談しても無駄だから少なくともすずのことは言わないけどな。はぁ……すずとはあって1週間程度なのに何となく違和感があるんだよな……クラスのムードメーカー的なポジションだった事もあるんだろうけど。これならいっそ俺の記憶も消してくれれば……そもそも俺にかけられてる呪いってなんなんだ?正直原因があるとすればひとつしかないと思うんだが。そう考えながら歩いていると
「……う!おい!涼!」
「翔斗?なんだ?」
「なんだ?じゃねーよ!俺、何回もお前のこと呼びかけたのに全然気づかないんだぜ?そんなにその本に出てくるすずってやつのその後の展開が気になるのかよ?」
「……ああ、とても面白い本だからな。」
「そんな面白いんだったらなんて本か教えてくれよ!なんで教えてくれないんだよ~……」
「俺も昔に買った本だから覚えてないんだ。最近ふと思い出して読み返しただけだから売ってる場所も分からない。」
「ならその本貸してくれよ~!」
「続きがどこで売ってるか分からないまま読んでもし翔斗もハマったらテスト勉強なんてすっぽかしてずっとワーワー言うだろ……」
まぁ、その本の話は時々すずの名前を出した方が思い出すきっかけを作れるかと思った時に適当に言ったものなんだけどな。翔斗は1度気になったらしばらくずっと言ってくるから面倒くさい。おかげでまだ貸せ貸せ言ってくる。そんな本ないからかしようがないんだけど。
「テストの話はすんなよぉ~……そういう涼だってテスト勉強してんのか!?」
「俺は1日に決めた時間はキチンと勉強してる。予習復習もしてるからテスト勉強する必要はあんまりない。」
「ハァァァァ………そうだった、涼は頭がいいんだった……運動も涼できるしホント人生の勝ち組って奴だよなぁ……」
翔斗は涼を恨めしそうな目で見つめる。
「俺が人生の勝ち組だったら今ここに引っ越してきてないと思うけど。」
「また意味深発言しやがって〜!そろそろどういうことか話してくれよ!流石にその事はあまり追求しないようにしてたけどそろそろ我慢の限界なんだよぉ……」
何度聞いただろう、翔斗の口から我慢の限界という言葉を。出来ればすずを助け出してから改めて話そうかと思ってたんだけどもう暫くあとのことになりそうだからな……
「はぁ……もう少し後になそうかと思ってたんだけど、これ以上後にすると本気で翔斗が暴れだしそうだから話す。でも話すなら由衣にも話した方がいいだろうから、今日の放課後にしてもいいか?」
「おう!やっと涼の悩みを聞けるってことだろ!由衣も今日は特に予定ない日だと思うぜ!」
「俺の悩み……?というより少し暗い話ってだけだぞ?」
なんで悩みという単語が出てくるんだ……?
「だって、少なくとも涼はその事によって寝不足気味だろ?なら悩みみたいなもんだろ!」
「……なんで分かった?」
「そりゃあ弁当の栄養バランスといい勉強面といいキッチリしてる人間が寝ることだけを疎かにするとかおかしいだろ!」
当然分かるに決まってるだろ、という顔で翔斗は話す。
成程、翔斗はすずが体が弱かったこともあって洞察力が高いのかもしれないな。前山で話してる時もうお前をおぶるのは嫌……とか言ってたし。基本真っ先にすずの異変を気づいてたんだろ。
「ってやべ!この時間でここ歩いてたら遅刻確定だ!涼!走るぞ〜!」
「あぁ、分かった!」
本当に、翔斗といると暇することは無さそうだな……
そう考えながら俺達は全力で学校まで走りギリギリチャイムに間に合った。
~放課後~
「にしても由衣も予定空いてて良かったな!涼!」
翔斗が明るい声で涼に話し掛ける。
「そうだな、由衣は時々予定がある時があるからな。」
「2人よりも遊べない日がちょっとだけ多いくらいで大袈裟だよ。それでどこで話す?」
「……あまり人には聞かれたくないから、人が少ないところがいい。」
「人が少ないところ……あ、あそこの公園でいいんじゃね?」
「あそこ、全然人来ないもんねぇ……」
まぁこの辺の小さい子は自然を使った遊びの方が馴染みがあるからだろうな……年齢が上がればスーパーやバスを使って少し遠出したりするだろうし。
「なら公園で話す。でも自分で言うのもなんだがあまり聞いていて気持ちのいい話じゃない。だから聞くのが嫌になったらすぐに言ってくれ。」
「流石に自分が聞きたくないって理由で話すのを辞めさせたりはしねぇよ……」
「そうなのか?前住んでたところでは時々その事を知らない人がいて説明しようとしたことがあるんだけど、途中でそんな話聞きたくない、とか言って帰っていったからそういうものだと思ってた。」
「へぇー、涼くん。その子の名前分かったりする?」
か、顔が怖い。由衣の顔が般若になりかけてる……
「そ、そんなに気にしなくても大丈夫だ。俺もなんとも思ってないし。」
「ならいいんだけど……」
まだ顔が般若のままだぞ。絶対そう思ってないだろ。
「よし!公園に着いたし涼!話してくれ!」
「分かった……これは小学3年生だった頃だ……」
次回は涼の過去が明かされますね!すずがいない日常は涼にとっては違和感しかないでしょうね……可哀想に……(作者が何言ってんだ( 人 ((☆彡つ ゜ д゜)スパァン)
予定では明日投稿するつもりなんですけど習い事あるので投稿できない可能性が……遅くても金曜日には出せるようにします!それでは第8話もお楽しみに!