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君の心に灯火を……  作者: 雪
582/582

第582話 無くなった物

後書きありです!楽しんできてください!

「……涼。」


じーっと俺が正座をする涼を見つめていると、涼はイライラしながら


「なんで俺正座させられてるんだ???しかも翔斗に???」


と文句を言ってくる。

なんでって一応部屋漁るためだけど……って今俺バカにされた?サラッと流れるようにバカにされた?????


「え、俺にって何?お前なんか……ちょくちょく俺の事バカにしてね?」


気のせいかと思いながらも俺が聞いてみるも涼は悪びれる様子もなく


「いや、バカにしてるぞ?」


と言い切る。


「は???」


なんだこいつ俺の事本当は嫌いだったりする?え???

今度は俺が苛立ちながら涼を睨んでいると涼はキョトンとした顔で


「……?」


特に何か言うことも無く俺を見つめている。

えぇ……間抜けズラにも程がある……


「なんだよその顔……」


俺がついそう呟くと涼は不思議そうな顔で


「……嫌なら辞めるが……それはそれで翔斗うるさくならないか?」


と聞いてくる。

……こいつが俺に嫌味言わなくなったら……?ん〜きもちわる!!!え、怖い怖い怖い!?!?!?


「え、うん。熱出たのか疑う!!!まぁ今ももう疑ってるけど!!!」


俺が全力でそう言い切ると涼は複雑そうな顔で黙り込む。


「いやだってあんなに切ろうとしてたやつが急に全部どっかやってたら死のうとしてるんじゃないかって疑うじゃん?」


そこに付け足すように俺が笑ってそういうと涼はムッとした顔で


「失礼だな。もう使わないと思ったから捨てただけだ。」


と言う。

……もう……使わない……?え?……マジか。こりゃお祝いしないと……!!!


「……成長を……感じる……よし!奢るどっか行こう!」


グイッと涼の腕を引っ張り立たせるといきなりの誘いで涼は戸惑っているのか


「……は?いや俺はそういうの苦手……」


と後退りする。

こういうところはなんか……人付き合い下手な感じ残ってるわ。ま、それはそれでいいけど!

テキパキと涼の荷物もまとめて持たせるともう一度俺は


「行こう!!!」


と誘う。


「……あ、あぁ……」


「どこ行く?とりまいつものショッピングモール?」


勢いに負けた涼を外へと連れ出した俺はとりあえずショッピングモールの方へと足を運びながら聞いてみる。


「まぁ、そこぐらいしか行く所がないからな……というか俺奢り奢られは苦手なんだが……」


涼は遠慮がちにそう言うものの俺は笑って


「ご褒美ご褒美!」


と受け流す。

すずと由衣いいってもビビるだろうし怜斗に関しては真偽確かめるために部屋の中ひっくり返しそう……いや、案外あっさり流すかも?ま、なんでもいっか!

2月の割には日差しの強い空を眺めていると不意に涼が


「ご褒美……あ、なら買い物に付き合ってくれ。」


と言ってくる。

買い物ぉ?わざわざ俺と?


「なんか買う物あんの?」


俺がそう聞くと


「ユウのプレゼント。渡したら渡したで今のユウだと微妙な顔をしそうだが……渡さなかったら渡さなかったで拗ねそうだからな。でもプレゼント選びはほとんどしたことないから苦手なんだ。手伝ってくれ。」


と言ってくる。

あーたしかに涼こもってたんだっけ?なら苦手なの仕方ないかも?


「ふーん……?お前ら仲良いな〜……」


相も変わらず仲のいい初期病み組に俺は感心していると涼は苦笑して


「最近のユウは颯太ばっかりだけどな。」


という。


「そういうお前はすずばっかじゃん?」


「うるさい。はっ倒すぞ?はぁ……妙に危なっかしいのやめて欲しいな……」


「なんか知らないうちに死んでそうで怖いよなーアイツ。よくこっちに居てくれてるとはいえ基本寝てるみたいだし。」


というかまず桜と買いに行くやつ無かったら最低限しか外でなかったんじゃ……?桜にはお礼言っとこ。


「颯太は颯太で大変だな……最近しょっちゅう一緒に風呂入ってるって聞いたし。」


「じゃなきゃ入んないんだっけ?外出てないから汚れてないとはいえなんかほんと生きる気力無くしてる感じして怖い。」


はぁと俺が分かりやすくため息をついてみせると涼は少し考えた後に笑って


「……前言撤回だ。たまには2人で凸するか。」


と方向転換する。

……話の流れ的にユウ?いんのかな今。


「颯太のとこ?あー……まぁいいんじゃね?なんかユウ家居なさそうだけど。」


俺がそう言うと涼は全く別の目的で向かっていたようで


「颯太確認だ。琴葉さんもこの時間散歩で居ないしな。」


と言う。

あーね?確かに今なら颯太も暇してそう!


「あーなるほど?じゃ、行くか!!!」


ダッと俺が走り出すと


「なんで走るんだ……!!!」


という涼の声が聞こえてくる。

基本インドアなやつにはやっぱ走らせないとな!颯太、案外1人寂しくて泣いてたりして!!!

ニシシと妄想を膨らませつつ俺は涼の声を無視してそのまま走り続けるのだった。

今日も持ちこたえたよ。

「いつも通りじゃん。」

「いつも通りだな。報告されてもこまる。」

えぇ〜……気持ちはわかるけど……あ、そうそうさっきクッキー作って……

「あ、俺用事思い出したかもー!!!じゃあな!!!」

えぇ……翔斗ってば失礼……涼は食べてくれるってこと?

「嫌々だが。誰にも食べて貰えないのは材料がかわそうだしな……」

涼の方が失礼だったわ……それじゃあまた次回に!

「……また明日。」

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