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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第5話 違和感

よし!2日連続投稿!明日学校だけど投稿できるかな……?ま!そんな作者の私情は置いといて!第5話楽しんでいってください!

「つ、着いたーー!」


久しぶりに登るとやっぱり大変だなぁ……それに登ってる途中のお茶飲め攻撃が凄かった……特に涼が!ほか2人と違ってしつこく言ってくるわけではないけど私が疲れは喉乾き出す瞬間に言うから飲まざるを得ないんだよね。もしかしたら涼ってエスパーなのかな?


「低い山って聞いてたけど思ってたよりも高いな……」


「元々俺らが住んでるとこってちょっと高めの位置にあるからな!しかも俺らの登ってきた方はすぐ頂上に着くど逆側から降りようとしたら道も整備されてない上に急だからな!」


「それに私達が住んでる所からしたら低い山になるけど逆側の1番下の位置から見たらそれなりに大きいと思うよ!すずちゃん達と説明した低い山っていうのはあくまで私たちの住んでるところから見たらって意味だったんだ。」


「最近来てなかったから忘れてたけど確かにあくまで私達のところから見て低い山ってだけだもんね……ちゃんと説明した方が良かったなぁ。」


「まぁここまでクマやイノノシが通った痕跡なんかもなかったし、大丈夫だ。いい景色も見れたしな。」


来る途中そんなところも見てたんだ……流石!


「廃村も少し下のところに見えるな、あそこに誰か行ったことあるのか?」


「1回だけ私と翔斗と由衣で行ったことあるよ!村の下の方になると斜面が急になるけど村と村までの道は十分通れるからね!」


「せっかくだし行ってみる?涼君は行ったことないし。」


「行きたい。」


「それじゃ行くか!」


「でも村まで行って階段の方から村を降りようと思ったら4時を超えるんじゃないか?今3時だし。」


ん〜それもそうだなぁ……怒られるのはめんどくさい!


「いやいや流石に大丈夫だろ!俺らもう中1だろ?きっとあのルールも念の為ってやつだろ!」


「4時超えても5時までには帰れるだろうし、多分大丈夫だと思うよ!ね、すずちゃん!」


ん〜なんか嫌な予感が……それに何か重要なことを忘れてるような気がする……


「ま、まぁ急ぎ足で行けば大丈夫じゃないかな?村まで10分もかからないし!ちょっと見てすぐ戻れば4時までに帰れる……はず。」


「はずって珍しいな!こういう時ってだいたいすずは成り行きで何とかなるって感じで言い切るのに!」


「いや〜なんか嫌な予感がするような気が……」


「げっ!こういう時のすずの予感はほぼ確実に当たるんだよ!ま、まあ親とかに怒られるとかそんなんだろ!」


そんな感じじゃない気がするんだけどなぁ……ま、考えても意味ないか!あ、でも涼はどうするんだろ?


「涼は?村行くの?」


「まぁここまで来たら行くしかないだろ。翔斗と由衣はもう行く気満々だし。」


「確かにあの2人はああなったら止められないからなぁ……行くしかないか!」


「お?じゃあすずも涼も来るのか!じゃ!パッと行ってパッと帰ろうぜ!じゃあ俺お先〜!」


「あっ待ってよ翔斗君!」


そういうと2人は駆け足で村の方へ降りていく。


「ゆ、由衣!翔斗!いくら斜面が緩やかとはいえあんまり急ぎすぎると危ないよ!涼!行こ!」


「ああ、じゃないとあの2人転げ落ちていきそうだ。」


ほんと何も無かったらいいんだけど……



~???〜

「ふーん……今日この日に山に来てそれも村まで行くとは、珍しいこともあるもんだねぇ?」


はすず達を見てボソリと呟く。

「まぁいつも通り……いや、滅多にないことだし少し様子見させてもらおうか。あの子達はこの後どうなるのかな?フフッ楽しみだ。」


そう不気味な笑みを浮かべ は姿を消すのだった。



~その頃すず達は~

「………?」


あれ?何か視線を感じたような……?


「すず?どうしたんだ?」


「いや、何も無いよ!涼!気のせいだったみたい!それより見て皆!あれじゃない?村!」


流石にすぐ近くだったから10分もかからずに着けた!この調子なら4時までには帰れそう!


「にしてもいくら多少管理されてるとはいえ流石に雰囲気あるな!ホントに誰かいたりしてな!」


「……あれ?翔斗君、声が聞こえるよ?2人ぐらいかな?」


ん?……ホントだ!微かに声が聞こえる!男女の声?


「……ま!それこそ管理者が来てるんだろ!早く入ろうぜ!」


「あっ翔斗と由衣先行っちゃった……入って、いいのかな。」


「俺も少なくとも今は入らない方がいいと思う、けど2人を置いて帰る訳にも行かないしな……本当に管理者だということを願って入るしかない。」


「そうだね……こんな事なら無理やりでも帰ればよかったなぁ……」


嫌だなぁ……入りたくないなぁ……嫌な予感しかしない!


「すずは怖いのが苦手なのか?」


「うーん別にめちゃくちゃ苦手ってわけじゃないんだけど何か重要なことを忘れてるような気がして……」


「重要なこと、か。それなりに警戒した方が良さそうだな。流石にずっとここにいる訳にもいかないし覚悟を決めて2人を追いかけるか。」


「……うん、そうだね。」


でも、なにかひっかかる。私は一体何を忘れちゃったんだろう?まあ考えても仕方ないか。早く2人に追いつこう。…………あれ?昔に来た時、こんなのあったかな?まぁそんなに大したものじゃないしただの落し物だよね!


こうしてすずは「ただの落し物」によって後に酷い目にあうとも知らず涼と一緒に2人を追いかけるのだった……




第5話!どうだったでしょうか?物語にでて来た謎の人物は誰なのでしょうか?すずの感じる違和感とは?そもそも最後の終わり方は?前の話から謎が減るどころか増えてしまいましたね。すず達はこの後どうなってしまうのでしょう?では第6話もお楽しみに〜!

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