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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第4話 喧嘩勃発!?

3000字行かなかった……それでは4話楽しんできてください!

「……流石にこの階段長すぎないか?」


「そう?私はまだまだ行けるけどなぁ?」


まぁ涼は初めてこの階段登るしそりゃ疲れてくるか〜。


「いやすず!元気なのお前だけだからな?俺も涼も由衣も休憩したいって思ってるからな?お前がバケモンなんだよ!」


「私がなんだって言ったのかな?もう1回言ってくれる?」


えへへ、ちょっとこいつ1発蹴ってやろうかな……


「ま、まあまあすずちゃん落ち着いて?どっちにしろ涼君は初めて登るわけだしどこかで休憩入れた方がいいんじゃない?」


由衣は私をなだめるように言う。


「まあどこかの誰かさんはジュース買ってたのが悪いけど涼はちゃんとお茶持ってきてて結構しんどそうだもんね!それにしてもどこかの誰かさんと違って涼はすごいなー!ここまで来て結構汗かいてるのにすっごい絵になるもんなー!どこかの誰かさんと違って!」


ふん!さっき私をバカにした仕返しだ!


「うるせぇ!俺も出来れば涼みたいにイケメンに生まれて女子からモテモテになりたかったよ!そういうお前だって由衣より女子力ないだろ!」


「はぁぁぁ?由衣は国宝なんだからあったりまえでしょ!?」


由衣の女子力に私が勝てるわけないじゃん!


「こいつ認めやがった!可愛そーーー!」


「翔斗?ちょっと道端の方に行って話そうか。」


「やれるもんならやってみろよ。」


私と翔斗でギャーギャー言い合ってるのを聞いて涼は


「……由衣、この2人っていつもこんな感じなのか?」


「……うん。この辺の同学年の子は基本皆んな幼なじみみたいな感じなんだけどすずちゃんと翔斗君は元々親同士が仲良かったのもあったからかあんな感じなんだよね。」


いつもの事だよという顔で由衣は説明する。


「喧嘩するほど仲がいいってやつか。俺もそういう人がいたら前の学校のままでいれたのかもしれないな。」


「幼なじみの子いなかったの?」


「元々はいた、けど今は……っ」


少し顔を歪ませ涼は黙ってしまった。それを見て由衣はなにか察したのか


「とりあえずあの2人の喧嘩を止めに行こっか!このままじゃほんとに殴り合いしちゃうかも……」


「それは不味いな、すず!翔斗!」


「どうしたの?」


「どうしたんだぁ?」


「一旦喧嘩はやめにして休憩した方がいいんじゃないか?この暑い中大声出してたら流石に疲れてきただろ?」


「そうだよ!じゃないと私、明日すずちゃんの口にチョコレート詰め込むよ!」


「ぇぇえええ……!それはヤダ!ちゃんと休憩するからやめて〜!」


そういいすずは由衣と涼の元へ戻ってきた。


「相変わらず、すずはチョコ嫌いだよな。あんなに美味いのに。」


そう言って翔斗も戻ってきた。


「流石に道のど真ん中で休憩するのは良くないから端の方の……あの木の下で休もっか!」


「そうだね!由衣!」


「それじゃ、行くか。と言ってもすぐ着くけど。」


「しょうがないよ、元からあんまり大きな山じゃないし!」


私はは涼に返事をしながら歩き始める。そして涼も歩きだし周りを見ながら


「それにしてもこの山ホント綺麗に手入れされてるな、ゴミ一つ落ちてない。」


と、涼は感心したように言う。


「そうだね、昔私がすずちゃん達と遊んだ時もゴミがひとつも落ちてなかったよね!」


「言われてみればそうだよな……管理者がいるっていうのは知ってるけどそんなにしょっちゅう掃除しにきてんのか?その割には1回も会ったことないけど。」


確かにそれらしき人は見たことないよね……他の子も掃除してる人がいたっていうのは聞いたことないし……

話している内に目当ての木の下にたどり着き座る。


「あ〜やっぱり影に入っただけで結構マシになるね!」


「ね!そういえばすずちゃん全然水分補給してないんじゃない?」


……よし、話をそらそう。怒られる予感がする!


「いや〜それにしても管理者さんってどんな人なんだろうね!やっぱり若い人がやってるのかな?もしかして妖怪だったり!?」


「どうなんだろうね……確かに気になる、けど話逸らしちゃダメだよ。すずちゃん!」


「きょ、今日はちゃんと飲んでたつもりだったんだけどなぁ……」


「……でもすずってここまでで2口ぐらいしか飲んでないんじゃないか?」


「ウッ……だって喉乾いてないんだもん!」


喉渇かなきゃわざわざ飲もうなんて思わないし!


「熱中症対策としては喉渇く前に飲んどかないといけないんだけどな。」


「うわ〜涼に正論言われてやんの!」


「う、うるさい!翔斗!」


「でもちゃんと飲んどかないと昔みたいに倒れるぞ〜?流石に中1になってお前をおぶるとか絶対嫌だからな、俺!」


「私も嫌だよ!わかったから!ちゃんと飲むから私に集中攻撃しないで~!」


そう言って私はお茶を2口飲んだ。確かに言われてみれば喉がめちゃくちゃ潤った気がする!


「すずちゃんったら初めから素直にちゃんと飲めばいいのに!」


呆れた顔で由衣が言う。


「それにしてもすずは昔に倒れたことあるのか?雰囲気的にあんまりそういうイメージ無いけど。」


「え、な、ナイヨー。」


「棒読みな気がするんだが……」


「あ〜すずって元々体弱かったんだよ。今でこそマシになったものの昔は酷かったんだぜ?しょっちゅう熱出してたし!」


「そうそう!なのに誰にも言わずにそのまま学校行って倒れるまでが流れだったよね!年齢があがるにつれてマシになっていったけどさ!」


うぅ……恥ずかしいから内緒にしようと思ってたのに……


「体が弱いって分かってるのにちゃんとお茶飲まないのか……?」


涼が呆れた顔をしてこっちを見てくる。

そ、そんな目で私を見ないで……


「すずちゃんって自分に鈍いんだよね〜。気づいても気の所為ってことにしちゃったりとか!別のことを優先したら結局倒れちゃったりとか!」


「でもその割にはこの中では1番体力あるんだな。」


「体が弱いって言っても他の人よりも病気になりやすいってだけだから!それにあんまり風邪とかひかないようになってからは私毎日のように外で遊んでたし!」


「すずは元から運動神経悪くなかったからなー。」


「ね〜!そろそろ休憩もできたし階段登ろっか!でもその前にすずちゃんはもう1回お茶飲んでね!」


「えぇ〜……」


「すず、今飲んどいた方が良いぞ。じゃないと俺が明日すずの口にチョコ突っ込む。」


「涼まで……うぅ〜……ほら!ちゃんと飲んだよ!行こ!」


「すずは見てて飽きないな、色んな意味で。」


ん?私ちょっとバカにされてる?


「こっからだとあと10分もあれば上まで行けるな!じゃああともう少し頑張りますか!」


そう翔斗が言うとそれぞれ階段を登り始めるのだった。


道から外れた木の上にいる誰かが4人のことを見て不気味な笑みをしているとも知らずに………


楽しく読めましたでしょうか?最後の意味深な言葉なんなんでしょうねぇ……(作者が言うな(  '-' )ノ)`-' )ぺし)皆さんもまだ暑いので熱中症には気をつけてくださいね!いや、急な雨も多いのでそっちも気をつけた方がいいですね!それではまた5話でお会いしましょう!

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