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君の心に灯火を……  作者: 雪
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第3話 龍丘山の特殊なルール!?

今回は1話、2話と比べて文字数が少ないですがキリのいいところで切りたかったので許してください!それと涼の読み方はりょう、翔斗はしょうと、由衣はゆいです!龍丘山はりゅうおかざん(変わるかも)です!では楽しんできてください!

4人で楽しく話しつつ歩きはじめて10分ほどすると翔斗が


「すず、由衣そういえばさ」


と切り出した。


「どうしたの翔斗?」


「急にどうしたの翔斗君。」


ほぼ同時にわたしと由衣は返事をした。


「いや、行くの久しぶりすぎて忘れてたけど龍丘山って行く時になんかルールあったよな?」


「ん〜〜確かにあった気がするなぁ……由衣覚えてる?」


「私もあんまり覚えてないなぁ。でもそのルールがなんであるのか気になって皆で先生や親に聞いてみたけどなんとなくはぐらかされてガッカリしたのは覚えてるよ!」


ルール、ルールかぁ……覚えてないってことはそこまで印象に残りやすいようなものじゃないと思うんだけど……


「山に行くってことは帰る時間とかじゃないのか?もともと俺はここに住んでいなかったからわかるわけじゃないけど。3人とも覚えてないかつでも疑問に思うようなルールってことはその山に[滞在していていい時間]ぐらいだろ。」


す、すごい推理力……でも確かに言われてみればそうだった気がするなぁ。

3人で考え込んでいると由衣がパッと顔を上げて


「あ!思い出した!」


と言った。その言葉に反応して由衣を除く3人はすぐに由衣の方を見た。


「ほんと!?由衣!」


「うん!今思い出した部分以外にもまだあるかもだけど。まず1つ目、雷がなった次の日に龍丘山に行っては行けない。」


「1つ目って事は何個かあるのか……」


「うん、そうだよ涼君。2つ目身内の誰かが亡くなった1週間は行っては行けない。」


「そういや俺のばあちゃんが亡くなって寂しさを紛らわすために山へ行こうとしたらばあちゃんが亡くなってから1週間は絶対にやまに行くなとか言われたな……」


「身内の人が亡くなってバタバタしてる時に聞いたルールなんてそりゃ忘れちゃうよね〜。」


「……そう、だな。」


あれ?涼の顔なんか暗いような……?あ、続き聞かないと!


「最後の3つ目、山に入っていいのは午前10時から午後16時まで。だったんじゃないかな?」


「そうそう!やっと思い出した!確か小学生の頃に放課後……だいたい5時半くらいに山に行って虫とりしに行こうとしてる子がいて入る寸前で大人にバレちゃって死ぬほど怒られてたよね〜。」


「いたな!でそれをたまたま遊んでて見てた俺らがちょっとくらいいいだろーとかそもそも山で遊べる時間が短い〜って加勢したけど……」


「結局ルールはルールだ!って逆に怒られちゃったんだよね。昔はそれで納得できたけどやっぱり今思うとおかしいよね。」


ホントホント!翔斗や由衣の言う通り今の私達なら絶対もっと文句言ってたよね。


「山だから安全を考慮してっていうのが理由だったとしたらそもそも子供だけで山なんか行かせないよな……もしかするとそこにある廃村が大きく関わっていたりして、な。」


「オカルト系って事か?流石にないだろ!どーせ大したことない理由だろ!」


翔斗はないないと手を振って言う。


「あっ!ちょうど着いたよ!すずちゃん達!」


うわぁ……久しぶりに来たけどやっぱりすごい長い階段!でもやっぱりそれなりには綺麗にされてるなぁ、きっと管理者さんが定期的に手入れしてくれてるんだろうな。由衣も翔斗も同じ事を思ったのか


「す、すごい階段……」


「昔と全然変わってねぇな……」


ほーんとなんにも変わってないよね、いい意味で。もしかすると環境を守るためのルールだったのかもなぁ。身内が亡くなった後がどうのこうのの方はよくわかんないけど。あ、そういえば


「ねぇ涼。」


「なんだ?」


「どうする?このまま一緒に階段登って1番上まで来る?」


「ああ、見た感じちゃんと道の整備もそれなりにはされてるみたいだからな。それに、さっき聞いたこの山のちょっと変わったルールで廃村がどんな場所か気になったし。」


やった!じゃあこのまま全員で上の方まで行けるね!あ、でも……


「そっか!でも廃村とは言ってもほんとにネットで見るようなTheホラーって感じじゃないからあんまり期待しない方がいいと思う!」


「風景としていい絵になってたら別にいい。そういえばこの階段ってどれ位で登りきれるんだ?」


「だいたい15分くらいじゃないかなぁ。ね、由衣、翔斗!」


「そうだね、昔に登ったときで20分ちょいかかってたと思うから中1の私たちなら15分くらいで着くんじゃないかな?」


「まぁすずなら10分もあれば登りきってそうだな!」


おっと一言余計だぞ?


「翔斗〜〜?今何か言ったぁ?」


そういい私は翔斗の方へジリジリと近づいていく。

それを見た翔斗は焦って


「じょ、冗談だって!ほら!そろそろ階段登ろうぜ!」


しょうがない、時間がもったいないし今回は見逃そっと!次言ったら容赦しないけどね。


「それじゃおっさき〜!」


「あ!ちょっと待ってよ!ていうかそんな一気に登ったら飲み物足りなくなるよ!由衣、涼!行こ!」


「うん!」


「ああ!」


ホントにもう!翔斗、普段より大人しいと思ったらちょっと猫かぶってたな!?そう考えながら私と涼と由衣は翔斗を追いかけていくのだった。


ここまで読んで下さりありがとうございました!これから出来るだけ毎日投稿できるように頑張ります!でも平日は学校なので投稿できない日があるかもです……それでは4話で会いましょう!(誰か最後の挨拶考えて欲しい……いいのがあったらコメントに!)

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