表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

457/495

今日の主役は……(視点:『S21』メンバー、桝本 綺良)

 私達3人が暫定ざんていサブ看板娘センター決定戦の会場に向かっていると


富田とみたさん、桝本ますもとさんは私に任せて!」


 この声!


 声がする方へ振り返ります。


「あなたは?」


『初対面のはずなのに……どこかで私達の会話が聞こえていたのでしょうか?』と不思議そうな富田さん。


「私、『S21』メンバーの小沼こぬま 晶保あきほです」


 小沼さん、無事だったみたい。


「私、『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーに特別招待された『≠MY』の看板娘センター富田とみたななです」


 笑顔で自己紹介する富田さん。


「大丈夫ですか!」


 思わず小沼さんにける声が大きくなる小園さん。


「?」


 『何があったのでしょうか?』と不思議そうに私達3人を見つめる小沼さん。


「実は私達以外の『S21』メンバーが行方不明なんです。今、『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーが安否確認していますが誰も見つかっていません」

 

 だから小園さん……小沼さんを見て、うれしくなって声が大きくなってしまったのかな?


「やはり暫定ざんていサブ看板娘センター決勝戦の会場からイヤな予感がします」


富田さんが、あらためて暫定ざんていサブ看板娘センター決勝戦の会場に何かあると強調します。


「他の『S21』メンバーは暫定ざんていサブ看板娘センター決勝戦の会場にいるのでは?」


 小沼さんの一言に賛同する私達3人……こうして合流し4人となった私達は暫定ざんていサブ看板娘センター決勝戦の会場に到着。


 そこで私達が見たのは会場の中心で仁王立ちする


「待ちくたびれたでホノは……アンタ、誰や?」


 悪魔のような角と翼を生やした


「「「畑村さん!」」」


 畑村さん……この姿は?


「私、『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーに特別招待された『≠MY』の看板娘センター富田とみたななです」


 自己紹介する富田さん。


「て事はアンタが、もう一人のエコヒイキか」


 どういう意味?


「にぶいやっちゃな……そういう所、ソックリやでゾノに!」


 ゾノは小園さんのことですよね。


 確かに2人は似ているところがあるけど……


「畑村さん……どうして?」


 何が目的で、こんな事を?


「無駄やゾノ……止めたければホノを倒せ!」


 物騒だな。


[畑村はたけむら保乃ほの]


職業:アイドル


系統タイプ:スポ根


能力一覧パラメーター:アイドルとして


演舞ダンス力:S

・歌唱力:S

容姿ルックス:S

雰囲気オーラ:S


総合評価:S


短評:反旗をひるがえ偶像アイドル


技能スキル:悪魔


技能スキル効果:披露パフォーマンスに?%の上昇バフと状態異常・魅了チャーム石化ロックを付与する。


技能スキル賞与ボーナス:『状態変化モードチェンジ悪魔状態デビルモード』、『偶像術アイドルアーツ石化眼ゴルゴンアイ』、『偶像術アイドルアーツ魅了チャーム披露パフォーマンス


現在の精神状態:暴走


[鑑定結果は以上です]


 やっぱり暴走状態……


「……仕方ありませんね」


 小園さんの背中から蝶の羽が現れます。


「でも……()()()、使いたくない」


 小園さん?


「なら」


 畑村さんの手に大きな鎌……それを


「さいなら」


 小園さんに振り降ろそうとします……どうしよう、間に合わない!


「そんなこと、させません!」


 富田さん、もしかして


「な!」


 畑村さん、いつの間にかつるらしきものでしばられています!


「これは……そういうことやな!」


 つるを引き千切り、富田さんをにらみつける畑村さん。


「先にナーナを始末や」


 ナーナは富田さんですよね……どうやら狙いが富田さんに変更されました。


「……『偶像術アイドルアーツ』です!」


 富田さんに『偶像術アイドルアーツ』を使うよう叫ぶ小園さん。


 『偶像術アイドルアーツ』……どういう意味ですか?と小園さんを見つめる富田さん。


[ 富田とみた なな ]


職業:アイドル


系統タイプ:ヒロイン


能力一覧パラメーター:アイドルとして


演舞ダンス力:S

・歌唱力:S

容姿ルックス:S

雰囲気オーラ:SS


総合評価:S+


短評:主役ヒロインクラス看板娘センター


技能スキル:青春花道


技能スキル効果:披露パフォーマンスに?%の上昇バフを付与する。


技能スキル賞与ボーナス:『偶像術アイドルアーツ薔薇城壁ローズウォール』、?


[鑑定結果は以上です]


これが富田さんの能力……『偶像術アイドルアーツ薔薇城壁ローズウォール』、あのつる薔薇ばらだったんだ!


「『偶像術アイドルアーツ薔薇城壁ローズウォール』!」


 富田さんが再発動した『偶像術アイドルアーツ薔薇城壁ローズウォール』により再びからみついたつる


「ムダム、く……力が!」


 引きちぎろうと試みる畑村さんですが先程と比べ苦戦している……あの薔薇にはトゲだけではなく毒も有るみたい。


「ありがとうございます、富田さん!」


 何だか色々吹っ切れました様子の小園さん。


 私も何か出来ることを


「そうや……『偶像術アイドルアーツ地獄炎ヘルフレイム』!」

  

 『偶像術アイドルアーツ地獄炎ヘルフレイム』により畑村さんを拘束こうそくしていたつるが焼き切られます。


「出番や、夏鈴カリン!」


 Gaoooooon!


「玲ヲ……タオス!」


 え……


「そんな……」


 三頭犬ケルベロスる富士吉さん。


「「どうしよう……」」


 とまどう私と小沼さん。


 すると


「なあ、ナーナ……本来、アンタは部外者やから見逃しても「お断りです」んな!」


 そんな私達の様子を見て富田さんと取り引きを試みる畑村さん……でも断られてしまいました。


「確かに私は『≠MY』の看板娘センター、部外者です……でも仲間同士で傷つけ合うのはおかしいです!」


 今、この状況を打開しようと


「聴いて下さい……『Y・M・S』」


 『≠MY』看板娘センター矜持プライドを胸に披露パフォーマンスを開始する富田さん!


「♪」


 これは


「「!」」


 夢の舞台で披露パフォーマンスすることをちかう曲なのかな?


「♪!」


 曲が終わりました。


「ありがとうございます、富田さん……今度は私の番ですね」


 次は小園さんが披露パフォーマンスするみたい。


 今の2人に必要な歌詞ことば


「聞いてください『仲間達バディズへ』……♪」


 『S21』メンバーの絆を題材テーマにした曲、『仲間達バディズへ』の歌詞だよね。


 畑村さん・富士吉さん……2人とも大事な仲間だから!


「「ナ、カマ?」」


 小園さんの披露パフォーマンスによって、2人から邪悪じゃあく気配けはいが消えていきます。


「♪!」


 披露パフォーマンスを終わり、そして


「「「?」」」


 元の姿に戻った……え、3人?


 畑村さんと富士吉さんと……竹元さん!


 どうやら富士吉さんが乗っていた三頭犬ケルベロスは竹元さんだったようです。


 よかった……3人共、元に戻って。


 あ、この雰囲気はもしかして


「遅れてごめ……もしかして玲ちゃんが?」


 そうですよ……遅いです『S21』主看板娘メインセンター兼任プロデューサー!


「はい、これで私……なんでもないです」


 何か言おうとしてやめてしまう小園さん。


 でも、たった1つ確かなのは今日の主役ヒロインは小園さんと富田さんだってことかな。




仮完結まで後2日。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ