表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

406/495

暫定副看板娘決定戦、C組予選ブロック①、私VS井下 梨名(視点:『S21』メンバー、竹元 唯衣)


 私が出場する暫定ざんていサブ看板娘センター決定戦けっていせんのC組予選ブロック①が開始スタート


「暫定副看板娘決定戦、C組予選ブロック①出場選手は準備スタンバイをお願いします」


「「はい!」」


『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーの呼びかけに返事する私と、いのりちゃん。


「それでは暫定副看板娘決定戦の規則ルールを説明します。暫定副看板娘決定戦の勝敗はカラオケ機種『Lエル-Starスター's』限定採点ゲーム『精密せいみつ録音レコーディング採点』の得点で勝敗が決まります。『精密せいみつ録音レコーディング採点』は、歌・演舞ダンス話歌ラップといった披露パフォーマンスの難易度を数値化した披露パフォーマンス難易点ディースコアと、披露パフォーマンスの出来栄えを数値化した披露パフォーマンス完成点イースコアを、それぞれ100点満点で評価して平均点を出し10点前後の追加点ボーナスポイントを加算した合計点で競ってもらいます」


『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーが『L-Star's』限定採点ゲーム『精密せいみつ録音レコーディング採点』について説明する間、私達2人は着々と準備を進めます。


「それでは、2人の披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベルを確認していきます」


 設置した液晶画面に、私達2人が披露パフォーマンスする曲の披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベルが表示されます。


「井下さんがソングアンドダンス両立ミックス披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベル3.5、竹元さんがソングアンド円盤ディージェイ両立ミックス披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベルは4.0、両者共に高難度ハイレベル申請エントリーですね」


 披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベル4.0……想定してたより高難度ハイレベル申請エントリーとなってしまった。


披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベル3.0以上から、審査基準が厳しく高得点を獲得するのは至難の技……披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベル4.0は一体?」


 私が申請エントリーした披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベルについて質問するひかるちゃん。


 どんな難易度なの?


「製作者の私が言うのもなんですが、披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベル4.0は未知の領域ですね」


 製作者の『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーが『未知の領域』って言っちゃうの!


 まあ最善ベストをつくしたいところ。


「それでは準備が整ったでしょうか?」


ひかるちゃんの呼びかけに応じる


「私から行かせてもらいます!」


 先攻の、いのりちゃん、どんな披露パフォーマンスするか楽しみ!



 この前奏イントロ、いのりちゃんが披露者パフォーマーとして参加している曲『なぜ恋をしないの?』だ。


『なぜ恋をしないの?』の前奏イントロがA 演奏メロに変化、音程が表示され採点開始される!


「♪!」


 最初は良かったけど途中から激しくなる振付を失点ミスしてしまう。


 終奏エンドロールが流れ披露パフォーマンス終了、設置した液晶画面に、いのりちゃんの点数が表示される。


 合計点数[89.985]


 いのり、中々の高得点!


「……」


 でも、いのりちゃん『もっと上を狙えたのに!』と、とてもくやしそう。


 そして次は私の番!


 私の披露パフォーマンスする曲は、いのりちゃんが披露パフォーマンスした曲より披露パフォーマンス申請難易度エントリーレベルが高いけど、今の私なら更に高い点数が出るはず!


「それでは準備は整ったでしょうか?」


 私は


「はい、何時いつでも行けます!」


 ひかるちゃんの呼びかけに応じる。


 すると……

_________________________

ここは、どこ?


真っ白な空間……目の前に犬?がいる。


どことなく私に似てるような……


Waoooon!

_________________________


 え……いつの間にか終奏エンドロールに突入、私の披露パフォーマンスは終了、設置した液晶画面に私の点数が表示されます。


 披露パフォーマンス完成点イースコア[90.000]


 追加点ボーナスポイント[10.000]


 合計点数[100.000]


「し、勝者……竹元 唯衣!」


『S21』メイン看板娘センター兼任プロデューサーが暫定副看板娘決定戦、C組予選ブロック①の勝者を宣言します。


 あれ、何で息苦しいの?


「……っハァ!」


 なんとか乱れた息を整え腕を挙げて勝利の喜びを表現する……何だかものすごく疲れたな。


 あ、次の対戦相手はたしか……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ