「その機能は!」
「真の看板娘……」
なんだか富士吉さんの様子が
「どちらが真の看板娘にふさわしいか……『L-Star's』限定採点ゲーム『精密披露採点』で勝負をしましょう?『S21』主看板娘兼任プロデューサー!」
ん?
番組の台本と違うよ富士吉さん!
「この後は、一枚目副題曲を披露だよ?」
いつもと様子が違う富士吉さんに困惑する俺と『S21』メンバー。
「ふふふっ……起動、劇場開演!」
まさか……
「その機能は!」
何で説明していないのに、その機能を!
いや、今はそれどころじゃない。
さっきまで笑顔だったはずの富士吉さんの顔が急に変わり、そして俺達に向かって歩いてくる。
そして俺の手にはいつの間にかマイクが。
これは一体…… いや、こうなったら!
俺は腹を決めてマイクを握りしめる。
そうして、富士吉さんと俺によるカラオケ採点対決『L-Star's』限定採点ゲーム『精密劇場披露採点』が始まった。
「♪ 」
スピーカーから流れる音楽と共に無表情のまま歌い始める富士吉さん。
本当に富士吉さんかな?
でも歌っている曲は間違いなく彼女が副看板娘を務める曲。
しかも、かなり上手い。
でも、この違和感の正体は何だろう……そうだ声が違うんだ!
まるで別人のような声で歌っている。
そんなことを考えているうちにあっという間に曲が終わってしまった。
採点結果は……
次回、『S21』主看板娘の替わりに歌う玲ちゃん?




