表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

364/495

【そこに櫻!?】カラオケ企画!(視点:番組MC)


 『S21』主看板娘メインセンター兼任けんにんプロデューサーによる2度目の生配信から一日後。


「今週もやって来ました【そこに(さくら)!?】!今週はカラオケ企画なんですが……見慣れない機械ですね」


 この機械は一体?


「実は……私が造ったカラオケ機種なんです」


 え……


「嘘でしよ!」


 カラオケ機種を造った?!


「本当に?」


 我々MCの2人と


「!」


『S21』メンバー達もビックリしているようだ。


「今回カラオケ企画では、完成したばかりの新機種で様々な対決をおこないます」


「プロデューサー!」


 おお……小沼が先陣を切るなんて珍しいな。


「言うこと忘れました」


 我々MCを含め、スタジオ全員がずっこける。


「じゃあ小沼さんには、新機種を体験してもらいます」


 『S21』主看板娘メインセンター兼任けんにんプロデューサーの指名で真っ先に手を挙げた小沼が一曲、歌う事になったのだが……


「角度、エグくない?」


 前奏イントロに合わせ徐々に前傾する小沼。


「♪!」


 そして序盤から全力で披露パフォーマンスする小沼。


 歌うだけでいいよ、振り付けの無いバラード曲だから……と言っても止まりそうもない。


 曲が終わり、やっと止まった小沼。


 さて、新カラオケ機種『Lエル-Starスター's』を体験した感想を……


「ψζθπφΖΘω⁈」


 何語?


「『Lエル-Starスター's』って感じです!」


「どんな感じだよ!」


 すかさずツッコむ我々!


「♪」


 こ、この曲は!


「そう『言葉にならない!』感じでした……今度から使いわせてもらいます!」


 60年代〜80年代に活動していた日本のバンド『オンコース』が1982年2月1日に通算23枚目のシングルとして発売した『言葉にならない!』という楽曲なのだが……


「スゲーな……」


 なぜ『S21』主看板娘メインセンター兼任けんにんプロデューサーは、この曲を知っていたのだろうか?


「それでは新カラオケ機種『L-Star's』について簡単にまとめました」


 スタジオに数枚、説明用のボードが設置される。


「先程、小沼さんに体験してもらったのは、『L-Star's』の機能なんですが……どんな機能でしょう」


 気になる。


「はい!」


 真っ先に手を上げる『S21』の切り込み隊長、松口!


VバーチャルRリアリティPプロモーションVビデオを楽しめる?」


「惜しい!」


 ほぼ正解なのか?


「はい」


 おっ!


「PVをアーティスト目線で楽しめる?」


「正解!」


 すごいな小園……こうして正解が出たところで


「次は『L-Star's』の採点ゲームを体験してもらいます!」


 採点ゲーム対決がスタート!


 さて新カラオケ機種『Lエル-Starスター's』の採点ゲームの体験に


「「はい!」」


 立候補したのは小園と竹本。


知識階級インテリ女王クイーン決定戦の雪辱せつじょくを果たしたいです!」


「今回も勝たせてもらいます!」


 学力テスト企画で予選上位の2人によるカラオケ対決バトルか……楽しみだ!


「それでは、披露パフォーマンスする曲を紹介してください」


「『ButterNatsバターナッツ』の『ウケる』で」


 竹本は『α-指定』と『DJ松長』2人によるヒップホップ・ユニット『ButterNatsバターナッツ』の話歌曲ラップきょく『ウケる』を選曲。


「『K21』の『奇矯』で」


 小園の選曲に『S21』メンバー達が、どよめく。


『K21』から『S21』改名以降、『S21』メンバーの間で『K21』楽曲を披露パフォーマンスする事を、なんとなく避ける雰囲気があったからだ。


「2人には『L-Star's』限定採点ゲーム『精密せいみつ披露パフォーマンス採点』で対決してもらいます!」


 竹本と小園のカラオケ採点対決、勝つのはどっちだ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ