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改名ライブ中、あるモノを頭に思い浮かべたら大変なことになった件

 いよいよ改名ライブが始まる。


 最初に披露(ひろう)する曲は改名後、発売予定の表題(シングル)曲だ。


 これから(いそが)しくなるな!


 ミュージックビデオの撮影、宣伝のため様々な大衆媒体(マスメディア)出演など()げていけばキリがない。


「今から歌うのは、改名デビュー曲です」


 俺による曲紹介の後、序奏(イントロ)が流れる。


 曲にあわせて踊る他の『S21』メンバーとは対照的に、静止する俺。


『君は歌うだけでいい』て言われたけど本当だったな!


 正直、打ち合わせで聞いた時は信じられなかった。


 しかし、いざ歌いだすと他の『S21』メンバーのパフォーマンスが急激に向上している。


 これが、俺の『歌の力』!


 改名ライブは順調に進んで、とうとう最後の曲。


 最後の曲は、サブ看板娘センターと選抜メンバー全員がダンスに定評があるメンバーで構成されている。


 こうして微動だにせず歌っていると、まるで拡声器スピーカーになったみたいだ!


 そう思った瞬間、他のメンバーがパフォーマンスを止め、俺の元へ駆け寄る。


「だ、大丈夫ですか?」


 真っ先に駆けつけたのは、れいちゃんだった。


「みんな、どうしてパフォーマンス止めたの?」


 いつの間にか曲は流れてないし、何が起こったのか?


「あの、今度は拡声器スピーカーに変身? しています」


 それはマズいな……元に戻らないと!


 その後、最後の曲を再度パフォーマンスしてライブは無事に終了した。


 俺、不安定すぎだな!

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