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お寿司好きの先輩に、迷曲にあわせてお寿司を出してみた
「出演シーン撮影終了です!」
「お疲れ様でしたー」
今日で俺の出演する場面は撮影終了。
現場にいる関係者の皆様にあいさつをして、控え室へ。
「そうだ、灰汁巻を食べよう」
「えっ、それが粽?」
あっ、この声は
「あ、初めまして。日向七二の鋼村美玖です」
そうだ日向七二に
「お寿司、作りますね」
「ありが……えっ、今から?」
後輩が寿司を握ると言ったことに困惑しているようだ。
♪~(トロは中トロ? ヒラメ アジ)
「ほ、本当にお寿司が!」
寿司屋をテーマにしたアイドル曲に合わせ、お寿司を出すと驚く日向七二。
「冷めないうちにどうぞ」
「い、いただきます」
恐る恐る寿司を手にする日向七二。
「お、美味しい!」
「ありがとうございます」
次回から、いよいよ主人公が、本格的にグループの成功に向けて動き出します。




