表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

127/495

まさかの共演者

「シーンA-21の撮影となります! 対象の出演者は、《1年2組の教室スタジオ》に集合してください!」


 スタッフの指示が、廊下に響き渡る。休憩時間が終わり、午後の撮影が始まる。


「あ! シーンA-21は私の出番だ」


 頭の中にある台本を確認する。


 いよいよドラマの初撮影の出番がきたのだ。


「出番はないけど、私達も見学に行っていいですか?」


「大丈夫です! 一緒に行きますか?」


 日向七二(せんぱいたち)に見学されるのは、少し恥ずかしいが嬉しさもある。


 4人で次の撮影がある教室に移動していく。


 えーとシーンA-21は確か、あった!


 移動しながら頭の中の台本を読み返し、今回の場面にどんな共演者がいるかを思い出していく。


 そして共演者の名前が思い出し、あることに気がつく。


 今回の撮影は“ある人物”との共演があるのだ!


「こんにちは、よろしくお願いします」


 シーンA-21は『“ある人物”が演じる学校の卒業OGが俺の演じる秘書と共に久しぶりに学校を訪れる場面』。


 初ドラマの初シーンで、いきなり“ある人物”との共演だったのだ。


「?」


“ある人物”と視線が合ってしまった。


「私の期待、裏切らないで」


“ある人物”とは『K21』の初代看板娘(しょだいセンター)“てちゃ”。


 何と撮影現場で『K21』新旧看板娘(しんきゅうセンター)が共演することになってしまった。


緊張するな……


次回、主人公の演技にくだされる評価は?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ