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ヴォーカロイドパニック  作者: たかさん
29/44

結局こうなる

お久しぶりです。

仕事が忙しくて、ゾンビと化しておりました。

少し落ち着いたのでぼちぼち更新していきます。

 へ? いくつか?


「今はスマートフォンの数だけカメラマンがいると思っても過言ではないわ。ニュース映像で一般の人が写した映像が使われるのも日常茶飯事。あの日のイベント風景も、いろんな人から撮られていたみたいね。こちらが確認できるだけで複数の映像がアップされているから」


 ぐおっ!

 マジかっ!

 い、いや、もしかしたら奈美って子だけの映像が――

 そうだよな!

 ファンからしたら目的の声優しか興味ないはずだしな!

 

「中でも数が多いのは、奈美と橘君のデュエットシーンの映像ね」


 ――ではなかった。

 がっくり肩を落とす俺。

 なんでやねん。

 そんな俺を見て、美佐さんは苦笑いをする。


「ふふ、仕方ないわよね。あの場面が一番の盛り上がりだったし……だからこそ今、頭の痛いことになっているのだけれど……声優である奈美が新人だと言ってデュオをする女の子、って何をしている子だと思われるかしら?」


「それは――声優じゃないですかね」


 俺がイベントを見に行っていた側だとしたら、間違いなくそう思う。


「そうね。そして橘君は知らなかったけれど、あの場に居た人たちは、プロジェクトムーサのオーディションが北九州で行われたことを知っている。奈美はそのメンバーである。だとすると――」


「あー、勘繰りたくもなりますね」


「でしょ? さらには新藤さんが乗り気だし、時間がない中周りがもう橘君を採用の方向なのよね」


 いや、でもその本人が嫌だって言ってるのに、それは無理だろ。

 俺の気持ちが分かったのだろうか。

 美佐さんは申し訳なさそうな顔をしたあと、居住まいを正しゆっくり頭を下げる。


「ちょっ」


「迷惑なのは重々承知しています。橘さんに大きな負担を掛けるのも。そこをどうか、力を貸してください。橘さんのプライバシーが保たれるよう事務所で全面的にフォローをします。ご両親への説明が必要であれば私からさせていただきます。橘さんが頃合いを見て役を卒業できるようにも検討します。ですから一年間、どうかご協力いただけないでしょうか?」


 彼女は頭を下げたまま、一気に言葉をつぐむ。

 ずるい。

 これはずるいと思う。

 色々あの手この手――みたいな感じで言われたらまったくやる気にはならないけど、ストレートにお願いされると無下に断りにくい。

 頭を下げたままの状態でこちらの返事を待つ美佐さんを見やり、俺はため息をつく。

 ほんと、癖になってるな……ため息。


どうか! どうか評価のほどを~!!

短いですがキリが良いとこで切りたかったので。

なので22時頃に続きを更新します~

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