18話 妹可愛いよ可愛い
「モグモグ…ご馳走様」
「早く片付けちゃってね、洗い物沢山あるんだから」
「はいはい」
ったく、母さんと父さんのせいで何言われるか・・・
「兄、気を付けるんだぞ」
「意味わかんねぇよ・・・」
俺はそう言いながら妹の部屋まで向かった、何を言われるかわからない怖い、でも行かなきゃいけない
「い、妹俺だ」
「・・・いいよ」
「あ、あぁ」
俺は緊張しながら入った、勿論緊張の理由それは何を言われるのかわからないからだ、まぁ多分怒られるのだろうけど
「・・・それで」
「は、はい」
「…何でお母さんが私達の事知ってたの?」
妹は俺が想像していた通り冷徹な目で、低い声で言ってきた俺自身今腰抜けそうになっている
「あ、あぁえっと、だな」
「・・・」
「っお、お前とどうやって会話すればいいんだってあ、アドバイスみたいなの聞いててな、それで、うん」
傍から見たら今の俺はとても気持ち悪いだろう、ビクビクして妹に震えて
「…何でお母さんとお父さんに相談したの?」
「と、父さんには相談しては無いんだが、いや、ほらお前に話しかけられもしなかっただろ?だから、それでな」
「!・・・つまり兄が私に仲良くしたいって言ってたのもお母さんに!」
「!?ち、ちげえよ!?」
妹がとんでもない誤解をしそうになり俺は慌てて否定した、これは俺が本当に心のそこから思っていた事、これだけは絶対に譲れない、この思いだけは
「っちょ、ちょっと・・・」
「っあ・・・」
おれはつい慌ててしまい何故か妹を押し倒しているかのような状態になっている、非常にまずい、なのに何故か起き上がる気になれない
「っは、離して早く・・・」
「!!わ、悪い!」
俺はそこでやっと起き上がる気になり急いで手を離し離れた、終わった、完全にこれは絶交だ
「…ふぅ、つまりそ、それは兄が思ってた事、何だね…?」
「!あ、あぁ!そうなんだ!」
話しをしてくれた事に戸惑いながらも俺は言った、にしても俺は何回妹に絶交されるような事をしたんだ?
「…わかった、あ、兄を信じる…」
「・・・!?え、ほ、本当か!?」
「?うん」
妹を押し倒した、つまり絶交だと思っていた、でも俺の言う事を信じてくれた、なんだこれすっげえ言葉に言い表しにくいんだけどすっげえ嬉しい
「っそ、そっかぁ良かった、妹の事今押し倒しちまったからもう話ししてくれないと思った!」
俺は口にだし安心しようとしたが後後気づいてこれはまずいんじゃと思った
「!!・・・変態、シスコン」
「・・・へ?」
「っ帰れ!!」
「っぐぉ!!?」
妹が突然立ち上がったかと思いきや俺を蹴り飛ばすように部屋から出された、だが先程の妹の顔を思い出し俺は
「・・・妹可愛い」
アホな俺はそう口に出していた
「…アホ兄…」
う~ん、もうすっげえ滅茶苦茶
まぁ、とりあえず書ければいいよな!




