表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/21

12話 二次元の妹最高だけど、三次元の妹も最高だわ

互いに気まずい雰囲気になりながら互いにアイスを食べ終わり、沈黙となっていた、そしてその思っ苦しい空気に耐えかねた俺は話題を振る事にした


「あ、あ~えっと、い、妹って今なんか部活、とかしてるのか?」


ただ妹の願いを聞いてるだけのもなんとなくまずいな、と思い話題を振ったわけだが、なんかすっごい嫌な目してるよ


「・・・入ってるよ、でもいきなりなに・・・?」


「!い、いやき、気になってな!あ、あはは!っ・・・だ、ダメだった、か?」


明らかに聞くな、と嫌々オーラ?が出ている事に気づいた俺はビクビクしながら聞いた、うん、俺って女々しいな殴りたい


「・・・別に、いいけど・・・後、なんでそんなにビクビクしてるの?」


「っ、い、いやなんかすっげえ睨んでくるからさ・・・」


お前が怖い顔して睨んでくるからに決まってんだろ!ボケ!、なんて口にできるわけもなくおどおどしながら聞いた


「!に、睨んでなんか、ないよ・・・ただ・・・」


「・・・え、に、睨んで、じゃ、じゃない!怒ってないのか・・・?」


え、あれで睨んでないってどういう事、お前すっげえ怖い目してるんだが・・・


「怒ってなんかないよ・・・た、ただ・・・は、恥ずかしくて・・・目、合わせられなくて・・・」


オロオロしながら言ってきた妹に対し、俺は思った、なんだこの可愛い生き物は、といや、だってさ横目でこっち照れながら見てくるんだぞ?こんなの可愛いに決まってんだろ!?しかも微妙になんか汗掻いてるし


「・・・え、つまり昨日とかさっきとかのって別に怒ってたわけじゃ」


「・・・何言ってんの、それは怒ってたに決まってんじゃん」


照れていた顔から一気にすっげえ怖い顔に変わってこっちを睨んできました、いや、なんというか結構わかりやすくて良い一方でわかりにくいような・・・、うんわからん


「っわ、わかんねぇ・・・お前が起こってる時と怒ってない時の顔が一緒すぎて全然わかんねぇ・・・」


「・・・別にわからなくていいし・・・」


怒らせてしまったのか拗ねてしまったのかわからないがまたそっぽ向いてしまった、う~ん、なんか微笑ましくなってきたわ、後妹可愛い


「え、えっと・・・それで、妹が入ってる部活は・・・」


俺は話題を元に戻して妹の機嫌を取ろうとした、普段他人との会話不足のため結構疲れている、が興味がある人に対しては苦ではない、つまり今のこの状況、苦ではない、何故なら俺は妹に興味があるから、・・・俺何が言いたいんだろ・・・


「・・・私が入ってる部活は陸上部だよ・・・」


「!?え、お、お前陸上部に入ってるのか!?」


「!う、うん・・・」


妹から陸上部に入っていると言われ俺は驚いた、理由は俺も中学の頃陸上部に所属していたからだ、ちなみに俺はリレーと走り幅跳びをしていた、うんどうでもいいわ


「そ、そう、なのか、へぇ~」


「っな、なに・・・?」


仲が悪かった妹が自分と同じ部活に所属していた事がわかりつい俺は微笑んでしまった、いや、だって嬉しくない?同じ兄弟のしかも仲が悪いのに同じ部活に入ってるって


「あ、い、いや、俺も中学の頃陸上部に入ってたからさ、その・・・つい、嬉しくなっちまって」


「!え、兄中学の頃部活、してたの・・・?」


俺が部活していた事に対しかなり驚いた表情をしながらこちらへ近づいてきた、本当表情コロコロ変わるなおい、後近い、顔近い近い!!


「っあ、あぁ・・・って何でお前そんなに驚いてるんだよ・・・」


「!あ、う、うん・・・つい最近まで兄の事なんて全く見てなかったから中学の頃も自分の部屋に引き籠ってるのかもって・・・」


「・・・引き籠ってはないが、ってお前俺が中学の頃部活から帰ってきてたの見てただろ・・・」


「・・・全然記憶にない・・・」


思い出そうとする素振りを見せるが真顔で否定され軽く俺は傷付いた、一方で不思議に思った事があった、それは引き籠る、という事


「・・・お前、俺が部屋に引き籠ってる?って事よく知ってたな」


「!う、うん・・・高校、になってから部屋の出入りが多くなったから・・・」


相変わらず目を逸らしながら言う妹に俺は思った、それってつまり一応俺の事頭の中に存在は認知されてたんだな、とそして嬉しくも思った完全に嫌われいたかと思いきや一応頭の中に入ってるんだなと、そしてつい俺は


「っ!い、妹!」


「!?きゃ!?」


耐えきれない重い、嬉しさのあまり俺は妹を抱き寄せてしまった、しかも強引に、そして抱き寄せてしまった直後に俺はバカ野郎!!何してんだよ!?と思いながら急いで手を離そうとするも既に遅く


「っは、離してよ・・・」


「・・・ごめんなさい・・・」


本日三四度目のバカした俺は焦りながら、でも落ち着きながら手を離した、多分自分のバカさあまり呆れていたんだと思う


「っ・・・兄って本当バカ・・・きもい・・・」


「・・・言って貰えるだけ幸せです」


もうこれで終わりかと思いきやそう言われ俺は助かった、と思ったと同時にこれはご褒美なんだなとも思った、・・・うん、なんか俺ってバカでキモくて、良い所ないわ・・・


「っへ、変態なんじゃないの・・・?」


「・・・かもな」


真面目にドン引きされ、しかも心配そうに見てきた妹に俺は真面目に答えた、だって俺って本当に変態だし、実の妹を可愛いとも思ったし、酷い事言われて心地良いとも思ったし、妹抱きしめていろんな事思ったし、っおぇ・・・人間失格だわ・・・


「っ・・・びょ、病院、行く・・・?」


「行かねえよ」


どうやら本当に心配されていたみたいだった、そして流石に本当に病院に連絡されては困るので否定した、それと同時にそんな変態な兄を一応心配してくれた妹をより一層、可愛い、愛らしと思った、ほんと俺って人間失格で、多分シスコンだ



三次元の妹が最高、そんなわけねぇだろ(いや妹自分居ないからわからないけどさ)ということで今回は少し短いですがまた明日!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ