これから
優に「行くよ」と大輝が言った。
ブレーキを放し、スープラが前に行き良い良く進んだ。
大輝と優は、Gのせいでシートから動けなくなった。
後ろのFDも一緒についてきた。
大輝はシフトを入れ替えながらギアアップ。優はGがあまりにも強かったため、気絶してしまった。
大輝はそんなことも知らずに、シフトを6に入れ300キロが越えたころにはFDが見えなくなっていた。
安心した大輝は近くのPAに入った。
「はぁ~疲れた。優大丈夫?」
「う、うん。一容大丈夫だけど、速すぎるよ!もっとゆっくり走れるでしょ」
「すみません」大輝は土下座をして、必死に謝った。
優は「まっ、いいけどこれからは、気を付けて運転をするように。わかった」
「分かりました。これからは、気を付けて、運転をさせていただきます」
何故か、大輝は丁寧語を使って謝った。
2人はPAで少し休憩をしてから車に乗り、USJに向かった。
それから4時間、車を走らせ大阪に到着した。優は興奮していて、落ち着きがなかった。
「優、少し落ち着いてくれない?あと10分で着くからさ。」
「は~い。わかりました」と言って落ち着いてきた。USJの看板が見えてきた。
夜の9時に目的地は着いたが、遊べる時間があまりにも無く、そのままホテルに向かった。
駐車場に入り、車を止めた。大輝と優はトランクにある荷物を取り出し、エレベーターに乗ってロビーに
向かった。
係りの人からカードキーを受け取って部屋に向かう。部屋に入ると、壁一面がキャラクター一色だった。
二人は荷物を降ろして、ベットに飛び込んだ。
「いや~着いた。疲れたね優」
「ほんとだよ、長かったね」
「で、どうする?このまま寝るか、それとも...」
「大輝何を考えているの?まさか変なことを考えている気がするんだけど」
「ばれた」
「当たり前じゃん。何年一緒にいると思ってるの」
「だよなぁ・・・」
「で、何がしたかったの?大体想像ができるんだけど。H」
「はいそうです。一度は経験してみたくてさ」