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中津は翌日、部下の鴨川と佐野を連れて、淀川ホテルを訪ねた。

副社長の東山という男が三人を出迎えた。


「山内さんを殺害した人物に心当たりはありますか?」

中津はこう質問した。

「山内社長はいい方なので、人に恨まれるということはないと思います。」

東山はこう答えたが、すぐにつけ加えた。

「そういえば、ホテルの買収をめぐっていくつかトラブルもありました。」

「それはどのようなものですか。」

「先月、丸山グループの会長さんが、ホテルを買収したいとお見えになったんです。社長はホテルを売る気などないので追い返したのですが、そうしたら、しつこくしつこくおっしゃってきたので、社長が辞任した際にはホテルを譲るという契約を結ぶことになりました。」

「では、丸山会長が殺害したと思われますか?」

「その可能性も無いとは言い切れませんが、あの温厚な会長さんが人を殺すなどとは考えられません。」

「そうですか。」


三人はそれだけ聞いて、ホテルを出た。


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