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魔界大戦  作者: 八雲蒼
王領編
9/80

エクスカリバー

魔界大戦9話です。どうぞ。

 案の定俺達が村を出た後、絶望のこもった声が聞こえてきた。

 軽いパニックが起こっているようだ。


「光牙次どうする?」

「そうだな・・・」


 光牙は少し考え込んだ後こう言った。


「とりあえず次ぎの町に行こう」

「それどれくらいの距離ある?」

「結構遠いぞ」

「そうか……。まあ歩かないと憑かないし行きますか」

「ああ」


 そう言うと二人は歩き出す。


「光牙……」

「なんだ?」

「あの村行く時かなり速いスピードで走っていったよな……?」

「それがどうかしたか?」

「どうやったらできるんだ?」

「それは日々の訓練と剣の能力ちからってとこかな」

「剣の能力?」

「優れた剣はそれぞれ固有の能力がある。お前の雪景だったら氷とかだろ?」

「へぇ~じゃあ光牙の剣の能力は?」

「俺の剣の名前はエクスカリバー。光の能力だ」

「エクスカリバー!?ってあの?」

「俺はエクスカリバーの能力を使っている時は自分の力以上の力を手に入れることができる」

「例えば?」

「お前も見たように速く走ったりとか。他にもあるけど後で使わないといけない時はくるから楽しみに待ってな」

「お前がエクスカリバーを使ってると聞いて初めてお前を勇者なんだと実感したよ・・・」

「ハハハッ。そんなことよりこれから少し大きな街に行ってそのあと魔王軍との戦いに加わるぞ」

「え?戦いとかいったら危ないし、俺らの目的は魔王を倒すことだろ?ならできるだけ速くいって魔王と戦うべきだろ?」

「そのとおりだがそのまえに王軍が負けてしまったら元も子もないからな」

「そんなに強いのか?」

「どれぐらいの軍を引き連れてくるかによるし魔王軍が来るって事は幹部は絶対1人は来るからまあ強いだろう」

「けどそれは王様も知ってるだろ?勝てる軍勢を送るはずだろ?」

「まあな。けれど長引いたらそれだけたくさんの人が死ぬ。だから速く終わらせるため力を貸したほうがいいしお前の訓練もする。実戦のな」

「分かったよ」


***



 それから2日俺達は歩いた。

 すると街が見えてきた。そして俺たちは街に入った。


「人多っ!!」


 蒼空たちの目の前には道いっぱいの人がいた。


「光牙、どこ行くんだ?」


「とりあえずお前は魔王軍とかの情報を集めて来い。俺は必要な物を買ってくる。1時間後あそこに見える図書館の前で」


 そう言うと光牙は人ごみの中に消えていった。


「さぁ~てどうすっかな~」


「まあいっか。とりあえず図書館に向かいながら情報集めていくか」


 蒼空も人ごみの中に入っていった。



 5分もしたらかなり蒼空はいらいらしていた。

 全然進まねぇじゃんこれ。しかも息苦しくなってきたし……。

 しかし突然人が道の横に行き始めた。 

 蒼空は訳も分からずほとんど人がいなくなった道の真ん中を見た。


「なんだ?あれ。軍隊?」


 蒼空は人がほとんど横にいっていまって気まずくなったし軍が来たからよけた方が良いと思い自分も横にいった。

 そして横によけた蒼空の前を兵隊たちが通り過ぎていった。

 あれはなんだろうと思い隣にいた17歳か18歳くらいの赤い髪の女性に話しかけた。


「すみません。あれは何ですか?」


 すると女性はこっちを向いてこう言った。


「あなた知らないの?あれは王軍の軍隊。これから王軍と魔王軍の戦いがあるのよ」

「え?この近くで戦いがあるんですか?」

「ええ。ここを攻めに魔王軍は来るらしいわ。ちなみに今日人がこんなに多いのは避難しようとしてる人や、避難する前に食料を確保する人達なのよ」

「そうですか・・・ありがとうございます」


 そう言って俺は道の端を歩いて図書館の方に向かった。


 図書館までたどりつくまで有に1時間かかった。

 魔王とかの情報を集めていたからな……。

 早く着いてのんびりしたかったのだが。

 そんなことより思ったより図書館はでかかった。

 聞いたところによると魔界にある図書館でも規模は1位のでかさらしい。

 セキュリティもかなり高いとか・・・だから魔王のこととか国家レベルの重要文書があると俺は推測する。

 実際、王様とかが預けに来たこともあったとか……。



「おーい蒼空待たせたな」


 お、やっと来たな。そう言うと光牙はちょっと遅れた悪いと言った。


「でどうだ?首尾は」

「まずまずかな」


 そういって俺は集めた情報を話した。




「そうかこれは急がないといけないな」


 俺の話を聞き終わると光牙はそう言った。


「そうだな。急いだほうがいいな。」

「けれどちょっとこの図書館によるぞ」

「なんで?行くんじゃないのか?」

「城を出発する前王にここによれと言われた。王が何か預けたらしい」

「何かって?」

「これからの俺達、いやお前に重要なものらしい」

「俺に重要なものか……」

「ああ。だから行くぞ」


 そして俺達は図書館に向かった。

はぁ~。僕名前考えるセンスないと実感しました。

エクスカリバーしか思いつきませんでした。そんなありきたりの名前さけたかったんですけど・・・。

まぁこれからも頑張ります。次の更新は2日か3日後くらいですかね。では。

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