村で
ぐだぐだな感じです。
すみません。
「ふぁぁぁ」
蒼空達はルークとの一戦のあとここにテントをはって一夜を過ごすことにした。
見張りを交代してやることになっていまは蒼空の番なのだが、今までそう言った事をしていない蒼空はすぐに眠りに落ちそうになる。
「蒼空~見張り交代だゆっくり休め……」
「助かった。マジで寝そうになった」
眠い目をこすりながら蒼空は言った。
「寝たら見張りの意味がないからな。良く寝なかったな」
「ああ。とてつもなく眠いけどな……。じゃあおやすみ」
そう言うと蒼空はテントへと入って行った。
数時間後蒼空と光牙は何回か見張りを交代しながら朝になった。
「おはよう」
「おはよう」
蒼空はテントから出ると最後見張りをしていた光牙が挨拶してくる。
「ちょっと行った先に小さな村がある。今日はそこに行くぞ」
「なんで?村とか行ったらやばいんじゃね?もしさっきのルークとかが来たら村人が……」
「大丈夫だ。まだ魔王の領地に入ってないから王が村とかには兵を配備しているはずだ」
「でもルークっていう奴は強いんだろ?兵が少しくらいいても関係ないと思うしあいつも兵をつれてきていたら?」
「それも大丈夫。ルークとか幹部系の強い奴だったらばれずに入れるけど、兵も連れていたら必ずわかるから」
「なんでそんなこと言えるんだ?」
「ああ。それは王の領域と魔王の領地の間に大きい壁があるんだよ。そこに軍が配備されてる。だから兵が来たらばれる。」
「じゃあ壁のこっちにいたら戦争しなくてもいいんじゃない?」
「バカか。魔王はこっちの領地を侵略しようとしてるし、幹部とか強いのがいたら越えられる。」
「そうか・・・でも光牙ってさぁ。さっきまでほんの数日前まで封印されてたのになんでそんなに知ってるの?」
「教えてもらった」
「誰に?」
「王に」
「いつ?」
「お前が寝てるとき王に呼ばれて現状を教えてもらった。」
「へぇーそうなんだ」
「まあ俺が封印される前とあまりかわってなかったがな」
「そんなことより行くぞ」
蒼空と光牙は歩き出した。
「おい蒼空やばいぞ。もうすぐ雨が降る」
数キロ歩いた時、光牙が言った。
「まじ?」
「ああ。幸いもうすぐ村だ。走るぞ。訓練もかねて」
そう言ったあと光牙はなにかつぶやいたような気がする。
それからすごいスピードで走り出した。
「速っ。これなんか人間としておかしいスピードだろ……」
そう愚痴を言いながらも蒼空も走った。
「はぁはぁ。おい光牙速すぎだろついていけるわけねぇ」
「すまん。おまえはまだついてこれないんだったな」
「一生むりだよ」
「そうか?」
「そうだよ」
「分かんねぇぞ」
「それより宿とっておいたからそこに行こう」
***
ザァアアア
雨は蒼空たちが宿に着いたくらいに降ってきた。
「光牙俺達ラッキーだな。ギリギリ濡れずにすんだ」
「そうだな」
「で今日はどうする?雨降ってきたけど」
「うーん」
光牙は少し考えこう言った。
「今日はやめよう」
「へ?」
「だから、やめよう。訓練とか。俺も帰ってきたばかりで疲れたし、お前も疲れてるだろ?」
「てことは今日はのんびりするってこと?」
「ああ」
それを聞くと蒼空はベットの上に倒れこんだ。
「はぁ~……。
俺ってついさっきまで一般人だったんだがな。この世界観を見せつけられるとマジで夢じゃない事を認識させられる。
眠い……」
それだけ呟くと蒼空はすぐに寝息をたて始めた。
***
「蒼空起きろ」
この声は光牙か?
起きようにもまぶたが重く、開かない。
「蒼空起きろ‼」
そういい光牙は何かを落としてきた。
頭から出てはいけないような鈍い音がした。
「痛っ!? なにしやがる」
落ちてきたのは何だろうと思い見るとそれは……。
何kgあるだろうか分からない鉄球だった。
「こ、光牙くん?」
「なんだ?」
「これ落としたの?」
「ああお前が起きないから」
「おいいいい、もし当たり所が悪かったらやばかったって絶対」
「大丈夫だって」
「何でそう言いきれるの?勇者だよね!?勇者だよね!?勇者がやることじゃないって。いや人がやることじゃないって」
「ああ俺は勇者だ。でもやる」
「これからはやめよ!?」
「そんなことより蒼空」
「そんなこと!!?」
「ちょっと黙れ。いま夜中だぞ」
「うるさくさせたのおまえだろ?」
「だからうるさい。落ちつこ」
「ふぅ。でなんだ?」
「出発するぞ。」
「なんで?」
「殺気連絡があった。魔王軍が動き出したらしい。村に知れ渡ると大騒ぎになる。そしたら村を出にくくなるからな。だから今のうちに村を出る」
「そういうことか。ならしょうがない」
蒼空と光牙は荷物をまとめ村を後にした……。
もうすぐお正月なんで、小説をすぐには更新できません。
1月6日までには出します。