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魔界大戦  作者: 八雲蒼
魔王領編
72/80

魔王戦5

ども八雲です。

ごめんなさい、更新ゆっくりめです。


ではどうぞ。

「落ち着け、光牙‼」


 蒼空が叫ぶも、遅い。

 光牙は我も忘れたかのように、魔王に向かって行き、ただ剣を振るっている。

 今は怒りや悲しみで力が上がり、魔王を押しているように見えるがそんなのは長くは続かない。

 それが分かっている蒼空は光牙を何とか止めようとする、が言葉は耳に入っていないのか動きを止める事はない。


「忍、光牙の援護を頼む」


「ええ、分かった」


 忍が蒼空の横から姿を消し、魔王の横に現れる。

 そして攻撃を加えながら、光牙を止めるように説得している。


「さあ、どうするか……」


 蒼空は遠距離から魔王へ攻撃を加えながら考える。


「いっそ光牙の腰から下を氷で固めるか?

 …………いや、ダメだな。動きが止まるとすぐに攻撃にあう」


「光牙が落ち着くのを待つか?」


 そこで蒼空は溜息を吐く。


「そんな悠長なこと言っていられないな。時は一刻を争う」


 蒼空は動く。

 走って魔王と光牙、忍が戦っている数メートル先へと走る。

 広くはないここでその距離は蒼空ぐらいになると一瞬の間合い。

 こちらをチラッとみた忍に目配せし、魔王からみて蒼空が死角となる所に忍は動いた。

 その死角から突如現れた蒼空の蹴りに魔王は後ろへ飛ぶことで躱した。

 そこへ攻撃をしようと身を乗り出した光牙の顔面を蒼空は一発殴った。


「なっ――――!? 蒼空、どういうつもりだ」


 邪魔するならお前も殺すと言わんばかりの怒気を放ちながら光牙は言った。


「お前が我を失っているからだ。このままじゃ負けるぞ?」


「それがどうした……。もう意味はない」


「テメェ……それ本気で言ってんのか‼」


 蒼空の剣幕に光牙は少し押される。

 しかしすぐに反撃する。


「王は死んだ‼ 俺は王に仕えることが生きている意味だった! 王に拾われたあの日から王に忠誠を誓い、命を捧げた。その王が居ない。俺に生きている意味があるのか」


「あるに決まってんだろうが。お前は誰だ‼ 神城光牙だろうが‼ 光牙は勇者だ、英雄だ‼ 昔俺の曾爺さんと魔王を破った英雄だろ! 魔界の為にとってお前は光だ‼ お前が負ければ世界は、人は死ぬんだよ‼ その責任から逃げるなよ。

 それにな、アンギラスの爺さんに忠誠なんか誓うな! あの爺さんはお前たちも部下であるグラン元帥なんかも国民でさえ仲間だと思っている。関わった時間が短いお前に何が分かるというかもしれないが、分かるもんは分かる。忠誠を誓うならそいつは仲間じゃない。主と騎士の関係だ。忠誠はいいことかもしれないし主と騎士の関係も素晴らしいことだと思う。だがアンギラスの爺さんは主と騎士の関係じゃなくて仲間と仲間の関係を望んでんだ。今からでも遅くない。王は仲間だと声を張れ!」


「蒼空……。ああ王は仲間だ。守るだけの関係じゃなくて守りあう。そうだ!」


「それでいい……。ならアンギラスさんがなにを望んでいるか分かるよな?」


「魔界の民の笑顔‼ 俺達仲間の勝利‼」


「じゃあさっさと構えろ。なんか待っててくれたみたいだが、魔王は強いし負ける可能性が高いのも分かるよな? それに時間をかけて戦うなんてこともできない。全力で行くぞ? 俺も封印のことなんか考えず魔力を最大限に戦う」


「ああ、蒼空は右から、忍は左から頼む。三人という有用性を生かすぞ」


「いや、待て。先に俺に行かせてくれ。二人は援護を頼む」


「いいが何をするつもりだ?」


「別に……。全力で戦うだけだよ」


 蒼空は雪景を軽く振るう。

 するとこの部屋の天井いっぱいに魔法陣が広がる。


「天の恵み、大地へ降れ。その恵みは大地へ降り注ぎ、大地を森を世界を潤す恵みなり」


 魔法を呟くと雨が降り注ぐ。

 豪雨により視界が悪くなる。


「ホントはこれは雨を降らせる魔法だ。しかし魔王、お前の魔法のおかげで閉じ込められているのでね、魔方陣から降らせることしかできない」


「それがどうした。雨など我を止めるには役不足だ」


「そんなこといつまで言っていられる?


                         ここはもう俺の領域テリトリーだぜ?」





実は僕……受験生なんです。

今日も午後からそれ関係の事があります。

という訳で一旦更新を止めます。

早ければ2月25日くらいには帰って来れますが遅ければ3月8日くらいにはなります。ごめんなさい。


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