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魔界大戦  作者: 八雲蒼
魔王領編
67/80

魔王戦1

遅れました。主にリアルの事情で。

冬休みの最期の方は冬期講習が一日中あるなど、それと風邪でダウンしてました。

すみません。

学校があるので二日に一更新に勝手ながらさせて頂きます。

では六七話。

 魔王とにらみ合いが続く。

 戦力としてはこちらが四であちらが一。つまり戦力的には勝っている。

 しかし、蒼空も光牙も忍もアンギラスも誰一人として動かない。否、動けない。

 魔王も戦力差があるからなのか、それとも勝つ必要がないだけなのか動かない。

 いや、誰一人として動いていない訳でもない。

 蒼空だけがこの状況で、魔王の作った術式を解析し、崩せないか画策していた。


「ふっ」


 そう短い息遣いをしてまず攻撃を仕掛けたのは忍。

 直接近づくことはせず、不可視の鎌鼬かまいたちで魔王を切り裂こうとする。

 それを皮切りに、魔王戦が始まった。

 忍の攻撃はたやすくかわされた。

 そして動こうとしなかった魔王も攻撃をしようとする。

 魔王の攻撃を見たことがない蒼空は身構え、何が来るか目を見張った。


「蒼空、魔王の攻撃は直接的に剣で斬りに来るか、闇の力での精神攻撃だ。精神を強く持て‼」


 光牙がアドバイスを飛ばす。

 なるほど、闇の力は物理的な力ではないようだ。

 だけど、精神攻撃ぐらいなら……。と蒼空は考えていた。

 しかし蒼空の心に言い知れぬ恐怖が心に入り込んできた。


「へぇ……なかなか強い能力だなコレ」


 蒼空はそう呟き、精神を強く持とうとする。

 周りの三人を見てもみんな顔を少し歪めている。

 そこへ魔王の剣が蒼空へ向かって振り下ろされた。


「グッ……」


 少しうめき声を漏らしながらも蒼空は剣を受け止めた。

 しかし、いつもより反応が鈍い。


「ちっ……。精神乱して、そこを攻撃かよ。趣味悪ぃな……」


 そう言い、蒼空は氷の針を魔王の下へ出現させる。

 魔王は跳び、後ろへ下がった。


「この程度か……。まだまだ能力としては序の口なのだが……」


「奇遇だな……。俺達もまだ全然本気じゃねぇよ」


 蒼空はそう言い、魔王を睨んだ。




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