蒼空の修行
遅れました。
それに短いです……。
かなり。
それと作者名を変えました。(まあどうでもいいけど)
木々の隙間から城が見える。
蒼空はその城を森の中から眺めていた。
「あれが、魔王の城だな……」
蒼空は呟く。
光牙や忍から聞いた話によると、魔王の城から半径ニ十キロくらいはなにもない荒地らしい。
なにもかもが周りで死滅して、すべてが終わりを迎える大地。周りには蒼空のいる場所のように森が残っているがいつかは無くなるらしい。
動物たちはそういう大地で生きていけるように進化し続け、森に集まり、弱肉強食の世界で生き、そこでまた弱い者は捕食され、強い者しか残っていないらしい。
「修行には打ってつけって訳だ」
そこで蒼空は殺気にもよく似たものを感じ、雪景を抜いてそちらを見た。
そこには狼より一回りぐらい大きい獣の群れがいる。
それを見て少し蒼空は口の端を持ち上げる。
「修行っぽくなってきたかな……。雪景の力に頼って駆逐するのは簡単だけど、それじゃあ意味がない。今から本当の意味で危なくなるまでは、能力と魔法の使用を禁止。それでいいかな」
蒼空はそう呟くと木から飛び降りた。
「今からお前らを殺す。悪いな」
蒼空はそう言い、少し頭を下げる。
獣たちはその隙を逃すはずなく、蒼空の首筋へ噛みつこうとする。
「本当に……悪いな」
蒼空に噛みつこうとした狼の首と体が分かれる。
「だけど、俺達は負ける訳にはいかないんだ。負けないためには強くなるしかない。動物の命だろうが差別したらダメなんだけど……。俺は進む」
蒼空は狼の群れへ飛び込む。
狼たちの血しぶきが上がった所で蒼空の修行が始まる。
――――――光牙達が魔王の城までたどり着くまでにあまり時間は残されていない。
これでとりあえず書かないといけない所は終わりました。
次ぐらいから四天王との戦いが始まります。
ここからが勝負です(作者の)。
完結まで突っ走ろうと思います。
目標は冬休み中には完結‼
……無理かもしれませんが。
明日かあさってには次話を更新しますので。
では。感想等お持ちしております(本当に待ってるよ)。