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魔界大戦  作者: 八雲蒼
第三勢力編
43/80

覚醒

お久しぶりです。

全然筆が進まずこうなってしまった限りです。

すみませんでした。

 ザシュッ


 そう音を立てて血が飛び散る。

 光牙は攻撃して離れてまた攻撃と繰り返していた。


「くそがァ!」


 黒竜が豪快にバトルアックスを振るう。

 しかし光牙に当たることはなく、バトルアックスは空を斬る。

 そして光牙は黒竜を見る。

 黒竜の体は傷だらけだった。

 しかしどれも傷が浅い。それで勝負が決まるような大きな傷は見受けられない。


「それでもっ!」


 光牙は黒竜に攻撃する。

 だがそれは弾かれる。


「ずっとやられっぱなしと思うなよ小僧」


「しまっ――――――!!」


 黒い大きなバトルアックスが光牙に向かって振り下ろされる。

 その様子を目の端で捉え、声を上げる。

 避けるのが間に合わない。

 それは十分ほど前から弾かれることが無かった剣が先程弾かれ対応が遅れたから。

 光牙は出来るだけ体を逸らした。

 その瞬間、体が割れるような痛みが全身を駆け巡った。

 右肩から左の横腹まで一直線に傷ができ、血が飛び散る。


「ぐぁあっ」


 光牙は悲痛な声を上げ距離をとった。

 そしてエクスカリバーを地面に突き刺し体を支える。


「くはははははははは」


 黒竜はさも愉快そうに笑う。

 すると少し離れた所から『光牙!』と叫ぶ声が聞こえた。

 蒼空だ。

 蒼空が声をかけてきた。そして一緒に戦っている忍に何か言いこっちに近づいて来ようとした。

 しかしそれを白竜に阻止される。

 だがそれでも蒼空はこっちに来ようとする。

 光牙は必死に声を振り絞り叫んだ。


「蒼空! 俺はいい。そっちの戦いに集中しろ!」


 蒼空は心配そうな顔になったがすぐに頷き、自分の戦いに集中し始めた。


「これで俺の勝利だな」


「それは……どう……かな……」


「強がるな。お前の敗北は今決まった。立っているのもやっとだろう?」


 しかしその問いに光牙は答えられない。

 痛みが激しい。意識も朦朧とする。

 だがエクスカリバーを支えに立ち上がる。

 そして叫ぶ。


「俺はこんなところで負けられない!」


 その瞬間、エクスカリバーが眩い光を放つ。

 目もくらむような光の中で光牙は声を聞いた。


『おもしろい―――我はそなたをまだ主として認めぬがその強い心、気に入った。少しの間、我の力を……貸そう』


 瞬間、光牙は光に包まれている感じを覚えた。

 体がいつもより軽く、力が漲り、どこか温かい。

 どうなっているのか分からないが光牙は笑った。


「これでもう少し戦えそうだ」


 その言葉と共に足を一歩踏み出す。

 そして加速、黒竜の懐に潜り込み胴を一閃する。


「がぁぁぁあああ」


 今まで以上に深く剣が入り、傷を与えた。


「く……どうなっている。先程致命傷に繋がる傷を与えたはず……くそがっ!」


 そう言いバトルアックスを振るう。

 それを軽くかわし攻撃する。


無限インフィニティ閃光フラッシュ


 目にも留まらぬ速さで敵を切り裂く。

 光が残像として残り黒竜が光に包まれるような感じになる。

 そして光が消えた瞬間、黒竜はあらゆるところから血を流し膝を尽き、


「くそがっ」


 そう呟き倒れ、気を失った。

 その黒竜を見下ろしてから蒼空達が戦っている方に視線を移し、光牙は言った。


「蒼空達の加勢をしよう」


 なぜだろう。今なら負ける気がしない。

 そんな感じを覚えながらも蒼空達の戦う方へ足を向けた。

本文に出てきた声は結構重要ですね。たぶん……

覚醒は一時的な物と思ってくだされば結構なんで。


感想待ってます。

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