四竜との戦い
タイトル通りですが本格的にはまだです。
「おい光牙。相手は四人だぞどうする?」
「とりあえず自分に攻撃してきたのと戦おう」
「分かった」
「ああ」
そして三人は剣を構え四竜を見る。
隙など全くない。
それにパッと見ですごい実力を持っていることも分かる。
そんな中で四竜もそれぞれ武器を構える。
赤竜は槍。
蒼竜は片手に一振りずつ刀を持っている。いわゆる双剣って奴だ。
黒竜は黒いバトルアックス。
白竜は細身の長い剣だ。
「誰が一番強ぇんだぁ?」
黒竜がこっちに聞いてくる。
すると蒼竜が答える。
「勇者に決まっているでしょう」
「がはは。それもそうか。じゃあ奴は俺が戦う」
「ご勝手に」
今度は白竜が答える。
すると黒竜が重そうなバトルアックスを持ちながらも決して遅くないスピードで光牙の方に近づき攻撃する。
それを光牙は受け止める。
「がはは。少しはやるようだ。そうじゃなきゃ勇者なんて呼ばれてないだろうが…自己紹介が遅れたな。俺は黒竜。四竜の一角だ」
体の大きな黒竜が豪快に笑いながら言う。
「俺は光牙だ」
そして一回距離を置きもう一度戦闘が始まる。
「私たちはどうします?」
色白で目を閉じているような感じの白竜が聞く。
「あなたは休んでいてもいいですよ白竜。数はあっちが少ないですし私達だけで十分勝てます」
「そうですね……ではお言葉に甘えて……」
そう言い剣を鞘に戻す。
「では赤竜。どっちにしますか?」
「俺は蒼空殿の方にする」
「男の方ですか……私も女性と戦うのは控えたかったですがまぁいいでしょう」
蒼竜が言うと二人共、黒竜より早いスピードで襲いかかってくる。
忍は風の力で軽く受け流していた。
「弱い……という訳でもありませんね。では本気で行きましょう」
そう言い戦闘が開始した。
蒼空は赤竜の槍を弾いた。
「蒼空殿。手加減はしません」
「望むところ……」
蒼空と赤竜は向きあい、その後戦闘を開始した。
「さぁどういう結果になるでしょうね……」
白竜はその様子をほとんど閉じているような目で見つめていた。
蒼空と蒼竜。名前が似てるんで気を付けてください。
次回は忍VS蒼竜から始まるかなぁと思われます。