二日目 その3
その3です。
どれぐらいまで続くだろう・・・
それより30話だぁ~~~~!!
30話にやっと到達です。
「みんな、どうじゃったかの?」
昼ご飯を食べながら師匠がみんなに午前中の成果を聞いた。
「俺は幼い時からそういう訓練を受けてきたから余裕だった」
光牙はそう答えた。
「俺は無理でした」
蒼空はそう答えた。
「私は・・・・・・ちょっと」
「ちょっと?」
「だって幽霊が怖くてそんなのに集中できなかったんだもん」
忍はそう答えた。
「忍よ・・・いつでもそういう事ができるようにならねばならぬ」
「はい・・・」
そこで光牙と忍がお腹に手を当て、呻いた。
「どうした?二人共?」
蒼空はそう言いながら光牙の方を見る。
すると血が出てきているのが見える。
「そうか・・・氷で止血していただけだったから氷が溶けたんだ」
「蒼空。退いておれ」
師匠が言った。
それに蒼空は素直にしたがって後ろに避けた。
すると師匠は傷に向かって手を向け呪文を唱えた。
「ヴァンダー」
すると手から傷に向かって白い光が伸びた。
その白い光は傷を覆い、その光が消えた時、光牙の傷は塞がった。
「あと数日もすれば傷跡も消えるじゃろう」
そして忍にも同じことをした。
「ありがとうございます」
「よし。食事に戻ろう」
「師匠。あれは何魔法ですか?」
「あれは下級魔法の中の白魔法じゃ」
「あの傷を下級魔法で治すんですか?」
「いや。たぶん傷を負ったすぐ後なら下級魔法で大丈夫だが主らがここに来てから一日は過ぎたじゃろう?この時間まで放っておいたら下級魔法で大丈夫じゃ」
「じゃあなんで?」
「それは蒼空。主が雪景の氷で止血したからじゃ」
「氷で止血したら大丈夫なんだ・・・」
「いや。雪景の氷というのが重要じゃな」
「へ?」
「それはじゃな・・・雪景で出す氷というのは純粋。そして主は無意識かも知れぬが、細胞が一瞬で凍るほどの氷で凍らされていたのじゃ」
「え?でも俺らはそんなに冷たく感じなかったよな?」
光牙はそう言って忍を見る。
そうすると忍はコクコクと頷いている。
「それは不思議じゃの・・・まぁそれで細胞が保存されていたから下級魔法で治せたっていうわけじゃ」
「へぇ~」
「ふむ。午後も集中したりできるように午前と同じことをするつもりじゃったが魔法の説明会と行こうかの」
「魔法の?」
「そうじゃ。魔法は奥が深い・・・儂でさえ分かっていない事があるぐらいじゃ。早く知っておいて損はない」
「「「はい」」」
「分かったら早く食事を終わらせようかの・・・」
という訳でいつ書こう・・・と思っていた魔法の説明を次回やりたいと思います。
いきなり説明から入る予定ですので(変わるかも知れませんが・・・)よろしくお願いします。
明日は卒業式・・・僕は卒業生じゃないですが、まぁ早く帰ってこれるので明日更新できたらと思います。
しかし魔法の説明のなので長くなるので無理かも知れません・・・けど最悪明後日には出します。
感想待ってます。