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魔界大戦  作者: 八雲蒼
魔法習得編
28/80

二日目 その1

題名通りです。はい。

~修行生活二日目~


「みんな起きなさい」


師匠の声で三人とも目を覚ました。


「わぁ~あ」


忍が大きなあくびをしてその後師匠にあいさつした。


「おはようございます」


「うむ。おはよう。よく眠れたかの?」


「はい」


「よしみんな顔を洗って着替えなさい。朝ごはんを食べた後修行を開始するぞ」


「はい」


そう言って三人は顔を洗いに行った。


「なぁ光牙。俺たちはできるだけ早く魔法を習得しないといけないよな」


「ああ。そして早く魔王を倒して平和をもたらさないと・・・」


「けど魔法を習得するよりそっちの方が重要だよな?」


「あたりまえだ。俺達の双肩には人の命が乗っているんだ」


「じゃあ魔法を何ヶ月も習得できなかったら?」


「う~ん。それは・・・やめて行くべきか、それとも続けるか・・・」


「俺も昨日の夜、それを考えていたんだ。魔法がなかったら倒す手段も減る。もしかしたら負けるかも知れない。俺たちが死んだらそれこそ終わりになる。けど魔王のしている事しようとしている事は早く止めないといけない。だから・・・」


「そうだな・・・忍はどう思う?」


「私は蒼空みたいなこと考えてない。だって頑張って早く覚えたらそれが一番いいじゃん。だから信じて頑張ってやるだけ」


「ははは。それもそうだな」


「ああ」


「じゃあ戻ろ♪」



♦ ♦ ♦ ♦ ♦



「次は着替えだな」


「おう。もう腹減った。早く着替えて飯食いに行こう」


「そうそう。私もおなか減った」


そう言って忍は服に手をかけ脱ごうとし始めた。


「ちょ、ちょっとストップ。忍。お前何しようとした?」


蒼空があせった様子で聞く。


「何って・・・着替えだけど?」


「俺たちのいるここでか?」


こんどは光牙が聞く。


するとみるみる内に忍の顔が赤くなって、


「ストップ。悲鳴もだめ」


蒼空が忍の口を塞いだ。


「むごむぐむむ・・・(離してよ~)」


「おっとすまん」


「私もごめん。いつも一人だったからその感じでやってしまってた」


「まぁいい。じゃあこの部屋で忍は着替えろよ。俺と光牙は外で着替えるから」


そう言って部屋を後にした。



♦ ♦ ♦ ♦ ♦



「よし。満腹、満腹」


食事が終わってそう言った後、蒼空は聞いた。


「今日は何をするんです?師匠」


「今日はこの死霊の森のどこか好きな場所を各々見つけそこで精神統一して集中する訓練だ。魔法を使うに当たって集中することや精神を安定させることは非常に重要じゃからな」


「分かりました」


「何も聞こえなくなるまでやるんじゃ。だが何が起こっても対応できるように自分の周囲に意識を払っておくように」


「分かりました。いつまでやればいいんでしょうか?」


「昼時までじゃ。その後昼食を取ってまた同じことをやってもらう」


「はい」


「分かったら行け!」


そして三人とも家を出て死霊の森へ入っていった。


そして各々場所を見つけそこにあぐらになって、集中を始めた。


しかし・・・


「勢いで飛び出しちゃったけど幽霊来たらどうしよう・・・」


とか不安に思っている者もいた。

章タイトルの変更と増加をしました。

魔王決着編から王領編に変えました。

王領編は王の領地で起こる話ということです。


そして死霊の森からの話は魔法習得編としました。



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