死霊の森
こんばんは。もうちょっと早く更新するつもりが・・・
名前考えるのに手こずってちょっと遅くなりました。
「キャァアアア」
忍が叫び、ビクッとした。
「何だ?」
「あ・・・あれ・・・」
そう言い前を指差した。
「ん・・・?」
そして忍が指差した方を目を凝らして見る。
「あのちょっとでかい葉っぱがどうかしたか?」
「え?葉っぱ?」
「葉っぱだよ」
「ふぅ。幽霊だと思った」
そう三人は歩き、ついに死霊の森に来ていた。
ここに来てからというもの・・・忍が叫び声を上げ抱きついて来たり、忍が叫び声を上げ殴られたりとまぁ大変だった。
「忍、ビビりすぎだろ・・・」
光牙はあきれた様な声音で言った。
「そうだな・・・ってかそれほどじゃないって嘘じゃん」
「大丈夫だと思ったんだもーん」
「「はぁ・・・」」
二人そろって溜息を吐く。
「まぁ幽霊なんてさっきみたいに葉っぱとかの見間違いで、怖い怖いって思ってるからそう見えるだk・・・」
「キャァアアアア」
途中まで言ったところでまたしても忍が叫び声を上げた。
だがさっきより声がでかい。
それに顔が真っ青で指をさしてワナワナ震えている。
「だからどうしたって・・・」
そう言って蒼空と光牙は忍が指差す方を見る。
そこで二人は声を失う。
「・・・・・あ、あれって・・・」
「うん。見間違いと思いたいところだけど・・・」
そこで蒼空の言葉を引き継ぐ。
「幽霊っぽいね」
「キャァアアアアアア」
そこでまた悲鳴が聞こえる。
「・・・とにかく走れ!!」
そして三人は走り出した。
「どうすんだよ・・・」
「幽霊って剣とか物理攻撃は聞かないだろうし・・・」
そして追ってきた幽霊を見る。
その姿は半透明でなんか剣みたいなのを持っている。
「あぁ~どうする?光牙、忍」
「なんか好戦的っぽいし、攻撃も効かない・・・逃げるしかないな・・・」
「(コクコク)」
忍も首を縦に振りまくっている。
よっぽど嫌なんだろう。
「どっちに行く?」
「とりあえず真っ直ぐだ。俺達が会いに行く人もこの方向に居るはずだ」
「オッケー。・・・って言いたいとこだけどそれは無理そうだ」
前には別の幽霊が来ていた。
そして周りを見渡しても幽霊ばっかりだ。
「囲まれたな・・・」
「どうするの~。私なんか気絶しそうなんだけど」
「なんとかして逃げるしかないでしょ」
ブワァッ
なにか凄い殺気がすぐ前から出てきた。
その殺気で髪がなびくぐらいの風が出来て蒼空たちの方へ来た。
幽霊たちは全員一瞬ビクッとして踵を返し逃げて行った。
「ヤバいぞ・・・あんな幽霊よりはるかにヤバいものが居る」
「どうする?」
「そいつも幽霊じゃなかったら対処できるけど・・・」
すると殺気は消えた。
「殺気が消えたな・・・戦う気はないのか?」
殺気は消えたが気配はこっちに近づいてくる。
蒼空たちは剣を抜きいつ攻撃が来ても対処できるようにする。
そして前の茂みがガサガサという音を立て人が姿を現した。
「お主等危ないところじゃったの~」
その人は白い髭を触りながら言ってきた。
「ありがとうございました。助けてくれて・・・もしやあなたが『魔界最強の魔術師』キルア=ローブさんでは?」
「なんじゃ?儂に用かの?」
「はい・・・」
「そうか、そうか。家はすぐそこじゃ。そこで話を聞こう。ついて来なさい」
「分かりました」
三人はキルアさんについて行き、そして家に着いた。
今回はこんな感じでしたが次回は魔法を覚えるために頑張る的な話になると思います。
二日以内に次も更新します。
感想くださいみなさん。