敗北!!
魔法が初登場です。
最近タグに魔法があるのを思い出して、魔法出すの忘れてたぁあああ。
って感じでいつだそうかタイミングを見計らってました。
これからは魔法が結構重要になる予定ですが・・・・・
では魔界大戦19話です。
「勇者を殺せ!!とどめを刺した者には望むままの報酬をくれてやる!」
ルークが叫んだ。
それに応えるようにウオオオオオという声を上げ敵が一斉に光牙に襲いかかった。
十本もの刃が一斉に振り下ろされる。
カァアアアン
それを光牙は一気に受け止めた。
「ちょっとやばいけどこれなら・・・・」
光牙は力を使おうとした。
「甘いですね・・・」
すると光牙の影がムクムクと膨れ上がり影の獣になった。
光牙は十本の刀を両手で受け止めている。だから足が無防備だ。
そこに影の獣は喰らいついた。
「くっ」
光牙は膝をついた。
右足からは血が出ている。
だがなんとか立ち、十本の刀を振り払った。
「くそ・・・お前が操れるのは自分の影だけじゃなかったのか・・・」
「ええ。そうですよ。私は一言も自分のとは言っていない。影を操るとは言いましたが」
「やっかいだな・・・・・」
「それよりいきなり手傷を負いましたね・・・?だが私の手駒は一人も減っていない。こんな事では勝てませんよ?」
「なめんなよ・・・お前の能力は影だろ?なら空中で戦えばいいことだ」
「それもそうだ。空中に影はできませんから・・・それに私の手駒も空を飛べる者はいないですしね」
「そうだ。お前の影も空中では使えないだろうから俺は空中から光の光線でも放って敵を倒したらいいだけ、後はお前の相手をすればいいだけだ」
そう言い翼を生やし、飛んだ。
「勘違いしないでください・・・たしかに影がなければ操れませんし、あなたが空中に行ったことであなたの影を操り足元からの攻撃はできなくなったが、地面での戦闘しかできないという事ではない・・・」
そう言ったルークの足元に影が集まっていく。
そして軽く上に手を振った。
すると膨大な量の影がルークの足元から浮き上がり徐々に形を創っていく。
「まじかよ・・・・・」
光牙はうんざりするような声音で言った。
影はどんどん形を創り、黒い、巨大な漆黒の龍になった。
「くそ・・・あの狼みたいなのだけじゃないのか・・・」
「と言っても状況はあなたの方にもちょっとだけ有利に働きましたよ?だって私の手駒は飛べないんですから」
そう言ったルークの背にはいつのまにか漆黒の翼が生えていた。
まるで悪魔のような・・・
といってもルークは悪魔族だが・・・・・
「ではあなたの翼をもぎ取りましょうかね・・・?」
ルークも飛び光牙の前まで来ていた。
「ほんとやばいな・・・」
「ギルダ!あなた達は下から私の邪魔をしないように魔法で援護しなさい!」
ギルダと呼ばれた男がハイ。了解しました。と言いそして兵にテキパキと指示を出し何グループかに分けた。
「魔法とはやっかいなことを指示するな・・・それにあいつは結構優秀そうだ・・・」
「あれは私の副官です。まぁあなたは死ぬんですからなんにも気にしなくていいですよ」
そしてルークは地面の影を操り影の剣を創った。
「そんなこともできるのか・・・」
「ええ」
そしてルークは影の龍に何か司令を出したようだ・・・
突然、咆哮を上げ突っ込んできた。
「そんな直線的な攻撃きくか」
そう言い悠々と躱した。
だが・・・・・
「あまいな・・・」
光牙の横を龍が通り過ぎる時、突然影の一部が自分の方へと向きを変え襲ってきた。
「くっ!!」
光牙はとっさに躱した。だが頬を少しかすり通り過ぎた。
「今だ。Aグループ。放て!!」
ギルダが命令を出した。
すると全員が一斉に光牙に向けて手をかざし、全員が一斉に同じ呪文を唱えた。
『光の精霊の力を借り、我それを放つ。>>>光刃』
唱えた兵士全員の手から光の刃が放たれる。
バァアアアン
光牙の居た所に煙ができた。
「コホコホ。やべぇ直撃するとこだった」
煙の中から光牙は飛び出しそう言った。
「ナイスだ。ギルダ。おかげで勇者に少し隙ができた・・・」
ルークは光牙のすぐ前まで来てにやりと笑った。
その手に影で創った剣を握り、それを勇者の驚いた顔に振り下ろした。
「し、しまった・・・」
光牙の体に大きな一本の刀傷ができた。
そしてその傷からは血が噴き出していた。
勇者がちょっとやばいですね・・・・・勇者なのに・・・・・
まぁいっか♪
それより僕、新連載始めました。
題名は『やる気のない勇者の物語』です。
まぁ魔界大戦優先で合間を見つけてコツコツやっていきたいです。
できれば見てください。お願いします。
話題を戻し、魔法が初登場です。
ちなみにあれは精霊魔法です。
まぁ本格的には近々説明でも書きます。
誰か感想くれぇええええ。