魔王のために
駄文だと思われますが御一読お願いします。
「とりあえずここの指揮を執っているルークのいる所に行ってみるか・・・女が行くならそこだろうし・・・」
光牙は敵の本拠地にいた。
「おい。あいつもしかして!」
その光牙の後ろで魔界軍の兵士が言っていた。
「絶対そうだ!あいつ勇者だ」
「そうっぽいな。けど俺達じゃどうにもできねぇ。ルーク様に報告だ」
そしてその兵士は走り去った。
そんな事を言っていることを知らずスタスタと光牙は歩いて行った。
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
「勇者が来ている?」
ルークはさっき来た部下の報告を聞いていた。
「はい。あれはおそらく・・・」
「一人でか?あの人間の雪景を使うのが勇者と行動しているというのをあの女から報告があったのだが?」
「はい。確かに一人でした。今は別行動でもしているのでしょう」
「てかあの女にそいつら殺すように命じたはずなんだが・・・」
「負けたのでしょうか。それになんで勇者は敵の陣地に一人で来たのでしょう・・・?」
「そうだな・・・たぶん・・・」
「心あたりがあるので?」
「そんなことはどうでもいい。今からここに百人集めろ。その後、俺が合図したら勇者を殺しにかかるぞ」
「分かりました。しかしここに百人も戦力を割いてよろしいのでしょうか?戦争中なのに」
「大丈夫だ。我が軍の方が王軍より戦力は多い。それにここで勇者をつぶしておく方が得策だ。魔王様も分かって下さるさ」
そう言うとハハハハハと笑った。
バカな奴だ。
一人で乗り込むとは無謀だな。
勇者は死ぬと相場で決まっていると思っていたが・・・
「勇者。ここがお前の墓場になるだろう・・・」
そうルークはつぶやいた。
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
光牙はルークなどこの軍の指揮を執っている奴がいるところを目指し歩いていた。
「どこだ?蒼空があの女を見つけたかな?」
独り言を言いながら周りを見渡しながら蒼空は歩いていた。
「少し拓けた所だな・・・」
ピュン
「!!」
矢が飛んできた。
光牙はそれに余裕で反応し、上半身を少し反らしただけでそれを交わした。
「さすがは勇者。見事な反応だ。封印されていたとはいえ腕は鈍ってないようですね・・・」
「ルークか・・・。まぁあそこは時間というものが存在していなかったからな」
「だから腕は鈍りようがないと・・・?けれどそれで魔王様に勝てるとでも?魔王様もあなたと同じでしょうから鈍っておられないでしょうし、あの少年は前あなたと一緒に来たあの真地よりも弱いようですしね」
「ああそうだな」
「分かっているのにまだ挑むのですか?」
「ああ。だってあいつは、蒼空は真地よりも強くなる!」
「そうですか・・・考え直してはどうです?今なら命だけは助けてあげてもいいですよ?」
そう言ったルークの体から信じられないほどの殺気が溢れた。
それは普通の兵士程度ならビビッて動けなくなるほどのものだった。
それに対して光牙はひるみもせず、ルークを睨んでこう言った。
「遠慮して置く」
「じゃあ・・・死ね!!」
そう言い信じられないスピードで攻撃してきた。
カァアアアン
剣と剣がぶつかり大きな音がした。
「お前じゃ俺に勝てない」
「それはどうですかね?」
ルークの影が盛り上がり黒い獣が五匹生まれた。
その影の獣の形は狼のような形をしていた。
その獣の内三匹が光牙に襲いかかった。
「くっ!」
光牙の姿が消え一瞬で数メートル後ろに移動した。
「何だ!?その犬は」
「私はあなたと違い時間は止まっていないのですよ・・・魔王様がいつか帰ってくるのを信じ、何年も何年も領地を守ってきた。絶対に奪われないように新たな力を求めそして影を操れる力を手に入れた」
「・・・・・お前の忠誠心もすごいな・・・」
「この力でお前に勝つ!!」
「やばいな・・・強くなってやがる」
「命乞いはもうおそいですよ」
「ふっ。命乞いなんてしねぇよ。俺の力は光だ。だからお前一人じゃ攻撃はあたらない」
「それもそうですね。攻撃があたらないのでは話になりませんから」
そう言った後ルークは右手を挙げ、
「勇者を殺せ!!」
そう言い指をパチンと鳴らした。
そうすると百人の魔界軍兵士が出てきた。
しかも光牙を囲むように・・・
「私の攻撃を避けながら、百人の兵士の攻撃を避けながら私を倒すことがはたしてできるのでしょうか?」
「正直やべぇな・・・・・」
光牙の顔には焦りの色が浮かんでいた。
僕は今、悩んでいます。
魔界大戦のタイトルの事です・・・・・
一人で考えてもどうにもならん!!!!!
という事で活動報告でアンケートを実施します。
活動報告の方でご協力をよろしくお願いします。