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追放ものに転生した。ただし、ざまぁされる側らしい  作者: 流石ユユシタ
第2章 元婚約者来訪編

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第44話 ルディオ久しぶり!

 交易祭の招待状が届いた。ユルレの名前で俺達の元に届いている。



 招待状の説明を見ると、やはりアニメと同じ内容だ。




 アルヴェニア王国 第一王子。レオナート=ヴァルグレア、通称レオン王子も来賓すると書いてある。




 ほぇ、ここまでアニメと同じか。しかし、俺は交易祭の後ってあんまり知らないんだよね。



 この間の厄災の魔女もそうだけど、徐々に1クールアニメが終わった後の要素が絡んできてるわけだし。





 そもそも他国の王子を含めて、もうシエラ関係なくなってるし。



 だって、俺が付き合ってるわけだし。



「ミクスさんー。枕買っちゃいました! 一緒に使いましょう!」

「おー、良いなそれ」

「ラブラブですね!」





 シエラは愛情表現がすごい。結構、ボディタッチ多いし、独占欲もかなりある。




 彼女は不機嫌になったりしないが、





「私が1番好きです! ミクスさんのこと世界で1番好きです!」




 こう言うことを言ってくる。最近になって愛情表現が更に苛烈となったのは恋人になったことが原因の1つなのだろう。




 他にはユルレのこともあるな。




 時折、手紙が届いたり、ここに遊びにきたり彼女はしている。ユルレは婚約者として、貴族として、俺を迎え入れたいと公言している。



 恋愛感情はないだろうけど、好意はあるようだし。シエラも別に嫌ってないし、俺に彼女が居ても関係ないし。


 かなり自由奔放にここにきて、誘惑してきたりする。



 だから、シエラはユルレが嫌いだし、彼女に取られたくないと対抗心を燃やしてるのだろう。





「ミクスさん、この枕お揃いにしておきました!」

「そっか」

「服も一緒に!」

「あ、そう」





 これがペアルック的なやつだろうか。徐々にだけど部屋の小物とかも一緒になっているような気がするな。






「そう言えば魔族の存在が徐々に認知されているようです。それに各地に出現が確認もされてて」





 おっと、急に話が変わったな。確かにシエラが言うように最近になって、魔族が多数現れ出したのは本当のことだ。





 アニメでも、魔族が認知され始めたのは交易祭付近だったわけだし、ここから徐々に戦いの側面が大きくなっていくかもしれない。




 しかし、今のシエラに勝てるのがこの世界に何人いるか。



 正直に言えば思いつかないな。1度戦ったルディオが俺としては強者として覚えている。



 しかし、今のルディオ程度ではシエラに勝つことは不可能だろう。



 ステータスアップの木の実の効果は絶大だ。その恩恵を少し受けていた俺ですら。



 ルディオをすでに超えていると言って良いだろう。自らを過大評価はしない主義だ。ただ、単純にステータスが上がっている。



 負ける気がしないな。元々こんなにステータスを上げたりするつもりはなかったんだけどねぇ……。



 強者となってくるとステータスが高いのを簡単に見抜き始める。だから、シエラも見抜かれてあいつは何者だ!? とかアニメでも、交易祭でもなってたんだけどさ。



 しかし、今はもう恋人になっている主人公、彼女だけに重荷を背負わせるのは彼氏のすることではあるまい。



 ただ、シエラ最強すぎるからなぁ。




 強いて言えば、厄災の魔女か、あれだけが敵になった時に怖いと思う。まぁ、根は悪い人ではなさそうだけど。



 あの魔女はシエラが魔王を超えているとすら評していた。でも、本当かどうか分からん。そして、俺が知らないだけの強者もっといるかもしれない。



 



「あ、ミクスさん。またステータスが500くらい平均上がってました! 昨日たくさん木の実を食べたんですよ!」






 あ、大丈夫な気がするな。うん、どんな強者が来たとしてもシエラには敵わないだろうなぁ。



 さて、そろそろこちらも準備を始めるか。






──交易祭が始まるまで、もう2日をきっている。





 俺はパンを作ると決めているので、作りに行かないといけない。今現在は宿屋にいるわけだし、一度外に出てどこかでパンを焼く窯を借りたりして、焼き始めよう。


 できたのは影に格納すれば良いわけだし。







「シエラ、少し外に出てくるから、ブラックとホワイトと留守番頼む」

「はい! 任せてください!」





 ブラックとホワイトも、ステータスアップ木の実を食べているのをよく見る。ステータスどの程度になってるんだろうか?




 上がってくれていたら嬉しいな。そうすればこちらの戦力も上がるしね。シエラと俺を足したらほぼ最強だし、そこにブラックとホワイトが居たらもっと、最強だし。






──そんな事を考えながら、宿屋を飛び出して町に出た。









 窯を借りに町を歩いているのだが、ローブをかぶって歩いている。そうでもしないと、注目されたり、会話をかけられまくりで大変なのだ。



 シエラはずっとこれを体験していたとすると、本当に大変だったのだろうな。




 ローブを被るとは言っても、隠したらそれはそれで変んだなとも思うだろうし。だって、町中で顔隠すってスキルとかある世界だと物騒だよな。何をするか分からないし、隠してるってことはやましいことがあるのかとかも思うだろうし。







「おい、お前。ミクスだな」







 シエラが大変だったのだろうと考えていると、後ろから急に呼び止められた。なぜ俺だと気づいたのだろうか?



 振り返ってみると、そこには同じくローブの男が立っていた。その男はゆっくり顔を表す、現れたのはイケメンでした。



 おいこら、さっさと隠せや、腹立つぞ。




 いやー、しかし、ルディオ久しぶりだな!





「ルディオ様」

「呼び捨てで構わねぇぜ、オレよりも強ぇんだからな」

「……」





 久しぶりに会った気がするな。こんな町中の一角でルディオが歩いてるとはな。


 しかし、貴族の公爵家となると常に注目されて疲れてしまうこともあるだろう。それは今俺がわかっている。



 それに、俺が強くなったのを気づいたのか。




 やっぱり、強い人間にはステータスとかがある程度分かってしまうのだろうか。



 ルディオは平均20000くらいあるわけだし。ルディオは以前と違って少しだけ、元気がない。と言うかオラオラ感が減ってる気がする。



 おいおい、もっと自信満々な言動をしてくれよ。オレこそが世界で1番位言わないとキャラが薄くなってる気がするぞ。女性読者はそう言うのが好きらしいしさ。






「どうしました?」

「……いや、マジマジと見るとお前の強さをひしひしと感じるなと思っただけだ」

「そう、ですか……あの、他にも何かあるのでは?」





 なんて言うか、あまりルディオのことは知らないけど、他に何か言いたそうな顔をしているのが分かった。





「……以前、オレと戦った時はここまでじゃなかった。単純な強さが桁違いになているようだ」

「……少しは強くなりました」

「少しなんてもんじゃない。どうやって、ここまでの強さを急激に得た?」





 ルディオってこんな感じだったのかな? なんて言うか、強さに焦っているような印象を受けるな。



 前とは大分雰囲気が変わってるな。これは本当のことを言うべきか、言わないべきか。


 

 皆んなにステータスアップの木の実がバレるとシエラの評判がまた悪くなるかもなんだよな。


 


──最近、人を魔族にする薬などの噂が真実となってるしな



 ステータスアップをさせる木の実を変に結びつける人間だっているだろうしな。ルディオを疑っていたり、口が軽いと思っているわけではない。



 しかし、言うことのメリットはなく、デメリットが多すぎるからな。




「それは、個人的な秘密に通じているので言えません」

「……そうか、そうだな」




 俺がそう言うと、ルディオは確かにと納得しているようだ。そう簡単に強さの秘密は普通明かさないからな。


 聞いたルディオ本人も、普通答えるわけもないと思っているようだ。



 ただ、どこか納得も行ってない? と言うより、何か焦っているようで……。何か言いたげだった。




「……おい、オレを……弟より……」

「……?」

「いや、今はいい。また、来るぜ」





 ルディオはそれだけ言って、再びフードをかぶって路地裏を出て行った。ただ、ルディオは今、



 弟って言ってたか?




 

 ルディオって弟……あぁ、居たかもしれないな。アニメで、優秀な弟が居るとかなんとか少しだけ話していたか?



 特にそれ以上触れることもなく1クール終わってしまったけど。




 


 俺も一度路地裏から出て、パンを焼くために窯に向かう。すると、誰かが俺の瞳を手で覆った。




「だーれだ?」

「……ユルレ」

「わぉ、正解! えー、声で分かっちゃうなんて僕のこと好きな感じ?」






 ちょっとうざいな。あ、そうだ、ユルレならルディオに詳しいだろうから、ちょっと聞いてみるか。

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