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⑸『ゴーストに吹く風』

⑸『ゴーストに吹く風』



絶え間なく押し寄せる波の意味というものは、人生の象徴の様だ。感情やら環境やら、そういった物事の現象と相まって、非常に神秘的である。そういうことを公園で考えながら、コーストには風が吹いていたのである。



誰も気にしない、ゴーストの姿が、哀れ哀れで、しかし、ゴーストであれば自由で居られるだろう、とも思い、ともかく、ゴーストは公園を離れて、街の中へ消え去って行った。であるからして、俺は今日は、もうゴーストを見ることはない。



それにしても、である。この寒い季節に、ゴーストは寒くないのだろうか、と、ー結句、何かが化けて出たんだろうが、これからの行く末を考えると、凍死しそうで、また藤澤清造が頭を過るがー、ともかく、心配でならないのである。

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