出立
ざーっざーっと殴り続ける滝の中で耳をすませ、近くの轟音の中から遠くのやまびこを聞き探る。
「しょうねーん!流すよー!」
かつてはノイズのように聞こえていたそんな声が、今や滝の音と共にはっきりと聞こえてくる。その奥から踏ん張る声とともに重厚感のあるものが滝上から流され、その大きな気配が頭上へ落下しようと迫ってくる。
水しぶきが景色を曇らせる中目を閉ざすと、上半身を殴る水、水面に叩きつけられる水の塊それそれが音や衝撃の波長として瞼の裏に映り込み、周囲の景色が映し出される。
ざざーっざざーっ……越冬地から帰ってきた鳥の群れが木々に止まり、雛鳥に餌を与える。冬眠から目覚めた野生の小動物達は木の実の殻を割り、久方ぶりの食事を満喫する。人間を襲うとされている大型動物も獲物にありつくべく川へと入り、鋭利な爪で魚を掬い上げる。そんな大自然を思わせる命の営みの中で、私は迫り来る大きな気配を景色の中に捉えた。
一瞬、世界がスローモーションに映る。魚は水面に跳ね、親鳥は新しい餌を求めて巣から飛び立つ。カッと目を開き、そんな大自然を投写すると、命の芽吹きは彼方へと遠のく極寒の地へと逆戻りをした。滝は凍りつき、川には氷粒が流れ、草木は霜に覆われる。
「やったね少年!こっちまで全部凍ってるよ!」
「これなら魔王様にも顔向けできるね」
自らが生み出した氷に体温を奪われながらも達成感と安心に包まれていると、興奮気味に高所から飛び降りてきた神様とレイカに詰め寄られる。私は体に張り付く氷に身動きを封じられ、歯をガチガチと鳴らしながらどのように脱しようかと考えていた。
「お兄の首、貰ったー!」
草木が揺れる音とともに無邪気ながらも物騒なことを森中に響かせる声が上がった。獣道から野生動物のように疾走し、軽い身のこなしで崖から飛び上がって鎌を向けるアルプスの姿が目に映った。予想だにしない登場に、神様もレイカも目が飛び出ていた。
「存在消滅!!」
氷を溶かすよりもこうした方が圧倒的に早いと判断した私は、震える手で自分の体を触れ、血族の力を使ってその場から瞬時に消滅させる。直後にアルプスが振った鎌は私がいた場所に突き刺さり、氷塊を割って滝壺を蘇らせた。
「な、何するんだよアルプス!」
消滅世界から戻った私は息を整える暇すら与えず開口一番にそう問い質した。命の危機を感じたこちらのことはまるで気にしないかのように、彼女は滝壺に浮かんだ氷塊の上でにへらにへらと笑っていた。見るからに腹立たしさを感じさせるその表情だが、今はそれよりも、彼女の背後に迫る危険に咄嗟の判断を迫られていた。
「アルプス!真後ろに熊!」
私の声と、迫り来る大きな影にようやく気づいてか、アルプスは影の正体を知る。浅瀬を走る獰猛な肉食動物が鋭利な爪と牙を向け、見る者に恐怖を与えた。今から走っても間に合う気配は無い。それでも足は動いていた。
無事ではすまない。そう思った時、足がピタリと動きを止め、ある種の金縛りに襲われたように一切の身動きが取れなくなる。恐怖が私の心を支配した。獰猛な肉食動物に襲われる恐怖ではなく、それとは別格の恐怖、絶対的な脅威が私の目の前で姿を表した。熊ではなく、三日月のように口角を上げる死神への恐れだった。
「お兄だけが強くなったわけじゃないっ!」
そんなアルプスの普段通りの声がすると同時に緊張は解かれ、抱いていた恐れが霞のようにふんわりと消えてなくなる。死神は両手に持った大鎌で引っ掻こうとする爪を軽々といなし、硬い獣皮に覆われた胴体に刃を立てた。それを仕留めるにはあと一歩のところで熊は体勢を崩して倒れ、水流に赤く細い線が混ざり始めた。
熊の痛みに悶える獰猛な鳴き声に死神は慈悲を与えるつもりはないのか、それとも、今から行うことが慈悲による行為なのか、大自然の中には似つかわしく歯車が駆動する音が大鎌から鳴り響き、柄と刃の境が動き始めては円筒状の穴が柄の中に仕込まれて現れた。刃は水に 浸かることなく柄に切っ先を当てるように曲げられ、斧を思わせる作りに変貌していた。
「轟く銃声、死の宣告!!」
誰かが止める声をあげるよりも前に、死神は手の中に隠していた引き金に指をかけ、狙いを定めることも無く引いた。大きな銃声と勢いに彼女の体は宙へ吹き飛び、熊の頭は骨の髄まで粉々になるほどまで弾け飛び、対抗する間もなく見るも無惨な死体を川に倒していた。
「な……あ、アルプス……いつの間に……こんなのを」
あまりに猟奇的なかつ残虐な兵器を目の当たりにした気分な私ははっきりとしない声を漏らし、突然来る痛みに頭を抱えてしまう。
「どう?お兄!見てた?」
「しばらく見ないうちに何があったんだ…」
吹き飛ばされるも、浅瀬に軽やかに着地したアルプスは三日月のような笑みが消え去り、自然な無邪気さを浮かべて駆け寄ってきた。
「えっとね、鋳物師の魔物さん達に死神の鎌を改造してもらって、死神モード中に自我を保てるようになって」
「ちょっと待ってくれ」
意外や意外、この数ヶ月のうちに彼女の身に起きたことが情報の渋滞を起こし、さらなる頭痛を引き寄せては理解に苦しむスタートとなってしまった。
「死神の鎌を改造!?アルプスちゃん!ちょっとボクにも見せて見せて!」
一呼吸置いて問おうとした時、一部始終を見ていた神様が私よりも先に私が訊こうとしていたことを割り込むように言って目をキラキラさせてアルプスに詰め寄る。そんな神様にアルプスは嫌な顔一つせずに見せた。
「その鎌、楓さんに大切にしてって言われたはずじゃ」
「うん、そうなんだけど、実は改造と言うより修理の方が近いんだよね」
「元々は壊れていたのか?」
「鎌の中にある金属部品の殆どが欠けちゃってて、さっきみたいな変形ができなかったの。で、治してもらったら刃の部分が動いて銃弾が撃てるようになったの」
前の持ち主でありながら死神と呼ばれた葵希楓がその鎌をアルプスへ譲渡した時の光景が鮮明に浮かび上がる。床板を踏みつけて壊し、現れた鎌を託す。その時に歯車が壊れてしまったのであれば、納得できないことは無かった。
「で、修理したせいか、死神モード中に自我を保てるようになったの」
今まではそうでなかったのかと問いたくなってしまうが、恐怖に陥れる程の三日月のような笑みに加えられていた、満月のような目が見られなかったことに、信じるほかなかった。
「死神モードね……」
あまりに安直ながらも直感で理解出来るそれに不思議と期待と不安に胸が膨らまされていた。
その後アルプスは熊を鎌で手早く解体し、「今日は熊鍋!」などと季節外れな食卓を思い浮かべながら獣皮をはいだ人の二倍の大きさもある巨大な肉を一人で運び込んで行ってしまう。これも復興による成長なのかと感心していた。
それからすぐにしてエルピスと最後の剣の稽古が始まった。
「ぐっ……!短期間であれどやはり力はつきますか!ですがこれではその剣も届きませんよね!」
俊敏に動くエルピスに目も体も対応し、お互い真剣で打ち合う中、僅かに私が押しているようでエルピスは飛び下がって翼を開き天高く飛び上がる。平等かつ不公平なこの攻勢には毎日のように付き合わされた。しかし無意味だと思ったことは一度もなかった。
地面に突き刺さった現身鏡を素早く引き抜き、鞘に収める。エルピスも私に一撃当てなければ終わらせることができないこの稽古において、唯一私が対抗できる術がこれだった。
「ふふっ、いいでしょう!今日もその手で迎え撃つのであれば、私もいつものように貴方に勝つまでです!」
背中に光を浴び、神々しい威光を放つ彼女はいつにも増して余裕を見せる。鞘に収めた剣から手を離さず、目を閉じて空から向かってくる小さな気配を感じ取る。だんだんと迫り来る気配へ剣を抜き、抜剣した勢いで高所から振り下ろされたサーベルを弾いてエルピスの手から遠ざける。しかし剣は彼女に一泡吹かせることはできず、髪の一本も切る事が出来ずに地面に再び刺さる。
「今回はたまたま!まだ稽古は続いていますからもう一度……ってあれ?」
サーベルを失い、ようやく地面に足をつけたエルピスは後ろを振り向き、大剣だけが残されていたのを見て首を傾げた。そして直ぐに背後や周囲を見渡し、最後に見上げる。
「次は肉弾戦だ!エルピス!」
棒高跳びの要領で空へと跳び上がった後、エルピスが立っている所へ向けて拳を立てる。着地して地面を殴りつけた衝撃と、彼女が急速に避けた勢いで周囲には砂埃が立ち上り、お互いに姿が見えずにいた。それでも私は地面を蹴り、砂埃の中を飛び出す。その先には既に構えていたエルピスが私の拳をはたいて捌き、回し蹴りも易々と避けられ、一切の痛撃を許さない守りの姿勢が伺えた。
「剣の稽古のはずなのに、何度目でしょうね!」
それまで捌かれていた拳が不意に虚空を突き、視界からエルピスの姿が消える。またも背後に回れたかと振り向くも、彼女の姿はなかった。
「足元がお留守ですよ!」
下から囁く宣告に身構える暇もなく足をなぎ倒される。仰向けに倒され、立ち上がろうとする前に彼女の影が私を覆う。止めを刺そうとするその拳を、腕を両手で挟み込んで抑え、地面の上を転がって力技で地面へ叩きつけることに成功した。
「あはは……やはり力では勝てませんね。いくら貴方の大剣が軽いと言えど、筋力はつきますからね。剣技はまだまだ負けを認めませんが、数ヶ月前よりはマシになったでしょう!あとは能力による特殊戦闘ですね!」
エルピスの腕を離すと、それは私の腹の上に乗ったまま動くことなく、エルピスは激しく胸を上下させながら清々しく眩しい笑顔で私を見つめていた。
奥歯を噛み締め、魔王の間に敷かれた絨毯の上を走り奇襲をかける。火の粉が弾ける音もしなければ氷の冷え込む空気も流れない。恣意的で不自然な風の流れもなければ雷光も見せていない。歩音もしない。完璧な奇襲のはずだった。しかし背中を向ける魔王を目掛けて振り下ろした大剣がナイフに軽々と防がれたことに驚きを隠せなかった。
「流石魔王だな……息も殺したつもりだったんだが」
「甘いぞ人間!貴様の動きが呼吸で筒抜けだ!心臓の鼓動一つ取っても相手に聞こえると思え!」
両手に持った大剣が片手で防がれるナイフに弾かれ、火花が散りつつ距離を取らされてしまう。彼女は勇者でも相手取っているかのような非常に恐ろしい剣幕で、気圧されるほどの威厳を放っていた。
「さぁこれまでの成果を見せてもらおうか。貴様は我々魔族の命運を背負って往くのだからな、手加減は……許さんぞ」
堕落の魔王ミーアから真っ暗で禍々しいオーラのようなものが全身を怖気させる。彼女の眼力で天井に吊り下げられたシャンデリアのガラスが揺れ、窓にもヒビが入ってしまいそうな程に共鳴、振動していた。
一歩前へ踏み出すだけでも精神力が削がれてしまいそうな空気感の中、影で黒く染まるミーアをぶれぬ視線で睨み、足のつま先を二回突く。
「この前の二の舞にはならないつもりだ……いくぞ、雷脚!!」
つま先から稲妻が走り、力強く絨毯を踏むと両足に白い雷が宿り、ミーアの放つ暗黒のオーラを照らし返す。
走る稲妻によって機械が暴走を始めたかのように私の足は制御が効かず走らされる。音を追いかけるような速度に思わず目を見張ったか、魔王はその場から姿を霞ませ、寸分違わぬ全く同じ姿が私の全方位を取り囲む。
「自らの足に雷で刺激を与え人間の限界を超える速さを実現したか。面白い、しかし美しくない!御身を蔑ろにしながら勝利を手にしようとするその渇望がどこまで耐えられるか、期待させてもらおう」
周囲を取り囲む魔王の姿が一瞬の乱れもなく手の平を向け、灼熱の暑さや極氷の寒さ、皮を斬る旋風に全力を奪う雷がいっせいに襲いかかる。その一つ一つの力は別々の人形によって操られ、魔王の間の空気は完全に彼女らによって支配されてしまった。
「そっちがその気なら、こっちだって策はある!」
大剣を天井に突き刺さってしまうほど高く投げ上げ、悪夢のような環境からこの身を逃がす。
「存在消滅……避来身!!」
放たれた炎が焼き付くし、氷が凍てつかせ、風が無差別に切り刻み、黒き雷が暗闇をもたらす。その中で唯一無傷で残っていたのは、複数体のミーアと天井へ投げた大剣だけだった。
剣先が天井に傷をつけた瞬間、私の体は暗闇へと化した魔王の間へと戻り大剣を掴む。再出現を察知したミーアは地面へと引きずりこもうとするかのように天井に手を向け、それに呼応するように私の体は重力と共に暗闇の底へと落ちていく。その繫縛から逃れるべく、大剣に手を触れた。
「物質構造変化を大剣現身鏡に使用!幾千の刃で闇を切り裂け、永久剣舞!!」
全長六尺程の大剣が瞬時に数え切れない程の短刀へと姿を変え、その一つ一つが意志を持ったように縦横無尽に目まぐるしい速さで暗闇の中を駆け巡り、壁や床に反射しながら衰えることを知らずに刻んでいた。
「幾千の刃よ、この手に帰りて大剣現身鏡へと戻れ!」
金属同士がぶつかり合う音を鳴らして突き進んでいた短剣は声に呼応して一斉に動きを止め、その全てが私の手に戻ってずっしりとした重みが右手にかかった。それを皮切りに魔王の間のシャンデリアに炎が灯って闇が消え、静寂と僅かな孤独感が残っていた。
「ミーアは、何処だ」
周囲を取り囲んでいたはずの彼女の姿は跡形もなく消え、あれは幻覚だったのかと思い立って周りを警戒するも本体の姿はなかった。
「油断したな、人間」
そんな声が耳元で囁かれ、首筋に彼女の持つナイフが首筋にあてがわれる。鉄の冷たさに体が硬直して指先一つも動くことを拒んでいた。
「よくもやってくれたな」
目下に映るミーアの右手に赤い線が浮かび上がる。それは明らかに斬られた跡で、見つめているうちに血液がじんわりと外へと漏れだした。
一瞬、魔王の威圧と死の未来に恐れおののくも耳元で軽く吹き笑うような声が聞こえて緊張感が一気に薄れる。それはきっと彼女も同じなのだろう、手に持ったナイフが床で重い金属音を鳴らし、そのまま魔王の体が私を包み込んだ。
「初めて私を傷つけてくれたな!嗚呼、これ程喜ばしいこは久しい!これで心置きなく貴様を送り出せる!」
「ま、待ってくれ!これで終わりなのか!?」
ミーアはこれ以上ないほどの笑顔で後ろから抱擁し、ワシャワシャと乱暴に私の硬い髪を撫でる。不思議と不快感は無いが、彼女の変わりぶりに困惑していた。
「終わりも何も、もしかして貴様、私の堕落への誘いに抵抗できていた自覚がないのか?」
「堕落への誘い……?」
「堕落の魔王としての力で戦意喪失させようとする私の常套手段だ。それを貴様は耐え抜き、私に一撃与えた。数ヶ月前、力に溺れた貴様を強制的に沈静化させ、エルピスでさえ抵抗出来なかった力なのだぞ?」
「そういえばそんなことが……」
「魔王たる私のお墨付きだ。胸を張って行くがいい」
ミーアに背中を押され、勇気と決意に満ち溢れたまま追い出されるかのように魔族領を飛び出してとある船着場にて船を待つ。辺りは既に暗がりに侵食され、海面に移る街灯や周囲の人間の姿が妙な懐かしさを思わせた。
白露の国行きへの夜行船には多くの人だかりができていた。そのうちの多くは見送りであろう。私の見送りにはエルピスが来てくれていた。
「アルプスとミーアは……居ないのか」
「ミーアさんは魔王ですから流石に……アルプスちゃんは今日出発だってことを忘れていたそうで、ついて行こうとした所をミーアさんに」
「止められたのか」
エルピスはその時の光景を思い出してか、街灯の元でクスクスと上品に微笑む。
「そういえば、忘れ物はありませんか?」
「忘れ物?ないはずだけど」
現身鏡以外になくて困るものは特に思い当たらず、神様やレイカは既に私の中で眠っている。頭にハテナマークを浮かべていると、エルピスは懐から携帯端末を取り出した。しばらくそれを使っていなかったが、私の物だった。
「ミーアさんが預かっていたそうですよ」
「通りで忘れていたわけだ。肌身離さず持っていた訳では無いから」
パワーボタンを押すと充電は百パーセントの表記があり、操作も問題内容だった。現身鏡と共に背負った小さなカバンの中へと入れ、乗客の案内を始めた夜行船へと向かった。
「伊黎さん!」
乗船への階段を前にしたところでエルピスに呼び止められる。言い残したことでもあったのか、やけに名残惜しそうに伺えた。
「……彼女からの伝言です。『私は貴様に期待している。希望を見出している。たとえ貴様が王になれなかったならば、その時は別の策を共に考えよう。しかし出来ればあまり私をガッカリさせないで欲しい。私は、貴様と出会えて良かったと面と向かって言いたい。だから、頑張れ』……だそうです」
言い終えたあとの彼女は肩の力が抜け、清々しさを感じさせた。間接的に伝わった言葉であっても、その言葉にはミーアの激励の気持ちがしっかりと伝わってきた。最後に「頑張れ」にも、エルピスの心も宿っているように思えて胸が熱くやる気に溢れてきた。
「エルピス!こう伝えてくれ!私はもう負けない。と!」
彼女が表情を浮かべるよりも前に船へと乗り込み、一人船頭へと立って水平線を眺める。星々は何処へでも遠く続き、小さな星屑が海に浮かぶ。ある一つの願い星へ手を伸ばし、強く握りしめて胸の内にしまいこんだ。
魔王の願いを叶えるために、王になると誓った。
「次回のUnleashed Antiquerは」
「宣誓!ボクの唯一の信者、元孤児の少年はー!」
「白露の王様になるため戦うことを誓うよ」
「アルプスを育ててくれた魔族達のため、アルプスのため、そして何よりミーアのため、私は絶対に王になる」
次回、Unleashed Antiquer 白露の大祭り
「正々ー!」
「堂々とー」
「少年が戦うよ!」
「ご主人様が戦うよ」
「手伝ってくれてもいいんだけど」
「やだ!ボク働きたくない!」
「大丈夫?僕出たら他の人たち混乱しちゃうよ」
「……一人で頑張ります」




