次はお兄ちゃんもか(笑)
シャルロットは、髪はどうするのかと思い、まだ脱衣場でナニかゴソゴソとしている一徳に話しかける。
「一徳、髪は洗ってくれないのですか?」
「あ、あああ、そうだね、ちょ、ちょっと待ってくれる?シャルロットの服を今綺麗にするからね、【洗浄】【乾燥】」
一徳の一徳も落ち着いたようなので、一徳はまた目隠ししたまま入ってくる。
「一徳、湯船に浸かってるから、目隠しは、もう良いわ、髪は綺麗に洗ってちょうだい。」
そういって湯加減が丁度いいのだろう、機嫌が良さそうだ。
「え?いいの?」
シュルっと、目隠しをとって、湯船に浸かっているお嬢様を見てみる…
ギュンッッッ
一徳は目隠しは、外しちゃいかんと思ってもう一度目隠しする。
視覚的に童貞コロス肌は見せちゃイカンのだ。
「?どうされたのかしら?イットク…。」
「あー。えっと、ちょっと待ってくれる?」
おでこ辺りに手を置きながら、脱衣所に出て、少しクールタイム。
「ふぅ...」
がらっ
「じゃ、じゃあ、頭洗うね?」
そうして湯船に浸かっているシャルロットの美しい黒髪を優しく洗っていく。
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「なんだ、この、サクサクして濃厚な風味のお菓子は!!けしからん!!!!手が止まらんではないか!」
シャルロットのお兄ちゃんポタージュ味のコーンスナックを食べる手の連続運動が止まらない。
「食べても食べても、止まらない!」
「わかるわかる、サクサク軽いからいくらでもいけちゃうよね、ちょっとこっちのジュースも飲んだら?果汁はあんましはいってないけど。」
紙コップにいれたオレンジジュースを口につける
「うっ…」
「どうしたの?大丈夫?」
「私が今まで飲んできた飲み物とは一線を画す…あれは…水だったのか」
「あー果実水とかかな?砂糖めっちゃいれてるから、そりゃ違うよね」
「飲みすぎたり食べすぎると太るけどね」
「何!!」
「でも疲れたときは癒しが欲しいじゃん、食べて良いってことにしてる」
「そうそう、それ以上に運動してカロリー消費したら罪悪感なくなるよね」
「寛太は、運動不足だから、気を付けるように」
「兄ちゃん、俺もう、ちゃんと大人なんで大丈夫ですよ、」
「大人だって暴飲暴食しちゃうときあるから今後も気を付けるんだぞ」
過は男手一つで育ててくれたお父さんの手伝いをしながら、小さい一徳を育ててきた。寛太もまだ小学生の低学年で甘えたい盛りだった。
お兄ちゃんというかお母さんのような保護者的存在だ。
中学生の入学式のあと、産気付いて一徳を産んですぐ亡くなってしまったお母さんを一番知っているのは、過。
低学年だと、そこまで覚えていないし、一徳には産んですぐ抱いた母と産まれたばかりの一徳との写真しか残っていない。
母から受け継いだ言葉は、今でも寛太と一徳を過保護に守っている。
「仲が良いのだな…御前達は。」
「「あ」」
あのツンツン親父のせいで、お兄ちゃんもシャルロットも歪んで成長したので、褒めたり心配されている親子関係を見ると羨ましかったのだろう。
お兄ちゃんもかなりシャルロットに依存しているように見えるけどね、こんなとこまで付いてきちゃって。
「お待たせ~」
「遅かったな」
「うん、お湯がたまるまで待ってたからね」
「成る程」
「そろそろお湯から上がるんじゃないかな?お兄ちゃんも入るでしょ?服とかこれで良いかな?」
【収納∞】からジャージ上下を出す、パンツもボクサーパンツでサラサラした気持ち良いヤツ
「ほほう、なかなかゆったりとしていて、良さそうな…なっ、なんだこの下着は…」
「ボクサーパンツだよー気持ちいいでしょ?」
「ふむ、なかなか良さそうだ。」
そうこうしていると、シャルロットが湯上がりで、用意していた可愛いパジャマを着て出てきた。
「このタオル、ふわふわでいい匂いがしますわ」
髪の毛がまだ濡れていて、ポタポタ水が滴っている。
一徳がシュババッとシャルロットの後ろに行きバスタオルを手に取り、ゆっくりゆっくりシャルロットの髪を上から挟んで拭いていく。
「風邪ひいちゃうから、乾かそうね」
なんとなくこいつ何かあったなと、過と寛太は察した。
「一徳…おまえ…」
怪訝な顔で二人に見つめられたので
「後で報告します」
兄2人のサムズアップ
「じゃあ、お兄ちゃんもお風呂入ってきなよ」
「侍女達が居ないがどうすればいい?」
「「え?」」
「一徳が洗ってくれますわよ、お兄様」
「「え?」」
「そうか、では、私も頼むとしよう。」
「「えーーーーーーーーー!!!!」」
色々察した五十嵐兄達は次は俺達にもヤらせろと思った。
お兄ちゃんのお風呂シーンは…必要ないかなw
いる?需要ある?w




