表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢の断罪後は結構面白い  作者: ゆうき鉄平
14/15

馬車での移動ってお尻に大ダメージだからさ

「とりあえず、俺はテレビの収録があるから、1日で兄ちゃん達の武器を回収だな」


「1日で終わらせられるかな?普通、ダンジョンとかって、何日もかけて攻略するんじゃないの?」


「うん、そうなんだけど、ほらこれダンジョンの地図、こことここに兄ちゃん達に合いそうな武器があるんだよ!」


デバイスを取り出し、過と寛太に画像を送信した。


「多分だけど、最終ダンジョンの6階レベルが楽勝なんで、ここは、半日もあれば15階層まで行けると思うよ。」


「このダンジョン何階まであるの?」


「それは、地図見て」


「うわ、長い」


「細い」


「そして36階層まであるの?」


「実は39階層まであるの。地図はランダム仕様で、勘で攻略」


「全体的に狭いのな」


「うん3分の1はまあまあ広い砂漠とか森林とか氷河期みたいな階層があるよ」


「え、それムリゲじゃない?」


「あー。なんとかなるのかな?」


「何その疑問系」


「だってさ、この前モンスター倒してても、返り血浴びなかったし、寒かったり熱かったりしなかったろ?」


「確かに......一徳ボンボン魔法みたいなの出してたもんな?」


「あー、じゃあ、結構色々無効なわけね俺達」


「多分、問題は、シャルロットが無事に進めるかだね」


一通り話し終わると、喚び出した主に向き直る


「そういう訳でちょっぱやで頼む」


「なんて計画なのよ!」


まあまあ、とにこやかな3兄弟


「一徳は、芸能人なんで、え~とほら、この世界でも劇場で演技する人とかいるでしょ?ああいう類いの人間なので、一ヶ月ぐらい来れないんじゃない?」


「うーん。休憩時間や食事する時間はあるから、こっちから連絡するよ?」


「そうか、休憩時間充てられるか。」


「とりあえず、行こうか?」


かなり多目の荷物を寛太の収納の中に入れて、活動開始

寛太は物書きなので、基本自由な時間が多い。

取材にいくと言っていれば、結構な時間を作れる。

○○新聞に連載も載せて貰っているが、ストックをかなり渡してきたので、問題ない。

過は、サラリーマンなので、時間に負われている。

過達にとって日曜日なので、5日以内に終われれば良いかなと思っている。

基本的には寛太がトラブル対応する事になりそうだ。


シャルロットの魔力の回復も必要なので、セーフティスペースで休んでもらう必要がある。一人で大丈夫と言っていたが、監督として、お兄ちゃんに付いてきて貰うべきだという事になり、お兄ちゃん、騎士団に連絡して、まだ突破できていないダンジョンの調査に行くという名目で2週間ほど時間を貰った。


「じゃあ、お兄ちゃん行こうか?」


「貴殿に兄と言われる筋合いは無いが。」


「やだなー、そんなにカタクナッテ、今からそんなんじゃ、やってけないよ?1週間。」


ポンポンと、シャルロットの兄の鎧を叩く一徳


「えっと、ヒューゴは、行けると思うから、行くよ?良いかな?」


「え、どういう事?」


「[ヒューゴまで移動]」


一徳が呪文を唱えると馬車ごと移動したようで

御者もビックリである。


「え?ここはヒューゴ?」


シャルロットの屋敷から3日ほどかかる街ヒューゴ

深い森に囲まれた街と、肥沃な大地に広がる農村地帯が一体となった、かなり豊かな土地だ。ルルロッティ侯爵領地の為、シャルロットや、シャルロットの兄のルイスも馴染みがあるので間違える訳はない。


「そ、御者さんには悪いけど、街で宿とってもらって、自由にしてもらってて良いから、その3日後か4日後に俺達出てくるから、その後農村回ってみたいんだよね!お願いできる?」


ちょっと何いってるのかわからない顔をしているが、コクコクと頷く御者


「こんな高度な魔法が使えるのか?便利な召喚獣だな。」


「そ、そうなんですの......ホホホ」



冷や汗をかいているシャルロットは、知ったかブリを決め込んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ