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悪役令嬢の断罪後は結構面白い  作者: ゆうき鉄平
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お風呂上がりはやっぱり牛乳

さっき浸かっていた場所に3兄弟は、戻ってきた。

一徳の後ろに居たおじいちゃんが、入歯を落とした。


「誰呼ばれるかな?」


「多分お前は呼ばれないわ....」


「とりま、上がるか」


3兄弟は、風呂上がりに牛乳を飲んで、幸せを感じ、着替えた。

寝るつもりなので、スウェット上下である。


「布団に入ってると、眠くなるかな?」


「どうだろな....シャルロットのオッパイが目に焼き付いて、寝れないかも。」


「俺達誰でも呼ばれたらやばくない?w」


「自重しろよな」


「「お前が言うか....」」


一徳は、来るもの拒まず、去るもの追わずである。


一途ではない、クズの部類でレディハンターである。柏○芳恵である。意味不。


多分真実の愛に気付いていないのだろうw


彼女はコロコロ変わって、今の彼女が若干腐ってて変態なので、続いている様なものだ。


「一徳は、ダメだな」


「え~ひどーい」



そんなことを言いながら、家に帰りつき

布団を敷き、川の字で寝っ転がる3人は、微かな眠気を感じ始めた。


「あー。寝れそう....。」


うとうとしだした3人に綺麗な声が聞こえた


『スギル....もう、着替えて寝てるのかしら....いつ喚んだら良いかしら....』


「お、過にいちゃんだったな....返事できるのかな....」


「あー、良いけど、シャルロット、そっちで寝ても良い?今布団の中なんだよ....。眠い....。」


『え?寝る?寝てるとこなの?じゃあ、私も、寝るわ....起きたら起こしても良いかしら....』


「うん、良いよ....お休みシャルロット....すやあ」


『話せるのね....これなら、問題ないわね....』


「シャルロット凄いね....やるね」


「だね、一発で出来るんだね!」


「そうだね、一発で....すやあ」


「一発....すやあ」



『寝たの?....お、おやすみなさい!』



違う世界で、シャルロットは考えもしなかった

自分は6時間、たっぷり寝ても、過達は1時間ほどしか寝れないことを。





『ギル、....スギル....』


「んあ?」


間抜けな声を出して過は目を覚ました。1時間と15分の睡眠である。


短い睡眠ではあったが、意外とスッキリしている。

一徳と、寛太はすやすや寝ているので、頭の中で返事が出来るか試してみた。


『起きたよ。試しに一人だけ召喚出来るのか、やってみようか....』


『ええ、喚ぶわよ....』


そう言って、念話が出来ることを確認して、何でもアリだな~と、スギルが思っていたら、シャルロットは、召喚の呪文みたいなものをブツブツ言っていた。


「お、俺だけだね!」


「成功しましたわ!」


シャルロットは、嬉しそうに成功を喜んでいる。

あれ、可愛いぞ?なんだこの子w


「偉い偉い」


無邪気にニコニコしているシャルロットが可愛くて、頭をポンポンしてやった過

照れるシャルロット


「こ、これなら、貴方達の都合も考慮して呼び出すことが出来るわね....」


「そうだなあ....」


過は、人差し指を顎の下にちょいと、あてながら少し考えて答えた。


「逼迫した状態なのに、こっちに気を使われてもどうかと思うから、一人で解決しようとせずに、困ったときは、呼び出して欲しいかな?」


「え?でも....」


「一徳はああ言ったけどさ、シャルロットが危ない時に助けらんないのなんて、意味無いでしょ?」


「ええ、まあ....。」


「だから、それだけ、ちゃんと覚えておいて」


優しく笑いかけられて、シャルロットはじわっと何かが広がる感覚を覚えた。

大事にされているという事を理解した。


こんな暖かいものが流れるのかと思った。


温泉の後の牛乳の満足感とどっこいどっこいだろうが。

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