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詩のようなものたち

愚かしくも孤独で

作者: 暮 勇

 愚かしくも孤独な男が居って

 口を開けば

 誰彼構わず罵詈雑言を投げつけ

 席に座る態度は

 上役の如くふんぞり返る

 しかしそのデスクの周囲には

 己の腹の、醜く垂れ下がる、分厚い脂肪以外

 纏わり付くものは、なにも無し

 たとえ気紛れでも

 呼びつければ、人は寄って来るし

 怒鳴れば、相手はへつらうが

 しかしそれが終わり

 その人がそそくさと去れば

 またもや、独り

 愚かなほどに、人を詰り続け

 しかし哀しいほどに、人を欲し続ける

 愚かしくも孤独で、哀れな男

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