第三話 丸太郎、ステータスを知る
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※狂気を感じる作品です。
命からがら村から逃げ出したマルタは、行く当てもなく森の中の道を延々と歩いていた。
村の周りには森が広がっており、獣の鳴き声がする場所で村に居た頃は怖くて近づけなかった。
夜が近づくにつれ、辺りは暗くなり始める。
一時間も経たないうちに辺りは闇に覆われる。
「怖い」、「暗い」と恐怖を感じて身を竦めた。
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頭の中に声が聞こえてくる。
「『ステータスオープン』と唱えるのじゃ。」と。
何者かは分からないが、声に温もりを感じた。
恐怖に怯えながらも「ステータスオープン」とマルタは唱えた。
自分のステータスを初めて見たマルタは、色々と驚いた。
名前…[マルタ]
職業…[村人]
性別…[男の子]
年齢…[11]
レベル…[1]
種族名…[人間族]
称号…[神の使徒]、[多重人格者]、[転生者]→ [無し]【隠蔽後】
スキル…[隠蔽 Lv.∞]、[獲得経験値倍増 Lv.2]、[鑑定 Lv.∞]、[不死 Lv.∞] → [初級剣術 Lv.1]、[初級魔術 Lv.1]【隠蔽後】
魔法…[全属性 Lv.10]、[魔法創造 Lv.10]、[大魔法 Lv.10] → [生活魔法]【隠蔽後】
加護…[創造神の加護 Lv.10]、[魔法神の加護 Lv.10]、[武神の加護 Lv.10] → [無し]【隠蔽後】
このステータスは、公に洩れると不味い。
おっと、隠蔽 Lv.∞ がある。
念の為だけど、隠蔽の効果は...
隠蔽…主にステータスを隠蔽できる。Lvによって隠蔽できるものの範囲が変わる。
Lv.∞の場合、無制限で都合がいいように自分のスキルを置き換える事ができる。
「隠蔽...チートすぎる...。」とマルタは言葉を飲み込んだ。
自分のステータスに隠蔽を施した後、もう一度「ステータスオープン」をした。
名前…[マルタ]
職業…[村人]
性別…[男の子]
年齢…[11]
レベル…[1]
種族名…[人間族]
称号…[神の使徒]、[多重人格者]、[転生者]→ [無し]【隠蔽後】
スキル…[隠蔽 Lv.∞]、[獲得経験値倍増 Lv.2]、[鑑定 Lv.∞]、[不死 Lv.∞] → [初級剣術 Lv.1]、[初級魔術 Lv.1]【隠蔽後】
魔法…[全属性 Lv.10]、[魔法創造 Lv.10]、[大魔法 Lv.10] → [生活魔法]【隠蔽後】
加護…[創造神の加護 Lv.10]、[魔法神の加護 Lv.10]、[武神の加護 Lv.10] → [無し]【隠蔽後】
これで良し。
とりあえず、全属性魔法が使えるようだから何を使おう?
暗いからこれにしよう。
「光球!」と唱えると自分の頭サイズの光の球体が生成され、周辺が少し明るくなった。
それから、結界魔法を張って寝床を作り、やがて眠りに就いたのだった。