第二話 丸太郎、異世界の闇を知る (2)
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※狂気を感じる作品です。
ノア:「凄いうめき声だしてて面白いわぁ」
マルタ:「…こんなの間違ってる…。」
ノア:「…マルタ?」
マルタ:「こんな公開処刑をして相手をいたぶって楽しむなんておかしいよ!なんで、これを見て面白いなんて思えるの!?みんなおかしいよ!」
ノア:「………」
(その場が一瞬で静まる)
ノア:「…マルタ…君がそう思うなんて思わなかったよ…。君も堕ちたんだね。」
司会者:「異種族に味方する異端者の誕生だ!!」
一同:「ウォォォォォォォォォォォ!!」
一同:「異端者は村を出て行け!家族共に晒し刑にしろ!いや、異種族共と共に殺せ!」
ノア:「マルタ、短い間だったけど楽しかったよ。残念だけど、明日以降村で見かけたら殺すから。」
マルタ:(この村がおかしいのか…)
マルタは、思った。
この村を夜にこっそり抜け出そうと。
〜〜≪その日の夜≫〜〜
夜出ようとしていたら母さんに出る前に呼び止められた。
出る前に温かいスープを飲んでいく事を勧められた。
思えば、母親に渡される愛のお別れのスープ…これが愛なのかと思い出浸っていると、
体が痺れてくるのは感じてきた。
母は「マルタ、母さんはマルタを衛兵に突きだせば大金が貰えるの。だから、最後の親孝行で母さんの為に死んで?」
絶体絶命のマルタ…
しかし、運がいい事に麻痺治しの薬を飲んで
命からがら家からそして村から逃げた。
幸いながら追ってはいなかった。
次なる目的地を決め、マルタの冒険は今始まるのだった。