表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

目からスパゲッティを食べる。

作者: 電脳巻層雲

真面目に読むのはやめてね。



今日の俺は一味違う。


そう思ったのは、気のせいではない。なぜならば、俺の体には新しい器官を作るの能力を手に入れたからだ。


例えば、心臓をもう一つ作って、心臓をつぶされても生きている。という一芸も手に入れることができる。


この世界。ユグドライザでの生活は過酷だ。

人族は、仲間であるエルフ族やドワーフ族などよりも劣った存在であるとされている。

しかも、魔族の攻撃も厳しいものになりつつあるので、今日を生きるのに必死な毎日である。


そんななか大司祭から一年に一度選ばれる能力付与の儀式。これは一年に一人しか選ばれない。

その一人になぜか選ばれたのは俺、ナルセ・イザナミである。


俺、ナルセは、心を躍らせていた。

俺は12歳から冒険者となっ3年、今でもEランクの冒険者だ。

同じ村で同期のゲシュタルトはBランクにまで上がっていることを考えると落ちこぼれである。


そんな状況で俺が選ばれたのは、幸運だったと言える。

これで厳しい生活から脱却して、実家への仕送りも多くすることができる。


そう考えていた。


そして、大司祭もびっくりの能力は器官を作る能力であった。

大司祭よりもびっくりしたのは俺だ。


意味不明な能力だ。

普通はユニークスキルとかで、相手の能力を奪うとか、Bランクレベルを何人相手にしても勝ことができるレベルではない能力を与えられるはずだ。


そんな結果、大司祭も気まずくなったのか俺は足早に帰ることとなった。


どうすればいいのか。これでは冒険者としてのランクアップは考えられない。


そんな中で、苦肉の策で、苦渋の選択で思いついたのは、大道芸で目から食事すればいいんじゃね?という発想だ。

我ながら天才だ。これで、冒険者をやめて安全にお金を稼ぐことができる。


俺の大道芸人人生がはじまった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ