門番さん
お久しぶりです!
両脇を二人に固められ、ギルドに向かうと、残り二人の野郎も合流。
「えっと、何があった?」
「聞くな!多分察しの通りだ」
「マジで?あの二人を?怖いもの知らずか?」
「いや、あの人も相当変わってるっぽいしなぁ」
そこ二人!コソコソ言わない。
全部聞こえてるし!
「で、これから四人はどうすんの?」
「「五人でしょ!」」
ヤバイ、この2人、目が座ってる。
で、
「俺が思うに、俺と狩りするには、4人は弱すぎる。であるからして、4人を鍛えようと思います!
大変都合よく、10日後にとある軍の新兵訓練の教官をします。4人にはそこに入ってもらいまーす!これは決定事項です!」
「「「「横暴だ」」」」
「冒険者にとって、弱さは罪なのだよ。諦めろ」
「ねえ?」
「ん?」
「ここって、ヘルスネーク公爵軍の本拠地だよね?」
「ヘルスネーク公爵の屋敷でもあるよ?」
「教官って聞いてたんだけど?」
「だから、ヘルスネーク公爵領軍の新兵に、魔物退治の訓練をする教官だよ。」
「ヘルスネーク公爵軍って言えば、泣く子も黙る王国最強軍じゃねーか!」
「うるさいなぁ、知ってるよ!俺が鍛えてんだから!」
「あんたいったい何モンだよ!」
「Sランク冒険者だよ!」
「「「「あ!」」」」
忘れてたらしい。
で、ようやく門の前に。
「ここに何の用だ?」
門番の男が聞いてくる
「誰に言ってんだよ、トム!また崖から突き落とすぞ?」
「ああ?ひ、ひぃぃぃっっっ!す、すいません、パイソン教官っ!すぐ開けます!今開けます!すいませんすいませんすいません!」
「わかりゃいいんだよ!お役目ごくろう!」
「はいっっっ!」
「なんかあの門番さん、泣いてなかった?」
「俺も涙が見えた気がする。」
「いや、震えてたし。」
「てか、あの人、結構な年だったよね?」
「「「「あんた何したの?」」」」
無視しとこ。
別の作品も書き始めちゃいました。
ラーメン屋さんのほうは、完結しました。




