■八月七日 ツンデレの血脈 転
♥♥♥服飾に呪われた魔法少女テレビシリーズ
♥♥♥第七話 ツンデレの血脈 転
小生は、イタドリスズランマルと申します。
ペイジのロールをいただき、ウヲッカ帝國虎嘯館學園の一年生となりました。
ペイジですので、學園生ではあっても、実際に學園に通うことは許されません。
帝國軍の『将』位にある御方に、お仕えせねばならないのです。
入學式の後、帝國軍の大将、中将、少将が集まっておられる宴席へ連れて行かれました。
そこで、競売のようなことをされるのです。
もちろん、実際に売買いされるのではありません。
『将』位にある方々が、帝國軍への寄付金の額を競われるだけです。
小生は、ヒイラギリンドウ少将に落札されました。
先の世界大戦以降では、最高額だったと聞き及んでいます。
一カ月ほど、専門教育を受けてから、落札者に引き渡されます。
教育内容は、昼夜を問わず、身も心も、『将』にお仕えするように、というものです。
毒味役などはもちろんのこと、寝所に暗殺者が来たら身を挺してお護りしなさいと教わります。
名前も変わります。
小生、親から貰った名前はスズランと申します。
ペイジになると、名前の最後にマルが付加されるのです。
それから、純白のペイジ服を着ることになります。
上半身は軍服なのですが、下半身はカボチャパンツで、白タイツです。
小生は、幸せ者です。
リンドウ少将は、強面の冷血漢として知られています。
自身にも部下にも厳しく、信賞必罰をもって臨む方です。
なのに、そんなリンドウ少将が、小生にだけは、優しくしてくださるのです。
十六年前、蝗害の兆しがあった際、リンドウ少将は、先手必勝を主張されました。
奇襲攻撃をもってカストリ皇國へ攻め入り、ツンデレ地帯の麦を確保すべきと――。
ところが、他の『将』は、戦を厭い、かといって他の対策を為すこともしませんでした。
いたずらに日が経過する間に、蟲たちはツンデレ地帯の麦を喰い尽しました。
世界全体が食糧難となり、世界大戦となります。
ろくに兵糧すらない帝國は、敗戦しました。
他の『将』たちは、恥知らずにも、敗戦の責をリンドウ少将に負わせようとしました。
しかしながら、帝國軍の内外にも、少将の高潔さを支持する方々がいて、両者の駆け引きの結果、現状に至ります。
リンドウ少将は、将位こそそのままでしたが、中央から、ツンデレ地帯の国境門を護る、屯田兵団へ左遷されたのです。
実は、この左遷は、少将自身が望んだとされています。
少将は、次の蝗害が発生したら、今度こそ先手を打って、ツンデレ地帯を制圧するおつもりです。
ツンデレ地帯の麦は、世界に冠たるウヲッカ帝國の民を活かすためのもの。
カストリ皇國は、ツンデレ地帯の麦がなくとも、ジャングル風呂地帯の米があるではないか、とお考えです。
そして、今年三月、蝗害の予兆がありました。
リンドウ少将は、行動を開始します。
まずは、元々、国境門の警備用に数百人しか配置されていなかった屯田兵を、段階的に、数千人規模にまで増強します。
そのうえで、ウヲッカ帝國とカストリ皇國の友好派の象徴となっているカップルを襲撃します。
御影辺境伯家嫡男の密様と、スイレン伯爵家の令嬢レンゲ様です。
国境門のウヲッカ帝國側で、密様がレンゲ様を殺害し、国境の橋を渡って、カストリ皇國側に逃亡するという状況を演出しようとしました。
リンドウ少将の計画では、逃亡する密様を追って、大義名分を得たウヲッカ帝國軍をカストリ皇國へ侵攻させる心づもりでした。
密様とレンゲ様は、二人揃って『魔法少女』のロール持ち。
しかしながら、レンゲ様は、學園入學前であるばかりか、いまだトラウマイニシエーションすら得ていないのです。
当然、密様の足を引っ張ることしかできないはず。
この襲撃の成功を疑う者は居ませんでした。
ところが、レンゲ様は、襲撃そのものをトラウマとし、學園で力の操作を学んでもいないにもかかわらず、その場で力を開花させたのです。
しかも、レンゲ様の力は、親譲りの『転移』。
その力を使って、二人は、いずこへか、逃げおうせてしまいました。
レンゲ様の襲撃者は、身元を隠蔽してあったので、リンドウ少将が追求されるようなことはありません。
しかしながら、密様やレンゲ様側の者たちは、襲撃を指示したのがリンドウ少将だと気づいていると思われます。
襲撃直後、リンドウ少将の食事に、毒を盛られたことが、数回ありました。
これにより、毒味を行ったペイジ三人が、次々と亡くなりました。
そんな経緯で、小生が新任のペイジとして補充されたのです。
小生の落札が高額だったのは、見目の良さに加えて、毒検知の力を持っているからでした。
☆
現在、麦は、収穫期目前です。
蝗害発生も、また、間近だと考えられています。
蝗害発生が明らかになり次第、リンドウ少将は、屯田兵を動かし、カストリ皇國側の麦確保に動く覚悟です。
そんな一触即発の状態だというのに、間の抜けたニュースが飛び込んできました。
ウヲッカ帝國の帝室の方々が、カストリ皇國の皇室に、カストリ皇國において人気の『服飾に呪われた魔法少女』の帝都公演を依頼したというのです。
その魔法少女五人は、學園偶像と呼ばれていて、世界中で大人気なのだそうです。
幼い帝女様方が、どうしても『カースウィチ』に逢いたいとダダをこねたのだとか……。
――『カースウィチ』って何でしょう?
『服飾に呪われた魔法少女』たちの、
偶像グループ名なのですか?
リンドウ少将も、小生も、テレビなど見ないので、
何のことだか、さっぱりです。
その『カースウィチ』が、この駐屯地で一拍し、その際、慰問コンサートを開いてくれるそうです。
こんな時にと思いますが、帝室の肝いりなのですから、拒否などできません。
それに、屯田兵にも、『カースウィチ』ファンが多いらしく、駐屯地内は浮き足だっています。
☆
慰問コンサート、当日、特設ステージは、一曲目から、歓声に沸き返っていました。
テレビカメラも入っていて、ウヲッカ、カストリ両國に、ライブ中継されています。
『カースウィチ』は、五人ともメチャクチャ可愛くて、キラキラしています。
これでは、年齢性別を問わず、ひと目見たら、虜にならずにいられません。
数曲終わったところで、チアリーダーの服を着た子が、マイクを取ります。
自分のことを『舞踏衣装魔法少女』だと自己紹介。
さっきから、気になっていた子です。
というのも、このチア服の子が、小生の毒検知能力に、ほんの僅かながらひっかかるのです。
いや、あれは毒ではありません。
言ってみれば、蝶の鱗粉のようなもの。
キラキラしているだけで、無害なはずです。
なのに、この子が唄って踊る度に、この場にいる兵士たちが、デレデレと、だらしなくなっていく感じがします。
危機感知能力や、戦闘力まで下がってしまいそうな、酩酊感です。
このチア服の子が、リーダーらしく、他のメンバーを順に紹介していきます。
二人目の『カースウィチ』は、ゴスロリ服を着た子です。
『文化部衣装魔法少女』だと紹介されました。
この子はなぜか、キラキラ光るビーズで飾られた仮面をつけています。
仮面をつけているのに、めっちゃ美人さんだと分かります。
あれっ、この子の背格好や、豊満な胸って、既視感があります。
この子って、スイレン伯爵家のレンゲお嬢様の、そっくりさんです。
いや、もちろん、レンゲ様、ご本人でないことは、ちゃんと分かっています。
レンゲ様は、金髪碧眼ですが、このゴスロリの子は、カストリ人らしい黒髪黒眼です。
三人目は、陸上ウェアの子で、『運動部衣装魔法少女』です。
この子のダンスは、演武のような鋭さがあります。
四人目は、旧スク水の子で、『スクール水着魔女っ子』です。
まるで、お人形さんみたいなカワイさです。
ステージ上を、ヒョコヒョコ走り回っています。
いきなり転んじゃいそうで、見ていて心配になります。
五人目は、ノースリーブ・セーラーワンピの子で、『セーラー服魔法少女』だそうです。
ステージを見てれば、誰でも気がつくけど、この子一人だけ、唄も踊りも下手っぴです。
唄は、ときどき音程が外れるし、踊りも、出遅れがち。
でも、なんと言うか、一生懸命やっているから、応援したくなります。
観客席の兵士達も、「ピンクちゃん、ガンバレ!」と声援を飛ばしています。
『ピンクちゃん』という呼び方は、この子の服が、ドピンクだからですね。
チア服のリーダーが、『セーラー服魔法少女』を紹介した後に、一言付け加えました。
「実は、この子、『男の娘』なんです。ウヲッカ帝國で、異性装が受け入れられないみとは知っていますが、帝室のご許可をいただいての訪問ですので、ご理解くださいね」
コンサート会場が、暖かい拍手に包まれました。
あれっ、やっぱり何かヘンです。
兵士って、盲信的な国粋主義者ばかりなのです。
もし、国境門を女装子が通ろうとしたら、その場で、首を刎ねるでしょう。
帝室の判断を尊重するにしても、拍手はヘンです。
兵士達は、みな、とろんとした目で、ステージを見つめているだけで……。
やっぱり、チア服のリーダーが、何らかの精神操作を行っている気がします。
それに、もうひとつ、気がついてしまったことがあります。
リンドウ少将は、ステージ脇の特別席におられます。
そして、小生は、ペイジとして、その後に控えています。
だから分かるのですが、それまでさして興味なさそうにしていた少将様が、『男の娘』という言葉に、ピクリと反応したのです。
小生は、少将様が、この歳まで未婚であることを知っています。
その一方で、ペイジを、とっかえひっかえしてきたことを知っています。
我が身をもって知っているのです。
少将様は、『ピンクちゃん』のセーラーワンピの裾が、ちらちらと揺れる様子を凝視されています。
小生は、自分の中に、『ピンクちゃん』への敵愾心というか、嫉妬心というか、よく分からない、ドス黒い感情が、湧き起こってくるのを、止められません。
いまここに集まった人々は、みな『ピンクちゃん』の味方で、自分だけが、ピンクちゃんの敵なのだと感じました。
チア服のリーダーが、重ねて、観客の意識を誘導します。
「ピンクちゃん、よかったね。屯田兵のみなさんも、ピンクちゃんを応援してくれるって――」
すると、ピンクちゃんが、マイクを受け取って、こう言います。
「屯田兵のお兄ちゃん、お姉ちゃん、ありがとう。ボク、うれしいな。お礼に、いっしょうけんめい唄うね」
「それじゃあ、次は、ピンクちゃんのソロ曲が、いいね。皆さん、聞いてあげてね。『科學戦隊レオタン』の挿入歌で、『獅子の子守歌』です」
会場の照明が暗くなり、ピンクちゃんにスポットライトが集まります。
ピンクちゃんが、唄いはじめました。
ほんとうに、ゆったりとした曲調の、優しい曲です。
たたかう獅子に、いま、ひとときの安らぎを
いさおし獅子に、いま、永遠の安寧を
ね~むれ ね~むれ ボクのむ~ね~で
ね~むれ ね~むれ ボクのひ~ざ~で
上手じゃないけど、懸命に唄っているのが伝わってきます。
それに、とんでもなく美しい、甘えるような、ボーイソプラノです。
天使の歌声って、こんなんだと思います。
ピンクちゃんが、唄いながら、少将様の席へ歩み寄ってきます。
ピンクちゃんが、唄いながら、くるりと身を翻して、少将様に擦り寄ります。
――な、なんたる不敬。
あんなこと、この小生ですら、許されないのに――。
前へ出て制止しようとしたら、とんでもないことに気がつきました。
少将様が、片手を伸ばして、ピンクちゃんのセーラーワンピの裾を、ぎゅっと握り込んでいるのです。
その手は、裾の中に伸ばしたくて仕方ないのを、堪えるように震えています。
小生、ギョッとして、少将様のお顔を覗き込みました。
ああ……少将様のこんな表情、見たくありませんでした。
下劣な欲望に堕ちた、蕩けるような表情です。
何より、許せないのは、少将様が、小生には一度も向けてくださったことのない、甘えるような表情を、こんなゲスな、ピンクのイロモノに向けておられるということ。
小生は、毎晩、誠心誠意ご奉仕させていただいているというのに――。
このピンクのスベタだけは、許せない。
小生、ピンクのスベタの前に、進み出ます。
ノースリーブから露出している、剥き出しの二の腕を掴みます。
「芸人の分際で、少将様に触れるなど、無礼――」
そう言いながら割って入ろうとしたら――張り倒されました。
それも、少将様から――。
これまで、小生にだけは優しくしてくれた、少将様から――。
ピンクのスベタは、困ったようにモジモジしながらも、唄っています。
ね~むれ ね~むれ ボクのむ~ね~で
ね~むれ ね~むれ ボクのひ~ざ~で
ピンクのスベタが、あろうことか、唄にあわせて、少将様の頭を撫ではじめました。
小生に向けていた険しい表情が、ふっと和らぎ、にっくきピンクのスベタに向けられます。
会場にいる兵士たちが、氷つきました。
あの鬼のリンドウ少将の頭を撫でるなんて、そんな暴挙が、許されるはずがありません。
他の者が、間違ってそんなことをしでかそうものなら、少将様は、腰のサーベルを抜いて、その場で手打ちにされるでしょう。
ね~むれ ね~むれ ボクのむ~ね~で
ね~むれ ね~むれ ボクのひ~ざ~で
少将様の表情は、どんどん蕩けていって、無垢な少年のようなものになっていきます。
そして、あろうことか、少将様は、すーっと、気持ちよさそうに、目を瞑られました。
たたかう獅子に、いま、ひとときの安らぎを
いさおし獅子に、いま、永遠の安寧を
唄は、最後のフレーズです。
ピンクのスベタは、少将様をキュッと抱き寄せました。
ピンクのスベタの肩の上に、幸せそうに眠る少将様のお顔が見えます。
小生は、張り飛ばされた状態のまま、床の上から、ステージ全体を見上げていました。
そのとき、『スクール水着魔女っ子』の水着から、何かが滴りました。
直径三㎝ぐらいの水球です。
それが、重さのないシャボン玉みたいに、ふわんと浮遊しています。
会場は暗く、照明はスポットライトのみ。
水球は、スポットライトを避けるように、低い位置を浮遊していきます。
だから、その水球が見えているのは、たぶん、ステージ上にいる小生だけです。
水球が、急に跳ねあがりました。
向かう先は、少将様の顔面です。
あれは、ぜったいに、なにか良くないものです。
小生は、床から跳ね上がって、その水球を掴もうと手を伸ばしました。
ピンクのスベタが、少将様を抱いたまま、指先で何かを『拒否』する仕草。
とたんに、小生の身体は、見えないなにかに跳ね飛ばされます。
ステージ上から転落する間に、小生には見えていました。
水玉が、少将様の、鼻腔と口腔に飛び込んでいくのを――。
少将様は、ピクンと身体を震わせ、ウグッと硬直し、そしてグフッと脱力しました。
そのまま、ピンクちゃんを押し倒すように、椅子から転がり落ちました。
兵士たちのほとんどは、何が起こったのか、どう対応して良いのか分からない様子。
それでも、尋常でない事態だと察し、ザワつき始めます。
小生は、転げ落ちたステージ下で、立ち上がり、叫びます。
「小生は見ました。此奴らが少将様を窒息死させました!」
すると、屯田兵の仲でも勇猛さで知られる数人が、立ち上がります。
『運動部衣装魔法少女』の陸上っ子が、ズンと前に踏み出して、「グングニル」と叫びます。
するとその手に、神々しい光に包まれた大槍が出現します。
大槍は、出現と同時に放たれています。
先頭を切って、舞台に跳躍していた男の腹に大穴を開けます。
そのまま天井を突き抜け、そこを崩落させ、遅れて轟音が響き渡ります。
しかも、いま投擲されたはずの大槍が、陸上っ子の手の中に戻っています。
陸上っ子は、会場内の兵士を睨み付け、「鎮まれ!」と一喝します。
「オレたちを見ろ! オレたちは、隠蔽していた魔力を、既に解放した。兵卒にはムリでも、小隊長クラスなら分かるだろう。オレたち五人は、一人だけでも、ここにいる全員とヤリあえるぜ。そうしたくないから、こんなまどろっこしいことやってんだ。まずは、黙って、話しを聞け」
会場が静まったところで、今度は、ゴスロリ服の『文化部衣装魔法少女』が進み出ます。
たかだか芸人風情でありながら、さっきまでと違って、威厳が感じられます。
おもむろに、付けていた仮面に手をかけ、外します。
すると、黒髪黒眼が、金髪碧眼に一変しました。
そして、話し始めます。
「わたしは、スイレン伯爵家のレンゲです。この場には、三月末に、わたしと、御影辺境伯家の密様を襲った者の顔もありますから、わたしのことを知らないとは言わせません」
さっきまでの片言ではなく、流暢なウヲッカ語です。
「ヒイラギリンドウ少将には、この世界から、退場していただきました。これは、我がウヲッカ帝國の帝室と、カストリ皇國の皇室の合意によるものです。両國は、リンドウ少将の行為を放置すれば、第二次世界大戦へ至ると認識しており、これを望んでおられません」
☆
近隣で待機していたウヲッカ帝國の憲兵隊が到着しました。
屯田兵団は、一旦その指揮下に入り、いずれ解隊される予定です。
三月末の襲撃に加わった者については、少将の命令に従ってのこととはいえ、相応の処罰があるそうです。
『服飾に呪われた魔法少女』五人は、早々に、国境門からカストリ皇國側へ帰っていきました。
『帝室に招かれ、ウヲッカ帝國の帝都での公演に向かっている』というふれこみは、まるごと作り話だったそうです。
小生はというと、ウヲッカ帝國の虎嘯館學園へ戻されました。
ペイジ服は捨て、學園の學生服姿です。
名前も、スズランマルから、スズランに戻りました。
既に、一學年の前期が終わっているので、追いつけるよう懸命に勉学に勤しんでいます。
そうやって、表面上は恙なく過ごしているのですが、小生の心は、壊れてしまったようです。
小生、あのとき、ピンクのスベタを殺したいと思いました。
いえ、正直に言います。
いまでも、あのカワイイ顔を潰して、殺してやりたいのです。
敬愛していた少将様の仇だから?
いえいえ、そんなキレイゴトではありません。
嫉妬したからです。
あの一瞬で小生から少将様を奪ったピンクが憎い。
そして、あの一瞬で小生からピンクに乗り換えた少将様も憎い。
何より、小生、そんな醜い小物でしかない自分が、憎いのです。
いつか、この気持ちに折り合いがつけられる日が来るのでしょうか。
~~~ 薄荷ちゃんの、ひとこと次回予告 ~~~
■八月九日 蟲の皇 結
科學戦隊レオタンの総力を結集した、最終兵器が発動しました。
これで、なんとか、蝗害も終息と思われたそのとき、思わぬ事態が発生します。