第32話 2階層から
おそらく誤字、脱字等あるとは思いますが、どうかその寛容な御心でお許しください。
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2階層は...普通の洞窟って感じだな。岩肌、苔、どこかから聞こえる水の音。いいね!
「学校では、どんな授業するんですか?」
「え?いや、僕は騎士学校を出てないからわかんないんだけど...。」
「あぁ、そっか。魔法学校ではどんなことを教えてるんですか?」
「基本的には座学だね。座学と実技の比率でいうと7:3くらいかな。」
「そんなにですか!?」
「うん。そもそも、魔法を自由にぶっ放せる場所が少なすぎて、順番が回ってこないんだよ。」
「あー。ちょっとした魔法は使わないんですか?なんかちょっと火をつけるみたいな。」
「やるにはやるけど、魔力多いだけで制御がちゃんと出来ない子とかが多いから、広い空間でやらないととんでもないことになるんだよね。」
「具体的にはどういうことになるんですか?」
「魔力が枯渇するか本人が死ぬまで周囲を焼き尽くすね。」
「えぇ...こわ...。」
「大丈夫。君は大して魔力無いからちょっと炎出てすぐ終わるよ。」
「魔力がゼロになったらどうなるんですか?」
「あ、あれ経験したことないんだ。」
「枯渇寸前までなら行ったことあります。」
「経験してみる?」
「え、一応どうなるかだけ聞いてもいいですか?」
「うーん、大人なら二日酔いで通じるんだけど...。簡単に言うと、頭痛と吐き気が一度に襲い掛かってくる感じ。寝ようにもきつすぎて寝れないし、なんかめっちゃテンション下がってマイナス思考になっちゃうんだよな。」
「なるほど。遠慮しておきます。」
「いや、でも、何事も経験だよ?」
「大丈夫です。」
「少しでも慣れておいた方がいいと思うんだけど。」
「い~や、いいです。それは今後気を付ければいいだけなんで。」
「そっかぁ、もし経験したくなったら言ってね?面白、いや心配だから見に行くよ。」
「無いと思います。」
このおっさんまじか。苦しんでる俺見て笑いたいだけだろ。たまーに終わってること言うんだよな、このおっさん。
というか魔法学校じゃなくてよかったな。小っちゃいころにちょっと魔法教えてもらった時ですらだいぶきつかったもんな。なんか、魔力で精霊に語りかけてあーだこーだ。前世から授業そんなに好きじゃなかったし。騎士学校では実技が多いことを祈ろう。親父殿の優秀な遺伝子を継いだ俺なら無双も夢じゃないはず。あ、でも才能無いとか言われてたな。ガチへこむわ、やめてくれよジジィ。
(ジジィと呼ぶんじゃない。)
マジで暇なんだろうな、師匠。でも、少なくとも一ヶ月は向こういけないからな。ドンマイ師匠。
「お、向こうに熊いるね。あれとタイマンなら問題ないんじゃない?」
「え、結構でかくないですか?少なくとも僕よりはでかいですよね?」
「見た感じそうだね。でも、君のお父さんよりでかい魔物はいっぱいいるけど、どの魔物もあの人には勝てないよ?」
「そりゃ父上だからでしょ。」
「うだうだ言わないで、さっさと行きな?」
「うっす。」
剣を後ろに引きながら、熊との距離を詰める。熊は両手を上げ、咆哮して威嚇をする。
走りながら、身体強化を下半身に強めにかけ、イメージする。今まで自分が見てきた中で、最速最強の突きを。
右半身を後ろに引き、腰は少し低く落とす。熊の心臓に狙いを定め、しっかり見据える。
熊との距離を十分に縮めると左足で強く踏みしめ、右手の剣を突き出す。真直ぐ、歪みなく、澱みなく、最短距離で。
剣は熊の体に刺さると、その勢いを失うことなく柄までめり込んだ。
「今の...グレンゴルドの模倣かい?」
「はい。」
「やっぱそうか。あの野郎、戦闘力だけは本物だからな。認めたくないけど。まぁ、本物と比べるとさすがに劣るけど、今の突きはかなり良かったよ。さすがは、ゴネリルの息子だね。」
「えぇ、まぁ。」
流石に大満足だな。今後この突きは鍛えていこう。やっぱ、正当に強い一撃があるから不意打ちが光るんだもんな。
「あ、また熊がいますね。」
「まぁ、一回倒してもらってるしもういいかな。」
そういうと、ガルさんは一匹の炎の小鳥を呼び出し、熊を爆発四散させた。
「よし、行こうか。」
「えぇ.......。」
ぐっろ。マジか、この人...。いや、でも、まぁ、手っ取り早いか。
こうして、ガルさんがサクサク掃除しつつ、たまに自分で倒しながら2階層を探索すること数時間。次の階段を見つけた。
「結構かかりましたね。」
「そうだね。まぁ、2階層は確か広めだからね。」
「次いきますか。」
「いや、疲れが残った状態で次に行くのは危ないから、今日はここで休もうか。」
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