スコップ
「詩を描こう」エッセイの作品例に描いたものです。
だれかのあしもとにころがったスコップ
それがぼく
だれにも手にとってもらえないスコップ
それがぼく
だってこの街はどこまでいっても
アスファルトとコンクリートで敷き詰められてる
ぼくが掘れる場所なんて ひとつもないじゃないか
穴を掘れる場所がなけりゃ
だれもスコップを手にとってくれない
穴を掘って見せなきゃ
だれもスコップのことに気づいてくれない
ぼくはそんなスコップ
アスファルトとコンクリートで敷き詰められてる
この街に運悪くうまれて
だれかのあしもとにころがったまま
だれにも手にとってもらえない
ぼくはそんなスコップ
それがぼくだし それこそがぼく
他の作品例は、ちゃんとした「作品」として投稿できるものではないので(笑)
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