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黄昏に染まるその陰で  作者: 三当香季
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第1部 ACT4 それは何度目かの・・・

脳ナシがチラシの裏に書いた妄想作品です。

難しく考えずにお読みください。


 その出来事は一瞬だった。

 -眩しい-

 そう思うと同時に、鈍い音が響き渡り、光とともに激痛が体全体を包み込んだ。そして、眩しい光は静かに消えた。


 闇の中でチカチカとわずかばかりの光が点滅している。すると次第にざわめきが耳に入ってきた。

 -体が・・・動かない-

 それどころか、体全体の感覚がなく、不確かな存在にでもなってしまったようなそんな感じがした。


 -これは・・・どういうことだ?-

 -夢?-

 -夢でなければ・・・-


 ふっと湧いて出たひとつの単語


 “死”


 -俺は死ぬのか?-


 そう思った。そのとき、


 「残り・・・四回だな」


 そんな声が聞こえた・・・ような・・・気がした。


 -残り・・・四回?-


 -なんだそれ?-


 -お前、誰だ?-


 そこで、俺の意識は何かに引っ張られるように重く鈍くなっていった。まるで泥の中へとずぶずぶと沈み込んでいくようなそんな感じでもあった。

 泥の中に沈み込んで行きながら、もがくように思う。


 -何の残りが・・・四回・・・なんだよ?-


 泥におおわれていく中、抗うように、


 -残り四回って・・・なんなんだよ-


 思考を続けようとした。

 しかし、泥の支配から逃れることはできなかった。



 黒く暗い泥の中に堕ちていき、彼の存在は失われた。

 闇に溶け込んで、無になったのだ。

 そして、その光のない世界に、なぜかオルゴールの音が響いた。

 その鎮魂歌がなぜ流れているのか、きっと知る者はいないだろう。


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