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聖職者の残虐性

怪異及びモンスター視点で描かれた今作。皆さんも口裂け女様が暴れないようお祈りしていてください。(笑)

数々のゴーストたちの絶叫が吹き乱れる墓地に、幾人かの冒険者パーティーが増えすぎたゴーストの討伐に来ていた。


「おのれ、人間め・・・。我らの住処を・・・。よくも・・・ボ~エ~。」


浄化されていく、ジャ〇イアンボイスなゴーストたち。


そこに止めをさするは聖職者の聖女様・・・。次々と祓われて行き、墓地は静寂の闇へと戻る。



「な、なんて、酷い事を・・・。まだ生まれたばかりの悪霊たちなのに・・・。まだ人間どもを数人しか殺していないだろうに。さぞかし無念であっただろう。」


ゴーストが一体祓われる度にむせび泣く口裂け女。


え、どうしましょうか。この状況? 


どっちが悪いって人間視点でいったらゴーストだし、口裂け女さん視点でいったら冒険者たちだろう。


「と、取り敢えず、幼いゴーストたちを助け出しますか?」

「いや、いい。このままでな。強いやつは勝手に生き残るのじゃ。」


そこはシビアなんですね。おみそれ致しましたよ。口裂け女様。


「そう言えば、こんな世界観ですけれども。実は最近、東国の商人と知り合いになりましてね。それで、もち米と黒糖をわけてもらえたのです。」

「むう。だからなんじゃ。」


「ここから一番近い町では、黒インゲン豆が収穫できるんですよ。」


「豆か・・・。我はあんまりビーンズスープは好かんのじゃ。」


「口裂け女様は私と同じ、日本出身ですし、良かったら、おはぎ作って差し上げますよ。」


「お、おはぎじゃと!?」


「はい。お嫌いじゃなければですが。」


「そ、そうじゃな。我もたまには甘味も必要な気がしてきたな。」


「それはちょうど良かったです。」


「早くお主の家へ帰るのじゃ!」


「わ、分かりました。そっちじゃなくて、逆方向ですよ!?」


「むう。早く案内せい!」


思ったよりも元気づける事ができ、そして食いつきが良かった口裂け女様。彼女のこういう一面が本当に微笑ましいものだ。

ちょっと短めでしたね~。また連載再開しようと思います。スローペースですが、今後ともよろしくです♪

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